「読書について」シュウペンハウエル著をわかりやすく要約
シュウペンハウエルとは、18世紀ごろのドイツの哲学者である。
この人物が記した「読書について」について、印象的だった記載などを記していきたいと思う。
読書が習慣化している著者にとって、新鮮な記載もあったので書き記しておきたい。
■紹介する書籍
この本の冒頭に記載に、多読(書物をたくさん読むこと)は自分でものを考える力を失っていく、など本をたくさん読むことに対して否定的な記載がある。これは新鮮である。
読書は、他人にものを考えてもらうことである。
「熟慮」を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものになる。
読書に際しての心がけとしては
読まずに「すます」技術が重要である。その技術とは、多数の読者がむさぼり読むものに、遅れまいとばかりに手を出さないことである。
悪書を読まなすぎることもなく、良書を読みすぎるということもない。
良書を読むための条件は、「悪書を読まぬこと」である。
この本の冒頭に記載に、多読(書物をたくさん読むこと)は自分でものを考える力を失っていく、など本をたくさん読むことに対して否定的な記載がある。しかし、後半で「良書を読みすぎるということもない」という記載がある。ただ、やみくもに読むのではなく悪書を避けて、良書を熟慮しながら読むのであれば、いくら読んでも読みすぎることはないということである。
この本では、ギリシア、ローマの古典に勝るものはないとのべている。わずか半時間でも、この類の本を手に取るべきだと述べている。
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