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矢口れんと
2018年11月13日 11:30
朝が黄色い涙落とした夕べは青く鳴いていた移ろう色こそ恋と呼ぶなら望むのは 永遠でなく あと1分 #詩 #短詩 #四行詩 #エッセイ #小説 #ポエム #恋
2018年11月12日 19:51
遠く隔たっているようで、すぐ辿り着ける国の、離れているようで、傍にある塔の話。 聞こえるか、摩擦で上げる雄々しい叫びが。見えるか、対比が示す猛々しい建造が。そうだ。上へ、上へ、上へと積み上げてきた塔だ。烈しさゆえに、物々しくも濃霧に隠された、輪郭と鋭角の象徴だ。 こんな伝説がある。塔の最も高いところに剣を突き立てた瞬間のこと。稲妻が龍の如く天へと昇り、分厚い暗雲をつんざく、と。霧が晴