[2023年|1年目まとめ]発達科学の先人たち
2学期の成績通知書と単位習得状況の通知が届き、正式に1年目が完了。単位は無事に全部取れていました。
卒業まで残り110単位。昨年ペースだとあと11年かかる計算になります。次学期は少し増やしてみるので、これがうまくいけば10年切るかなあ…というところ。
先は長い。のんびり行きます。
さて、春休みを利用して1年目にとった科目について、感想をまとめています。今回は「発達科学の先人たち(’16)」。
前回書いた「遠隔学習のためのパソコン活用(’21)」と一緒に、第1学期に取りました。パソコンのほうはテレビでしたが、こちらはラジオ授業。
心理学系、最初の授業として選んだ科目
入学後すぐの第1学期のテーマとしては、通信制大学のシステムや流れに慣れるということと、はじめて触れる心理学への導入ということ。
で、やはりネット(主にX、旧Twitter)で口コミを調べてみました。
最初、「心理と教育へのいざない」にしようかと思っていたんですが、「いざない」とか「「初歩からの」とか、放送大学の導入ぽいタイトルはワナ(意外に難しい)、というコメントがいくつもあって、評判の良かった「発達科学の先人たち」に決定。
こちらも心理学と教育学両方の導入となる科目で、心理学という言葉が生まれる前も含めて、礎となった人物の足跡をたどりながら、彼らの研究や後年への影響について学んでいく内容です。
追いつかなくて頓挫してしまったのですが、途中まで感想を書いています。
毎回、伝記を読むような授業
第1回を除き、毎回ひとりの人物に焦点を当て、その生涯と研究や書物について触れていきます。ちょっとした伝記になっているので、確かにこれは導入としてとても入りやすい。
取り上げられているのはアリストテレスやダーウィン、シュタイナーなど聞いた名前もあれば、初めて聞く名前もあり。
白状すると、教育学の方はあまり興味がなかったんですが、意外と面白いものだなと思ったので、心理と教育コース専攻としてもよかったかも。
想定外に感情を揺さぶられる内容だった
伝記仕立てのせいか、ついつい感情移入してしまう回もありました。
特に教育に関する項では自分自身の経験がよみがえり、面白いと同時に辛さも。男女の扱いの差や貧富の差など、切なかったり腹立たしかったり。昔の話なのに、今でもあんまり変わってないじゃんか!という部分も多々。
一方、心理学系は純粋にすごく面白い!楽しい!と思ったし、昔見た古い映画で出てきたシーンなど思い出して、あれはこういうことだったのかなあ、とか妄想を膨らませたり(ちょっと不純)。
ただし心理学系でも昔の実験で読むのが辛くなるようなひどい(と私は思う)ものが出てきたり、予想外に感情を揺さぶられてしまうジェットコースターのような授業でした。
この科目を取っていたせいもあり、心理学概論で倫理観について出てきたのが、すんなり納得できたと思います。
導入科目として正解でした
もちろん人によると思いますが、私の好み的には導入科目として正解でした。
このあと2学期でとった「心理学概論」でも、ここで登場した人物がさらっと出てきた時に「ああ、あの人ね」とすぐにわかったのもうれしいポイント。ヴントなんて、いきなり出てきても知らない人だったろうし、ダーウィンだって「なんでここで出てくる?」と思っただろうし。
残念ながら、2024年のシラバスではなくなっていて、閉講の様子(なんでなくしちゃったんだろう?)。WAKABAの放送授業配信ではまだ聴けるようなので、ご興味ある方はぜひ。ラジオなので、ながら聴きもおすすめ。
1学期の放送授業はこの2つでおしまい。
このほかに面接授業をひとつ取りました。「神社・神道の基礎知識」、これもとてもよかったです!