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仕事終わりの弾丸京都 女ひとり旅 | Day2-2
たまたま1.5日のお休みをもらえて、弾丸京都女ひとり旅をしてきました。Kayです。
た。
今回は京都2日目、パート2を書き留めていきたいと思います。
↑Day1・Day2-1はこちらから
さぁ、念願の宇治へ
体力に自信のない自分。この太陽照りつく京の町を、1日散策できるか不安だったものの、豊かな自然に包まれた Studio monk のENAさんに、心と身体の調律をしてもらえてとても身軽になり、念願お茶の町「宇治」へ。
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抹茶カラーの宇治線
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…。
なんてかわいいんだろう。
電車からもう抹茶だ!
外だけじゃない。中もこれは抹茶カラー。
車体を見ただけでこんなに興奮してしまうなんて。ニヤニヤと座席に座って辺りを見渡しているから、さぞかし変態が乗ってきたと思われたに違いない。
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京都駅から直通で宇治駅に行けますが
抹茶好きさんならば、ぜひ「宇治線」を利用して見てほしい。
私が抹茶が好きになったのは、おそらく高校生の頃。
「nana's green tea」や、鎌倉や浅草の抹茶の濃さが選べるアイスクリーム屋さんなんかによく友人連れて食べに行っていた。
昨年の秋、茶道体験に参加してからというもの、抹茶好きに火がついて、自宅で見よう見まねでやってみようと少しづつ道具を探している。
今思えば、「茶道部」にも兼部で入ってみたかったなとも思う。
あの時は興味が沸かなかったのに、急に興味が変わるのだから、人生って面白いよね。
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少し歩けば、抹茶抹茶抹茶抹茶。幸せこの上ない。
⚪︎宇治で抹茶と茶筅を調達する
という、今回の旅の目的の一つにあったが
京都でお茶も習われているENAさんから、『小山園』の抹茶と、茶筅は奈良の『竹茗堂久保左文 高山茶筅』が良いよと、お勧めしていただいたので、ここでは職場と自宅へのお土産と、お腹が空いてきたので昼食を探しに。
おばんざいが、やっぱり好き
とはいえ、ここ宇治は平日にも関わらず観光客が多く、食べたかったお店はなんと4時間待ち。(みんな、抹茶が大好きなんだね)
抹茶を独り占めしたいところだったけれど
帰りの新幹線のこともあるし素直に諦め、ランチタイムは地場野菜を使用したおばんざいが食べられる「炭焼き肉と京の野菜nico」さんへ。
どうやらわたしは、「おばんざい」という言葉にめっぽう弱いらしい。
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美味しそうなお店だったから、すぐに入れないかと思ったけれど、14時を回っていたからか、店内は空いていて雰囲気も良い。
冷房の効いた涼しい店内が火照った体を冷ましてくれた。
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14時以降はプラス200円
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最初から最後まで、ドストライク。
思わず作ってくださったシェフに感謝したくなる。一口一口、噛むごとに
「おいしーおいしー。」と、呟いてしまう。
京の野菜もふんだんに使われて、山から流れてきた天然水が、お野菜をやさしく育ててくれているのだろうか、とても生き生きとしている。
味がしっかりしていて、甘くて、栄養がたくさんあるような味で身体に染み渡った。
店員さんが忙しい中でも気にかけてくださって、少しだけだけれど会話ができたのも嬉しかった。
なんとなく入ったお店が、とっても美味しくて心地よくて、またふらっと寄りたいお店だったな。
天上の音楽~平等院鳳凰堂~
旅はあっというまに終盤へ。
最後に訪れたのは『平等院鳳凰堂』。
毎回名前が出てこなくて「10円玉のところ」なんて呼んでいた私。
ずっと気になっていたものの、なかなか機会がなく、今回はじめて足を運ぶことができた。
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正直なところ、歴史的建造物には
あまり興味がなかった私だけれど、ここは違った。
極楽浄土を再現したという平等院。
「人は亡くなる時、楽器を演奏しながら菩薩たちがやってきて天上世界に迎え入れられる。」
阿弥陀如来の周りに、雲の上に乗った菩薩像が笛や琵琶などの楽器を演奏していて
まるでその音楽が聴こえててくるかのようだった。死後の世界がとても美しく感じた。
今度ゆく時は、西に沈む太陽と影になる鳳凰を眺めに夕暮れ時に行ってみたい。
「10円玉のところ」なんて呼んでいた自分がこの上なく恥ずかしい。これからは自信を持って「宇治平等院鳳凰堂」と、ドヤ顔で言えそうだ。
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抹茶がかけられていて美味しさが増していた
「この国の良さに気づき始めることができた旅」
あっというまだったけれど、抹茶も旅も、濃厚に楽しめた1.5日の京都旅。
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抹茶ハイボールと、京だし巻弁当で
京都の余韻に浸る
今回の旅に、定めてみた目的やルールも
茶筅の調達はできなかったものの、お勧めを教えていただけたり、
相手から話しかけられることはなかったにせよ、京都に住む人たちや、京都に移住を夢見ている外国の方との出会いは貴重だったな。
⚪︎旅中のSNSはなし(noteはよしとする)
⚪︎話しかけられやすいように微笑んでみる
⚪︎食を愉しむ
⚪︎鴨川で黄昏てみる
⚪︎宇治で抹茶と茶筅を調達する
⚪︎京都に浸る
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下から2番目に手頃だったもの
高価になる程、甘さが増すのだそう
歳とるにつれ、感動が薄れてきたと思ったけれど、今回の京都旅で何度も心掴まれる瞬間、思わず声が漏れる瞬間が多々あって、
生きていて、こういう驚きや感動、人との出会いを大切に、感じたものを忘れずにいたいと思った。
それに過去に一度来た場所であっても、もう一度訪れてみると
また違う景色が見えるだろう。
あの頃感じなかったこと、感じられるだろう。
「この国の良さに気づき始めることができた旅」
日本脱出を試みていたくらいだったのに、母国の好きなところを見つけられてとても嬉しい。きっと気づいていないだけだったのだろう。
これからも、日本の素敵なところ見つけに行きたい。
ひとりだって、誰かとだってね。
おしまいの曲
旅のおしまいの曲は、ジブリ「耳をすませば」でお馴染みの「カントリーロード」の原曲 ジョン・デンバーの「Take me Home」。
帰りの新幹線で、車窓から見える美しい夕焼けを観ながら旅の余韻に浸った。
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連なる山々の奥に、ゆっくりと沈みゆく太陽。
何か語りかけられているよう。
旅の終わりは、優しく、あたたかく。
わたしの心を穏やかにさせてくれた。
生きるって、働くって、緩やかではないかもしれないけれど、また明日から一生懸命生きて、働いていくぞ。そしていろんな景色を見に行くんだ。
さて、次の旅はどこへ行こうか。
-おまけ-
家に帰ってきて、彼に「『カントリーロード』の原曲聴きながら帰ってきたんだ〜。」と伝えると、新幹線という高速鉄道でこの曲を聴いて帰ってきたことがどうやら面白かったらしい。
確かに、もっとゆっくり鈍行列車のような乗り物で聴くものなのかもしれない。
だけど、それでも素敵な気持ちになれたのだよ。と、思いつつ
猛スピード帰ってきたのかと思うと、なんだかわたしも面白くなって一緒になって笑っていた。
あたたかな我が家へ帰れれることが、幸せなのだよ。
最後にもう一つ、曲をセレクト。
ジム クロウチで「Time in a Bottle」
“ボトルの中に時間を閉じ込めることができたら、
まずやりたい事は
永遠に日々の時間を残すことさ
そうさ、君と過ごす永遠をね”