レタープレスな日々の日記 ー活版、カフェ、東京、ときどきパリー

渋谷区富ヶ谷にあるレタープレス(活版印刷)スタジオ(レタープレスレターズ)と小さなカフェの店主。パリにも小さなスタジオを持っています。レタープレスと小さなカフェをめぐる日々の日記です。

レタープレスな日々の日記 ー活版、カフェ、東京、ときどきパリー

渋谷区富ヶ谷にあるレタープレス(活版印刷)スタジオ(レタープレスレターズ)と小さなカフェの店主。パリにも小さなスタジオを持っています。レタープレスと小さなカフェをめぐる日々の日記です。

ストア

  • 商品の画像

    クリスマスクッキーギフト

    ハンドプリントの活版印刷で制作した、クリスマスボックスにカフェのクッキーを詰め合わせたギフトです。 アルファベットのV,L✳︎を組み合わせて、リースをデザインしています。Merry Christmas の小さなタグがアクセントです。 色は、ブルーとレッドの2色からお選び下さい。 詰め合わせたクッキーは6種類7袋。 ●スパイスのきいたスペキュロス 4枚 ●ヘーゼルナッツチョコレートをサンドしたスプリッツ 三枚 ●スノーボール 4個 ●アールグレイの絞りだしクッキー ヴィエノワ アールグレー 4個 ●自家製フランボワーズジャムをサンドしたクッキー 2枚 ●発酵バターの香りがうれしいバタークッキー ひいらぎ 2枚、ベル 2枚 どれもホリデーシーズンにぴったりの焼き菓子です。
    3,800円
    Letterpress Letters
  • 商品の画像

    スペシャルワークショップ 第二弾 海外アーティストによる活版ポスターワークショップ

    昨年に引き続き、イタリア ミラノで活動する、グラフィックデザイナーであり、前衛的なプリンターでもある 5X LetterpressのDavide ダビデによるワークショップです。 活版印刷で30cmx40cmのポスターを制作します。活字だけでなく、梱包用の緩衝材、カットられた金網など、活版印刷で印刷可能な多用なマテリアルを使用して、活版印刷の新しい可能性を探ります。 経験の有無に関わらず、皆様の参加をお待ちしています! ◎ 日本にいながら、海外アーティストから直接指導が受けられるチャンスです。 ◎ 活版印刷の基礎から応用まで、楽しみながら学ぶことができます。 ◎ 様々な素材を使った独自のポスター制作により、新しい表現方法を体験できます。 5XLetterpressはグラフィックデザイナーであり、前衛的なプリンターでもある。活版活字だけでなく、さまざまな身近な素材を使って、古い活版印刷機による制作を行なっている。日本でも展覧会を開催し、既存のグラフィックデザインの概念を超えた作品で高く評価されている。 なお、ご予約のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください。 ================================= Special workshop by Davide from 5X letterpress, MIlano Italy. You will produce 30 cm x 40 cm poster using letterpress. In addition to type, a variety of materials such as cushioning materials for packaging and cut wire mesh, will be used to explore new possibilities for letterpress printing. Workshop is in English with Japanese translation.
    15,000円
    Letterpress Letters
  • 商品の画像

    スペシャルワークショップ 第一弾 版画✖️活版印刷

    「版画と活版印刷」を一緒に楽しむ特別なワークショップです! このワークショップでは、リノリウム版画と活版印刷を組み合わせて、オリジナルポスターを制作します。製作過程では、自分で彫刻刀を使って版を作成し、その後、木製の活字や様々な素材を用いて活版印刷を楽しむことができます。 版画未経験、活版未経験の方でも大歓迎ですので、お気軽にご参加ください! ◎ ワークショップは特別講師による指導がありますので、安心して学べます。 ◎ リノリウム版画という珍しい手法を体験できます。 ◎ 自分で制作したイラスト版と活字を組み合わせることで、文字だけでは表現できない、個性ゆたかなオリジナルポスターを制作できます。 ※印刷機はお二人で1台をシェアいただきます。 ※1時間のお昼休憩があります。 ※参加は15歳以上とさせていただきます。 ※なおご予約のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください。 【特別講師】イラストレーター tent(テント) 東京都出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、在学中英国セントラルマーチン校のワークショップでもイラストレーション、ドローイングを学ぶ。 雑誌、書籍、広告、音楽関係など幅広く活躍中。 ご自身もレタープレスレターズの活版印刷機を使用した作品制作を行なっている。 ==================== A linoleum printmaking workshop with special instructor, illustrator Tente. Using an engraving knife, you will make a plate ration, for print. Please prepare a sketch in advance if you wish to make your own illustration. In the afternoon, you will create your original poster, combining the linocut plate from the morning session with the wood types. ※2 participants will share one printing press. ※1-hour lunch break during the workshop ※Minimum age of 15 years old ※Workshop is in Japanese, but if you need translation, please let us know when you make the booking.
    14,300円
    Letterpress Letters
  • 商品の画像

    クリスマスクッキーギフト

    ハンドプリントの活版印刷で制作した、クリスマスボックスにカフェのクッキーを詰め合わせたギフトです。 アルファベットのV,L✳︎を組み合わせて、リースをデザインしています。Merry Christmas の小さなタグがアクセントです。 色は、ブルーとレッドの2色からお選び下さい。 詰め合わせたクッキーは6種類7袋。 ●スパイスのきいたスペキュロス 4枚 ●ヘーゼルナッツチョコレートをサンドしたスプリッツ 三枚 ●スノーボール 4個 ●アールグレイの絞りだしクッキー ヴィエノワ アールグレー 4個 ●自家製フランボワーズジャムをサンドしたクッキー 2枚 ●発酵バターの香りがうれしいバタークッキー ひいらぎ 2枚、ベル 2枚 どれもホリデーシーズンにぴったりの焼き菓子です。
    3,800円
    Letterpress Letters
  • 商品の画像

    スペシャルワークショップ 第二弾 海外アーティストによる活版ポスターワークショップ

    昨年に引き続き、イタリア ミラノで活動する、グラフィックデザイナーであり、前衛的なプリンターでもある 5X LetterpressのDavide ダビデによるワークショップです。 活版印刷で30cmx40cmのポスターを制作します。活字だけでなく、梱包用の緩衝材、カットられた金網など、活版印刷で印刷可能な多用なマテリアルを使用して、活版印刷の新しい可能性を探ります。 経験の有無に関わらず、皆様の参加をお待ちしています! ◎ 日本にいながら、海外アーティストから直接指導が受けられるチャンスです。 ◎ 活版印刷の基礎から応用まで、楽しみながら学ぶことができます。 ◎ 様々な素材を使った独自のポスター制作により、新しい表現方法を体験できます。 5XLetterpressはグラフィックデザイナーであり、前衛的なプリンターでもある。活版活字だけでなく、さまざまな身近な素材を使って、古い活版印刷機による制作を行なっている。日本でも展覧会を開催し、既存のグラフィックデザインの概念を超えた作品で高く評価されている。 なお、ご予約のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください。 ================================= Special workshop by Davide from 5X letterpress, MIlano Italy. You will produce 30 cm x 40 cm poster using letterpress. In addition to type, a variety of materials such as cushioning materials for packaging and cut wire mesh, will be used to explore new possibilities for letterpress printing. Workshop is in English with Japanese translation.
    15,000円
    Letterpress Letters
  • 商品の画像

    スペシャルワークショップ 第一弾 版画✖️活版印刷

    「版画と活版印刷」を一緒に楽しむ特別なワークショップです! このワークショップでは、リノリウム版画と活版印刷を組み合わせて、オリジナルポスターを制作します。製作過程では、自分で彫刻刀を使って版を作成し、その後、木製の活字や様々な素材を用いて活版印刷を楽しむことができます。 版画未経験、活版未経験の方でも大歓迎ですので、お気軽にご参加ください! ◎ ワークショップは特別講師による指導がありますので、安心して学べます。 ◎ リノリウム版画という珍しい手法を体験できます。 ◎ 自分で制作したイラスト版と活字を組み合わせることで、文字だけでは表現できない、個性ゆたかなオリジナルポスターを制作できます。 ※印刷機はお二人で1台をシェアいただきます。 ※1時間のお昼休憩があります。 ※参加は15歳以上とさせていただきます。 ※なおご予約のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください。 【特別講師】イラストレーター tent(テント) 東京都出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、在学中英国セントラルマーチン校のワークショップでもイラストレーション、ドローイングを学ぶ。 雑誌、書籍、広告、音楽関係など幅広く活躍中。 ご自身もレタープレスレターズの活版印刷機を使用した作品制作を行なっている。 ==================== A linoleum printmaking workshop with special instructor, illustrator Tente. Using an engraving knife, you will make a plate ration, for print. Please prepare a sketch in advance if you wish to make your own illustration. In the afternoon, you will create your original poster, combining the linocut plate from the morning session with the wood types. ※2 participants will share one printing press. ※1-hour lunch break during the workshop ※Minimum age of 15 years old ※Workshop is in Japanese, but if you need translation, please let us know when you make the booking.
    14,300円
    Letterpress Letters
  • もっとみる

最近の記事

【活版】ミラノのLWSに行ってきましたー2

LWSの初日、会場のLeoncavalloに着いた時、一人の参加者をみつけて驚いた。「あれはセルゲイじゃないか!」 セルゲイはモスクワにPartisan Pressというレタープレススタジオを構えているロシア人のレタープレスワーカーだ。 今はロシアからヨーロッパにはそんなに簡単には入国できないはず。だからここでセレゲイに会えるとは思ってなかった。 「うあー久しぶり。元気そうだね!会えるとおもってなかったよ。ロシアからよくこれたね!」 「うん、みんなに会えてうれしいよ。実は

    • 【活版】ミラノのLWSに行ってきましたー1

      LWS=Letterpress Workers Summitは、その名前のとおり世界中のレタープレススタジオの人たちが年に1回集まって情報交換するイベントだ。 そもそも、今の時代にレタープレス(活版印刷)に本気で取り組んでいるというだけでも、かなり酔狂な人たちなわけで、大体が自分一人か、数人で活動しているところがほとんどだから、こうして年に1回は、志を一にする人たちが一箇所にあつまって、レタープレスを思う存分楽しもうじゃないかというのがLWSだ。2012年から始まって、今年で

      • ボルドーの活版博物館からお宝連絡がきた

        朝メールボックスを開けたら、フランスはボルドーのベルナールさんからメールが来ている。 「博物館の後始末もやっと終わったよ。 倉庫の奥からこんなものが出てきたから、いるなら会えるまでとっとくよ。」っというメッセージと一緒に、数ページにわたるカタログが添付されていた。大きな印刷機はむりだけど、中にはちょっと気になる活字整理用の棚もある。  ボルドーのベルナールさんとの出会いは、ロンドンから届いた1本のメールからだった。 それは今年1月のある日、どこをどう回ってなのかはわからな

        • 【活版】レタープレスレターズ木工隊長、日々大活躍の話

          いまではうちの主力商品である」365 Find Your Dayカードを作ったとき、一番困ったのが店頭での展開方法だった。  なんせ366枚のカードにプラスして、在庫分を加えると全部で732枚ものカードをどうやってお店におけばいいいんだろう。 最初は月毎の小さな紙箱に入れてみたけれど、それでも12箱となるとそれなりの大きさで、ただでも場所がない雑貨店や書店さんで、毎回バイヤーにうーんっと首をかしげられてばかりだった。 そんなとき、パリの本屋さんで偶然見かけた手作りのカード什器

          【カフェ】ドイツ人のウーリさんから教わる日本のこと

          富ヶ谷は、案外インターナショナルなエリアで、うちのカフェにも外国人のお客様が多い。 ドイツ人のウーリさんもその一人。 本当はもっと長い名前なんだけど、ドイツ人でさえなかなか覚えてもらえないらしく、お店に来店した時に「僕の名前はむずかしいから、ウーリっと呼んでね」と言われた。 ウーリさんはジャーナリストだ。 2年前に日本に赴任したときから、週に2−3回は必ず顔を出してくれる。 取材や編集で緊張が続く仕事だから、1日のうちどこかで、コーヒーと甘いものでホットする時間が大切なのかも

          【カフェ】ドイツ人のウーリさんから教わる日本のこと

          【活版】活版印刷機ー世界中で愛されるヴァンダークックの話

          うちのスタジオには4台の活版印刷機がある。 いづれも、プルーフマシンと言われる校正機だ。 本刷り前の、校正用の仮印刷をする目的で作られた印刷機ということ。 だから、工業用の大きな印刷機とはちがって、大量印刷には向いていない。  そのかわり、サイズもコンパクトで、なにしろ使い方がシンプル。 小ロットでなにか作るのにはもってこいの機械なのだ。 その4台のうち2台はアメリカのヴァンダークックブランドのマシンだ。 ヴァンダークックは、1909年にシカゴのVandercook & S

          【活版】活版印刷機ー世界中で愛されるヴァンダークックの話

          【カフェ】ユウリちゃんのドーナッツ Friday is Dounuts day!

          「あやさん、次の新しいお菓子なにがいいですかね? なにか食べたいものありますか?」 「うーん、そうだなあ。 あ!ベニエ食べたい。まんまるくって、ふわっとしてて、お砂糖まぶしてあるやつおいしいよねえ。フライ(揚げ物)デーだから、金曜だけ限定ベニエとか?わはは。」 っと、昼下がりの厨房で話したのが昨年の11月。 ベニエはフランスのパン屋さんでは本当によく見かける定番お菓子だ。周りに砂糖がついてるだけのナチュールや、中にフランボワーズジャムやクリームがはいっている揚げ菓子で、素朴

          【カフェ】ユウリちゃんのドーナッツ Friday is Dounuts day!

          【活版】オランダを代表する書体を作った人の話-失明するまで挑んだデザインの可能性

          トーマスさんによるレクチャーの後半は、デドーズが生涯かけて取り組んだカバオーナメントについてのレクチャーだった。 グラフィックデザイナー、タイプフェイスデザイナーとしての顔だけでなく、デドーズがプライベートで取り組んだのがカバオーナメントによるデザインだ。 カバは、彼がデザインした文様パターンで、四角いボディに鋳造された、一見非常にシンプルな形状のモチーフである。しかし、よくみると、繊細でわずかにカーブした抽象的なフォルムがほどこされていることがわかる。 ちなみにKaba

          【活版】オランダを代表する書体を作った人の話-失明するまで挑んだデザインの可能性

          【活版】オランダを代表する書体を作った人の話ー1

          トーマスさんが来日中に行ったレクチャーのテーマでもあった、 ブラム デドーズというオランダの活字デザイナーの話が とても面白かったので、すこしご紹介。 ブラム デドーズ(Bram de DOES)は1934年アムステルダムで印刷工の家に生まれる。 彼は印刷の技術高等学校を卒業すると、1958年に、当時世界的に名を知られた出版社でもあり印刷会社でもあったヨハン・エシェデアンゾーネンにアシスタント タイポグラフィカル アドバイザー、今のアシスタントグラフィックデザイナーとして就

          【活版】オランダを代表する書体を作った人の話ー1

          【カフェ】春なお話

          うちのカフェは朝8時からオープンしている。 そんな朝早くに来る人いるの、っと思われるかもしれないけれど、この世の中には朝早くからちゃんと、活動してる人が案外多い。 昨日も朝8時にオーニングを出して、オープンの看板を設置して、コーヒーでも飲みながらのんびり開店準備をしていたら、 「あの、開いてますか?」と、一人の男性がやってきた。 「はい! 開店してます。ご注文はこちらでお願いします。」 「あーよかった。朝から引越しで、電気がうまくきてなくて、それであせっちゃってバタバタ

          【活版】トーマスさんのこと〜トーマスさんは犬がきらい?

          トーマスさんの来日前、彼と日本でのプログラムについていろいろと相談しているなかで、何気なく「そういえば、うちにはアレックスっていう名前の犬がいるんですよ。」っと話をした。 すると、「え、その犬、スタジオにのいるの?一日中いるの?」っと、やや焦った雰囲気の返事が返ってきた。  「おとなしい犬なんで、自宅にいたりスタジオにいたり、その日によっている場所はいろいろなんですが。」 「じゃあ、僕がいるときは自宅に置いておくのがいいかもね。  スタジオにいると、作業の邪魔になるし。」 あ

          【活版】トーマスさんのこと〜トーマスさんは犬がきらい?

          トーマスさんのこと−1

          もう2週間前になるけれど、オランダのアムステルダムからトーマスさんが、来てくれたのでした。  1週間にわたって、スタジオの整備、去年購入してそのままになってた足踏み活版印刷機の使い方の講習、うちのスタッフ向けの欧文活版印刷の基礎講習に加え、オランダの活字デザイナーについてのオープンレクチャー、丸一日のレタープレスワークショップ開催と、予定がびっしり詰まった7日間だった。 トーマスさんは、グラフィックデザイナーであると同時にヨーロッパのレタープレス界ではかなり名前の知れたプ

          はじめまして

          東京渋谷でレタープレススタジオとカフェの店主をしています。  好きで毎週末通っていた料理とお菓子の学校を6年かけて、無事卒業することになって、ここまで苦労したのだからっと、30年やっていたサラリーマンをやめてカフェをはじめました。 カフェだけじゃつまんないので、ついでに旦那がもってた古い活版印刷機をどうにかしようと、カフェの横で活版印刷スタジオもオープンしました。 カフェと活版印刷って関係あるような、ないような。 でも、手作業で作るってところは、おんなじだから、きっと相性