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【エニアグラム】オンラインセッションを受けた感想
少し前になりますが、私はエニアグラムのタイプ判断オンラインセッションに参加いたしました。自分のタイプに目星が付いただけでなくエニアグラムに対する理解も深まり、非常に充実したセッションとなりました。
上述を踏まえ、今回はセッションに参加した感想について執筆してまいります。
セッションに参加した背景
私はMBTIについて調べていく中でエニアグラムに出会いました。MBTIは書籍やネットで得た知見を基に何となく自分のタイプを特定していくことが出来たものの、エニアグラムに関してはタイプ特定に難航しました。
MBTIは「認知×判断=行動」における心の癖を捉えていくものであり、その分類もシステマチックで比較的分かりやすい内容かと思います。
一方エニアグラムは、囚われ・センター・ホーナイ・ハーモニクスなど特定のレンズはあるもののそれを使用してどのように自分自身を見ればよいのか、或いはしっかりと見れているのかが私の中では非常に曖昧でした。
こうした背景もあり、エニアグラムに出会って早々にプロの方にご意見を伺いたいと思いセッションへの参加を決意しました。
セッションの概要
私が参加したセッションは1対1の対話形式で、ファシリテーターの方に自分史を話すというものでした。自分史とは、自分が生まれてから現在に至るまでを何の枠組みもなく自由に話すというものです。話す時間は個人差あるようですが、私は約1時間半かけて自分史を語りました。
自分史を語り終えた後、ファシリテーターの方からガッツセンター・ハートセンター・ヘッドセンターについて解説いただきます。各センターへの理解を深めたところで「どのセンターに属するか→そのセンターの中からどのタイプと判断できるか」を見ていきました。
タイプの特定
セッションを受けるまで、私はタイプ1ないしタイプ9であると自認してました。自分が思い浮かべた自分はいつも何かしらの軸を基に行動しており、ガッツセンターの潜在的感情である怒りにも概ね共感できたため、得ていた知見と照らし合わせタイプ1ないしタイプ9であると自認しておりました。
しかし、ファシリテーターの方からはタイプ4のように見えるというフィードバックをいただきました。以下に頂いたフィードバックの一部を挙げます。
「全体通して人間関係の話が大半を占めている、且つ喪失体験などの悲しい結末の話が多かった」
→ハートセンターは人に焦点を当てており、自分史では正に人との関係にまつわる話をしていた
タイプ4は憂い・悲しみなどにフォーカスする特徴があり、そういった話も目立つ
また、タイプ4は1対1で深い関係を構築していくことを好む傾向があり、その人と心の通じた会話をすることに喜びを覚える
自分史でも誰か一人との関係性について語られており、タイプ4的傾向を感じた
実はエニアグラムの書籍を読み進めていた際、タイプ1, 9の内容に共感を得ていたのと同時にタイプ4の内容にも”何か分かるかも” といった感想を抱いてました。しかし、これまで得た知見やネット診断を参照するにハートセンターでは100%ないと信じ込んでいたたため、タイプ4の可能性は切り捨てていました。いざ自分史を振り返ると、至る所にハートセンターの要素が散見される結果となりました。
この点について、私は自身の動機付けが上手くいっていた時の心にだけフォーカスしていたため誤認をしていたのではないかと推察しております。自身の性格を見極めていく中で、動機付けが上手くいっていた瞬間にフォーカスすること自体は重要かと思いますが、その瞬間は人生の中でも限られた瞬間です。
エニアグラムは何に心が突き動かされるかを見る性格類型であり、その衝動は瞬間ではなく自分ですら認識が困難な所に隠れる根深い衝動です。つまり、共時的な見方ではなく、通時的な見方をもって根深い衝動を探し出す必要があります。
これらのことから、私が辿り着いていた自認タイプ1, 9というのは、タイプ4である私が何かしらの行動に出ることで統合に向かって進んでいた瞬間にフォーカスしていたために生まれた誤認ではないかと推察します。
そう考えると、自分史というのは正に通時的見方で衝動を捉える、エニアグラムに適した考え方だとしみじみ思う次第です。
セッションで得た学び
・私が成長していくには
私の場合、ハートセンターに属していながら心で感じ取り表現することが出来ておりませんでした。というよりも、学生時代から今に至るまで”社会” で生きていくうえで心で感じ取った内容を表現する機会があまり無く、もっと言うと必要とされる場面が限られていたことが理由として考えられます。
ファシリテーターの方曰く、私が心で感じ取ったことは世界で唯一のものであり、それを世の中に伝えることで心の奥底から喜びを得ることが出来るはずとのことでした。
noteを始めたのも、上述のアドバイスを受け自身の心の内を発信しようと思ったことがきっかけです。
・4w3 or 4w5?
直接的な学びからは少し外れるかもしれませんが、興味深い内容でしたので挙げておきます。
結論、私のタイプは「ど真ん中4 or 4w3」のように見受けられるとファシリテーターの方からフィードバックをいただきました。
私の自分史では、ハートを基に動いているが、そのハートが見ている先には私以外の誰かがいることが大半でした。4w5の場合、ハートが見る先には自分自身がいて、ハートを基に行動を起こす際も周囲の人の顔は浮かばないケースもあるとのことです。
故に4w3 or 4w5で悩む場合は、ハートが捉えた先に誰がいるかを見極められると良いのかもしれません。
最後に
途中でも触れましたが、エニアグラムは根深い衝動を探していく必要があるためタイプを特定していくことは中々困難だと思います。
自認タイプを誤ったまま統合を目指したり、そのタイプにおける成長を図って何かしらの結果を得られたとしても、真に心が沸くことは無いのではないでしょうか。根深い衝動にフォーカスするからこそ、それが満たされた時人は幸福を覚えるのだと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。