留学・コロナ禍を経て変わったお金に対する考え方
最近、思うのは「お金の使い方・価値観が変わったな〜」ということ。
新卒から15年勤めた前の会社で会社員をしていた頃は、お給料の水準は平均より少し高かったと思うけれど、その分ストレスフルで、飲みに行く機会も多かったし、買い物も旅行も好きなだけ。エステやネイル、まつエクに美容院も毎月と使い放題の暮らしをしていて、ほぼ貯金なんてなかった。
そんな生活から脱却しようと留学をして、留学中はできるだけ節約しようとは心がけたけれど、やっぱり食事は大切にしたいから安価なファストフードはほとんど食べなかったし、留学中だからこそ行けるローカルな旅行先もたくさんあったので、そういうところには惜しむことなく使ってきたと思う。
だから留学の費用も学費と生活費以上に出費が多く(でもいろんな経験が冷たことはとっても満足!)帰国してからは、「貯金しないと!」と思うようにもなって、以前とは比べものにならないくらい質素な生活に落ち着いたような気がする。
帰国して、転職して、引っ越してすぐに緊急事態宣言が発出されて約1年間、ほぼステイホームな生活を送っているので、洋服は去年1年間で1枚も買わなかったし(←こんなの大人になってから初めて!)、毎月行っていたネイル、まつエク、美容院にも行かなくなって、1ヶ月の生活費はようやく今の自分の年収にあった適正価格まで落ち着いてきた。
特に食品も、実家でとれた野菜や果物、地元の道の駅などで買ったお魚などを送ってもらっているので食費もほとんどかからず、ここ2ヶ月は、ほぼお酒も飲んでいないのでその分も浮いた気がする。
そんな生活を送っていると、やっぱり「たまには少し贅沢をしたいな〜」とも思うのだけど、なんだかそれすらもったいなくなってきたくらい。
でも、よくよく考えてみると、お金ってある程度の蓄えは必要かもしれないけれど、銀行に入れてるだけでは何かの経験につながるわけでもないし、使ってナンボなところもあるよな〜なんて思った。
じゃ、「何にお金を使いたいんだろう?」って考えたときに、なかなか答えが出てこなかった。
ようやく出てきた答えは「経験と知識に使いたい」ということだった。
今まで派手な会社員生活を送っていたときは、「人にどう見られるか?」を過剰に気にしていて、お洋服もファッション雑誌に載っているブランドの最新のもの、バッグもブランドものにして・・・なんてことをしていたけれど、留学を経て、いろんな人種、価値観、バックグラウンドの人々が混在して暮らすカナダで過ごして、そんなことがどーでもよくなってきた気がする。それに輪をかけて、コロナ禍で人に会えないこともあって、「人から見られるため」には、ほぼお金を使わなくなった気がする。
じゃ、「どんな経験と知識に使いたいのか?」をもう少し掘り下げてみると、「四季折々の素晴らしい自然の景色を見る経験をしたい。やっぱりまたカナダに行って、もっともっとカナダでの経験を楽しみたい」
そしてそのために、
「会社員ではなくて、自分自身を看板に仕事をしていけるようになりたいし、そのために自分が興味のあること、特にライフスタイルに関することを学びたい」という結論に至った。
数年前の私はこんな風にお金の使い方や価値観が変わるなんて全く思っていなかったけれど、留学とコロナ禍の経験から得られたものがあるとすれば、「お金」に対する考え方を見直して、より有意義なものに投資していこうと思えたことだと思う。