一人だけど独りじゃない
・近年の自殺とは
三浦春馬さんが自殺で亡くなったという報道を受けて日本の自殺の現状についてまとめてみようと思いました。
こうして数字で見ると自殺者数は減っている傾向にあると見えますよね。
しかし、ここにはある”カラクリ”があります。
最近では自殺者数が2万人を割ったなんてニュースもありましたが、そこには数字の操作があったというわけです。(決して陰謀論ではありません)
自殺者数の統計の取り方は、現場の警察官の判断に大きく左右されます。
この「自殺者数」というのは、「遺書を書いて死んだ人」の数え方です。
つまり遺書を書かなければ自殺とはみなしてもらえないということです。
では、遺書を書かなかった人たちはどのようにカウントされるのか?
それは「変死体」として数えられます。
変死体とは、殺人か病死か、自殺か分からない死者です。
そして政府統計の正式な発表でも変死体の半数は自殺であると発表しています。
そして近年、変死体は大きく増加しているのです。
統計は少し古いですが、変死体が増えていることが分かると思います。
ニュースなどでは、自殺者数が安倍政権になってから減っています。なんて言われていますが、果たして本当に減っていたのでしょうか?
疑問が残るところです・・・
・コロナ自殺はどうなるか
コロナの時期に予想されているのは失業者の自殺です。
失業率が上がれば、自殺率が上がるというのは男性に強く見られる傾向があります。
男性という価値観で稼げないと生きていけないとか、責任感という面が大きいのかと思います。(これは男女差別とかではなく、生物に共通する性別によって変わる、元来の違いです)
そして、現状失業者数は日を追うごとに増えている上に、倒産件数も一日に1件以上のペースでつぶれていっています。
この状況では、自殺者も増えることは容易に想像できます・・・
特に失敗した人をたたく風潮が強まれば強まるほど、失敗したら立ち直れないという雰囲気も蔓延していきます。
ですが、失敗は失敗で終わらせてしまうと、本当に失敗で終わってしまいます。
・自殺の前に必要なケアとは
自殺をする時の大きな理由としては突発的な衝動が多いです。
前々から「死にたい・・」と思っていて、ふと帰ってきたときに「あ、死のう」となるらしいです。
これをその時に止めることはできません。
そして、中々その兆候を見つけることも難しいかもしれません。
ですが、一人一人が目の前に優しさをもって接することで、少しでも生きる理由を作ってあげることが必要だと思います。
人間一人でいることは大丈夫ですが、孤独には耐えられません。
私も含めてそうですが、誰かに支えられて生きているはずです。
つらい時でも、誰かに励まされたり、些細なことで元気になったり。
だからこそ、SNSで陥れあうようなこの状況は何も生み出しません。
もっと挑戦する人にスポットを当てて、マイナス面ももちろん目は向けなければいけませんが、叩いているだけでは何も解決しません。
児童虐待をする親をたたいたところで虐待はなくならないように、”なぜ”その問題が起こっているかを考えることをみんなでするべきでしょう。
今回の三浦春馬さんも、先日の木村花さんもそうですが、SNSの誹謗中傷が原因だと言われています。
そして、その誹謗中傷をしているひとたちをたたいている人たちもいます。
これはまさしく憎しみの連鎖でしかないと思います。
まずはなぜ、日本でここまで誹謗中傷の犠牲になってしまう人が多いのか?
そして、なぜそのような人々は誹謗中傷するのか。
この分析及び、その人に対してリーチして、新たな生きがいを与えられるような社会にしていく必要があります。
もちろん、法整備などで守ることも、必要です。
誹謗中傷をゼロにすることもできないかもしれません。
ただ、それによる犠牲者を減らすことはできると思います。
その方法をみんなで考えるべきではないでしょうか?
今、コロナで苦しい中誰かをつるし上げる行為はやめて、社会として前進するときだと思います。
・まとめ
これから自殺者は更に増えることが予想されます。
あなたの大事な人やかかわりのある人かもしれません。
どうか目の前の人に対してやさしさをもって接してください。
SNSでも誰かをたたくのではなく、誰かを応援してあげてください。
炎上商法に引っかかっているのは叩いてる自分自身だと認識して、応援したい人を盛り上げる盛り上げ商法をどんどんやっていきましょう。
明るい方を見れば日本の未来も明るいはずです!