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44歳

「まだ返信出来ておりませんがSNSやメッセージで多くの方に祝っていただきました。皆さんからのお気持ち本当にありがとうございます。最近は髭が生えています。」

誕生日、天気が良ければ一人で乗鞍・エコーラインでもゆっくり走ろうかと思っていたが、今日もまた雨の奥三河で家族とともにゆっくり過ごした。気がつけば44歳。去年の今頃は自分自身の肉体についても、そして世界、日本、自分を取り巻く環境がこんなに変化することなんて想像できなかった。自身の大怪我によるボルトの入った体、そして未知の感染症による加速する不確実な未来。

誰もが自らの在り方、働き方、暮らし方を見つめ直し、自ら答えを考えながら、価値、様式、楽しみを否応なく変化させなければならない、一人一人が変化しなければならない厳しい時代である。

けれどそうして変化していかなければならないのであれば、やはり僕は何かに挑戦し続けたい。しかしながらこうした節目の時には毎回この様なことを書いている気がする。「どれだけ出来た(果たせた)のか?」という検証をすれば多分「明日からやろう」「来週からやろう」「来月からやろう」と、いうふうにいろんなものを引き延ばしながら、多くのことを忘れてしまったふりをするのだろう。もちろん全てが全てという訳ではないけれど。

こうした世の中の情勢下では従来開催してたり、関わっていたイベントもこれまで通りとはいかない。そしてそれに伴い自分の役割も変化していくだろう。また自分が果たしたいと思う自発的に望む役割も変わるだろう。多分もう自分の中で気づかないうちに変化し始めているはずだ。

きっとこの一年は新しい自分のために多くの時間を割くことになるはずだ。だからこそ「(まず)考える」のではなく、まず心の赴くままに「(できることから)行動したい」と思う。さて、来年の今日、僕はこの毎日綴っている日記にどんなことを記し、どんな景色を見ているんだろうか。


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