良いことに囲まれた2023年の日本
ネットメディアでもSNSでも日本批判が絶えないご時世です.もう見飽きたとしか言えないです.「じゃあ見るなよ」と言われても皆さんがずっと拡散して言うから嫌でも目に飛び込んでくるんですよ.
そう考えるとSNSは最悪の年かもしれませんね笑.
日本を見た気がして悪いところばっか見て批判するのも良いですが、良いことは素直に喜びましょうよ.それがこの話の題材です.箇条書きに今年あった良いことを書き出していきます.
皆さんは今年あった良いことをいくつ覚えていますか?それとも知りました?あなたはネットの悪い部分に侵されてはいませんか?じゃあ始めましょう.
WBCで日本が優勝
2009年以来の優勝と日本中が湧きましたね.僕も元野球人の身として日本代表のエネルギーを感じていました.
WBCを現場でリアルタイムで見たのは韓国戦だけだったのですが、そこでもやはり異様な空気を放っている.序盤の韓国と日本の攻防が繰り広げられる中でチャンスの時に日本サイドは誰も喋らない.心の中で祈る.そんな場面が見れました.
野球はチームプレーと言いますが、あの場では日本人の言葉に表すことのできない繋がりを見た感じでした.
近畿大学のニホンウナギの完全養殖に成功
商業化は未定なものの完全養殖という大きな壁を超えたニュースでした.あまり気に留めない人がいるかもしれませんが、完全養殖というのは本当に難しい壁です.
以前、近畿大学がマグロの完全養殖で話題になりました.今も九州の五島列島で養殖が行われているのですが、この稚魚からのマグロの養殖が難しい.
ヨコワ(マグロの稚魚)を成長させるためには自然な世界におくか、人間による徹底的な管理が必要になります.このヨコワは外部からの影響を受けやすく嵐によるプランクトンの変化や水温で簡単に死んでしまうのです.
これをコントロールするわけですから並大抵の努力ではできません.さらに商業化となると「数」が必要になります.すると個体によって得られるエサの量が変化してしまうのです.するとエサを手に入れられる個体とそうではない個体に分けられ、得られない個体は死んでしまう.
勿論完全養殖の壁はこれだけではありません.生態系や習性などの種の謎を解いていかなければいけません.ニホンウナギの養殖にも孵化は成功するも成長できない謎や仔魚からの成長の謎があります.完全養殖の次は商業化と壁は残りますが、大きな一歩を踏んだ良いニュースでした.
藤井聡太が全八冠達成
これは分かる人にしか分からない内容な気もします....それでも多くの人が藤井聡太の名前を知っている.それは将棋の影響なのか、それとも当人のカリスマ性なのか.
平成といえば羽生善治さんのイメージですが、こちらも同じように多くの人が名前を知ってる.しかし、その中の8割は将棋のルールをいまいち分かってないのではないでしょうか.
謎ですよね.たいして興味のない分野でも八冠達成と聞くと「すごい」って知ってる.やはり脳のスポーツは同じ脳を持つ人種として何かのカリスマがあるのかもしれません.
日経平均株価が33年ぶりに過去最高
29日の終値は3万3464.17円とバブル最高期には届かなかったものの年間上昇率28%の大きな上昇率を見せました.S&P500も同じように大きな成長率を見せました.上昇率のパフォーマンスだけを見ると日経平均が上回っているんですよね.
しかし、コストプッシュインフレと国内では騒がれ家庭への影響は特に大きい一年だったあのではないか?という気がします.
それだけ株式市場の変動が投機に変化してしまった結果なのかもしれません.誰もコントロールできない未知の生物を取り扱っているような異様な感じですね.
それでも33年ぶりの最高値は日本全体に大きな力を与えたような気もします.
慶應義塾高等学校が107年ぶりの優勝
夏いえば野球、そう「甲子園」.とにかく今年は野球のニュースが多かった.そして良かった.毎年行われる甲子園だけど内容は一度も被ったことはない.
そこには本人たちの熱い青春が詰まってるんです.今年は107年ぶりの優勝を掲げた慶應というだけで毎年、多くの人たちのドラマがあるので毎年感動しながら見ています笑
スポーツのニュースはいつ聞いても見ても嬉しく感じます.来年の甲子園も楽しみです
いい世界を見ようとする
ここまで軽く一年を振り返ってみました.ここまで読んでくれた人の中に「こんな良いこともあったな」って思ってくれたら嬉しい限りです.中にはよくない思いをした人もいるかもしれません.でも少しでもいいことを見つける努力をすると見える世界は明るくなります.
テレビを見ると今年はこんないい日でした.なんていう番組は見させてくれません.年金問題、献金問題、宗教も物価高も.と.
いいニュースは自分で探さないと意外に見つけられないものです.常に悪いニュースに囲まれてしまうと自然といいニュースは悪いニュースに埋もれてしまうものです.
しかし少しでもいいニュースを知っていれば今年はあんないいことがあったと思うことができます.
人の脳は悪い情報よりもいい情報を好みます.そして、いい情報を聞いて悪く思う人も少ないはずです.いい世界を見る努力をすることは自分にとってもいい影響を与えます.
来年もいいニュースがあるといいな.と思って年末を過ごすと明るくなります.では、良いお年を.