食事の前に歯を磨く
歯磨きが苦手だ。
元気な時もそうでないときも。「風呂キャンセル界隈」が流行っているけど、私はどちらかというと「歯磨きキャンセル界隈」かもしれない。
お風呂は勢いで入れるのだが、その勢いのまま服を着てリビング(もしくは布団)に戻りたい。だから歯磨きをキャンセルすることは結構よくある。
スキンケアも最低限だ。生まれつき肌が弱くて決まった化粧品しか使えない。それを全身に塗りたくって終わる。髪も昔から自然乾燥派だ。
「歯磨きは夜だけのものじゃないよ」
知ってる。世の中にはお昼ご飯を食べた後にもきちんと歯を磨く人がいるらしい。大学生の頃、大きな会社でアルバイトしていたとき、輝く洗面台で昼休みに歯を磨く人を見て「扉の向こうでは排泄してる人がいるのに」と不思議に思っていた。
確かに歯は大事だし、大切にすべきなのはわかっている。
でも私には鬱期という何もできない、四六時中布団に籠るという時期が定期的にやってくるため、「歯磨きは食後に必ずするもの」と思っていると、できない自分とのストレスで余計しんどくなってしまうのだ。
だから食事前でも歯を磨く。タイミングなんて関係なく、できるときがあれば磨く。そういうスタンスにしている。
鬱期はお風呂に入るのが日中になりがちで、布団から「やっと起き上がれるな」というタイミングの最初にすることになりがちだ。必然的に食事の前になる。
何日かぶりのお湯を被ってさっぱりしたら、歯を磨く。それが食事前でもいいと思ってる。綺麗な口で食べる食事って良いじゃないか、とすら思っている。
幸い私の口の中にはあまり虫歯がない。
因みに歯ブラシを買いかえるのは好きで、定期的に新しいものに変えるようにしている。今は無印良品のブラシ部分がワイドになっているものを使っている。