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シボとは

シボとは革の皺のことですが、現在では凹凸などの皮本来の模様を意味しています。
動物の種類や部位によって、繊維の大きさが異なり、シボの大きさも異なります。
背中や腰のあたりは細かい繊維になっていて、腹や肩などは大きめの繊維になります。
人間の身体でも、縮めた時に入る皺で同様のことが起きるかと思います。
空打ちといって鞣し後の革を回転ドラムで撹拌することで皺を出す手法と
シュリンクといって表面に収縮剤をつけて、皺を表出させる手法があります。
空打ちによってつけられたシボは、繊維がほぐれており、柔らかく自然の風合いになり
シュリンクによってつけられたシボは、堅く目が詰まったような風合いになります。
空打ちのように揉むことにより自然な皺を表出するには手もみでも可能です。
揉みこむ方向を揃えることで、異なった印象を出したり、はたまた型押しとして
均一的な皺を模様づける場合もあり、シボもTannerによって異なるといえます


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