自分の息のホルムアルデヒドを測定してみた。(もしくは『シェディングからのシェディング』について。)
最近、空気質測定器を購入しました。
それを使い各所を測定してますが、ふと気になったのが『案外、自分から結構ヤバいのが出てたりして!』ということ。
そして、私の呼気のホルムアルデヒド(HCHO)を測定してみた結果、なんと、出てました!(トップ画像のがそれ。ヤバい数値かは不明)
ということで、まだわからない事が多いのですが、今回の記事でまとめておこうと思います。
[2023.01.30 追記]
Temtop LKC-1000S+2nd は、HCHO測定においてエタノールも検出することが判明しました。本記事で測定したHCHO値はエタノールが含まれている可能性にご注意ください。
◆自らの呼気を測定する
自らの呼気を測定するにあたり『測定器に息を吹きかける』という不安定なことはせず『ビニール袋に吐き出した息を測定する』という方法をとりました。
約1リットル程度の息をビニール袋に入れ、そこに後から測定器を入れ密閉する。最高値は以下。
・HCHO:0.03~0.14 [mg/m^3]
上記はバラつきがありますが、これまで日を変えた5回程度の測定結果によるためです。状況・時間も異なり、どのような影響を受けての結果なのかは現時点でなんとも言えません。
とはいえ、0.14 を見たときはドン引きしましたよ。
◆ヒトはHCHOを排出している
気になるのは、この数値が『異常』なのかどうか。
軽く調べたのですが、今回のような測定結果をどう判断すればいいのかわかりません。
0.14 という数値は室内環境指針値(0.1)よりも上ですが『吐き出した生のやつ100%を1リットル程度に閉じ込めた場合』です。なので、それは本来速やかに拡散されると思われ、室内環境としては 0.03 となっていました。
とはいえ、感度の高い人であれば至近距離で感じる程度のものかもしれません。
◇◇◇
さて。
ヒトはHCHOを生成したり吐き出したりしているようです。
以前、別の記事で引用したものを再度以下に示します。
『普通はまったく呼気から検出されない』なら私の結果は『異常』でいいかと思いますが、正常時に普通に出ているものではあるようです。数値はともかくとして。
そして、『どの程度なら異常なのか』については測定機器や条件により異なると思いますので、判断は難しいと思います。
◆シェディングからのシェディング
ところで。
『急速に代謝され、血漿から除去される。』ということは、いわゆる『シェディングからのシェディング』という謎現象のヒントになるかもしれません。
吸ったものは速やかに代謝され排出されるであろう、ということ。
私が高い数値を示したのは、『シェディングを受けた後』だったのかもしれません。(高い数値を見たショックで、その前の状況など整理しませんでした。)
つまり、内部で生成したものではなく、外部から吸ったものを排出していた可能性があります。
◇◇◇
まあ、『既に私がそのような体になっている』とか『0.14 くらいは普通』も考えられるんですけどね。わかりません。
そして、0.14 は偶然確認出来た数値なので、おそらく実際の最高値はそれよりも上でしょう。
とはいえ、かなり低い数値(0.03)も示したことがあるので、『継続して排出している』とか『飽和している』という状況ではなさそうです。
(そうであって欲しい。)
私の場合、飽和した際、脛に紅斑とか出るのかもしれません。
◆おわりに
私の呼気の HCHO:0.14 mg/m^3 の評価は難しいですが、少なくともスーパー等の広い空間ではたいした影響を与えるものではないと思います。
スーパーで測定したような 0.3 mg/m^3 が仮に『ヒトからの排出』によるものであるなら、排出直後はかなりの高濃度であることが推測できるように思います。
というか、空間の多くで『私の息100%』よりも上のHCHOを検出するというのは、やはりちょっと異常かと思います。
専門家の見解が欲しいところですが、とりあえずヤバそうな商業施設では短時間で用事を済ませたいと思いまーす。
皆さんもお気をつけて!