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スープカレーなるもの

小樽から電車に乗ってまた札幌に戻る。その間に日が暮れていたのだけれどあまり記憶に無い。海側の席でもなく彼女の隣に座って電車に揺られていたのだと思う。

思い出した。

娘たちの安否を確認しなきゃとLINEを送ったら、娘①娘②ともに今日中にチケット代やらなんやらを振り込んで欲しいと、まるで身勝手な要望を送ってきて、私はそれに翻弄されていたのだった。
彼女に札幌駅の近くにファミマかセブンは無いかと調べてもらい、駅に着くなりコンビニ目がけてあちこち歩いた。なんの情緒もない母娘のバタバタに巻き込まれる彼女。
各種振り込みも無事終わらせてほっとすると、もう外はすっかり夜だった。

ピンク🩷

さあ何を食べよう、ということになり少しうろうろしながら考える。
結局、北海道のスープカレーが食べたい!と私がお願いしてスープカレーのお店へ向かうことに。Google mapを見ながら目的のお店に向かう。途中地図の見方も分からなくなってしまうけど、あーでもないこーでもないと言いながら無事お店に到着。

全然お店の名前も雰囲気も写ってないけど
奥芝商店

お店に入るとカウンター越しになにやら鉄板の上で調理をしている様子が見える。メニューに並ぶ写真はどれも美味しそう。迷って「やわらかチキンレッグとおくし畑のスープカレー」を選んだ。スープの味や辛さを選んでトッピングもひとつ選べるとのこと。
実はいまだかつてスープカレーというものを食べたことがない。初!なのだ。食べこぼしたら大変なので紙エプロンをもらった。どきどきする。

運ばれてきたスープカレーは熱々でめちゃくちゃいい匂い!
彼女と二人、お揃いの紙エプロンをして「おいしそー!!」とにんまり。

全貌
トッピングはブロッコリー🥦
味変でレモンがついてる🍋

野菜たっぷり✨
ご飯をスープにつけても良いし、かけても良いしどうやって食べても良いんだよ、と教えてもらいいざ食す!

鶏スープにしました
焼き野菜が食べ応えあり!

チキンは柔らかくてお箸でほろほろにほぐせちゃう。
野菜は大きくて素材の味もしっかり楽しめてスープと絡めるとまた美味しい。
途中レモンを絞ると香りとほんのり酸味で、この味変なるほどねーって感じ。でもさすがにボリュームが…ご飯は小盛りでも良かったかも。
食事のスピードが早いので彼女に驚かれる。普段から早食いの私。おしゃべりしながらいつもよりゆっくり食べたつもりだけど早かったみたい笑 早食い気をつけなきゃね。

お腹も満たされたし、そろそろ出ようかと席を立つとお店の外には待ちの列ができていた。タイミング良かったね!と言いながら階段を上り外に出る。風が少し冷たくて気持ちが良い。北海道は湿度がなくてさらりとしてるなと思う。海沿いの小樽でもそうだった。お天気が良かったのもあるのかな。

そろそろホテルの近くまで行ってようか、ともう一度駅に向かう。

月が明るい

見上げた空には月が輝いていた。
朝から一日中良い天気だった。夜中に起きて飛行機に乗って北海道に来た。彼女と会えて小樽のカフェに行き、彼にも会えた。食べたかったスープカレーも美味しく頂いてお腹いっぱい。盛りだくさんの一日だった な。たくさん笑ってずっと楽しくて本当にしあわせだった。

すすきのの駅を降りてホテルの近くまで歩く。途中、ここが有名な交差点だよ、と教えてもらう。煌びやかな街の光が昼間とはまた違う表情を見せていた。
楽器屋さんがあるのかその前で電子ドラムとキーボード演奏している生音が聴こえて夜の街をより華やかにしていた。

これね!見たことある
車も人もたくさん


さすがにそろそろ疲れてきた私を気遣って、少し座って休もうか、と言ってくれた。近くのコメダに入り腰をおろすと眠気もやってくる。それでもまださよならしたくないなぁと思う。もう遅い時間なので彼女を帰してあげなきゃなのにね。

彼女はアイスコーヒー、私は温かい紅茶を頼んだ。楽しかったね。と一日を振り返る。相手を理解することって難しいね、なんて話してみたり。
相当私の顔がひどかったのか「もうホテルに帰った方がいい!笑」と彼女が言い、渋々ホテルに戻ることに。名残惜しいなぁ。それにしても彼女だって札幌市民じゃないのにこんな所まで送ってもらって至れり尽くせりだ。ホテルのロビーでぎゅっとハグしてもらい、気をつけてね!と彼女を見送る。

今日は本当にありがとう。すごく楽しかった。
またね!また会おうね!!
外に出て見送ろうとしたけど戻される私。どこまでも優しい。甘え過ぎだね。

そういえばホテルには荷物を預けただけでチェックインが済んでいない。娘①が予約してくれたホテルなので娘たちが戻るのを待たなきゃ。ホテルのロビーにあるソファに腰をおろし娘たちにLINEをする。娘たちからは「今終わった!今からそっちに向かうね」と返信があった。


スープカレーを食べた奥芝商店はこちら🦐


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