大豆田とわ子と三人の元夫 5話 感想
1番目の元夫のはっさく(松田龍平)の秘めた気持ちが大豆田とわ子(松たか子)にバレましたね。😳
はっさくがずっと好きなのはとわ子の親友のかごめ(市川実日子)だということは、前回4話で視聴者に伝わっています。
とわ子が離婚した理由ははっさくに他に好きな人がいることに気づいたからだけど、相手が親友のかごめだったなんて知りませんでした。
とわ子は誕生日のサプライズ計画に気づくほど割と勘が良い女です。
そんなとわ子が気づかなかったのは、囲碁好きのはっさくが細心の注意を払って気持ちを隠してきたからだと思います。
じゃあ何で今になって靴下をプレゼントしたりスマホに書かれたかごめの文字をじっと見つめたりして、バレるようなドジを踏んだのでしょう?
はっさくの意識が変わったのだと思います。
飲食の商売を始めて人間観察してきたことが一つ。
「飲食やってるとわかるけど世の中のサプライズパーティーの半分は本人にバレてますよ」と気づきを述べていました。
そして最近影響を受けたのは、親友の彼女、さら(石橋静河)が現れたことだと思います。
さらに対して気持ちは無いけど、彼女のストレートに自分の気持ちを相手にぶつけるところは何かしらの影響を受けたのだと思います。
はっさくの親友、出口(岡田義徳)が店に来て言います。
「お前の言う通り俺が付き合うような子じゃなかった。全部察した上で気を使ってくれてたんだな。ありがとな。最高の友達だ。」
彼女と別れた報告、感謝の気持ちを伝えて帰ろうとする出口。
ここで見送るのが今までのはっさくで、自分の心を隠し偽り、相手に知られないことで波風を立てない生き方をしてきました。
でも、はっさくは言うのです。
「彼女に好きだって言われた」
それを聞いた出口ははっさくに殴りかかろうとしたり、「そんな考えも一瞬よぎったんだよな。俺とお前がいたらお前好きになるに決まってんじゃん」とおどけて自虐したり「他に片思いしてる子がいるのに結婚しちゃったんだもんな。そういうズルいとこあるよ」と逆襲したり動揺しまくりで帰ります。
黙っていれば波風が立たなかった。でも偽善になる。自分に対して嘘をつくことになる。本当のことを言えば相手を傷つける。
はっさくは何が正解かはわからないけど、でもこれまでのように頑なに秘めていくことに疑問を持ち始めていると思います。
そして、とわ子にもバレるのです。
かごめへの想いが。
かごめは4話で自分も少しは好きになって相手も好きになってくれた指揮者を振った後、とわ子に言います。
「恋が素敵なのは知っている。キラキラッとした瞬間があるのは知っている。ただただ恋愛は邪魔。私の人生にはいらないの。そういう考え方が淋しいことは知ってるよ。私さ、たまに淋しい。ただただそれが私なんだよ」
かごめは意識して恋愛を避ける人なのでアセクシュアルではありません。
かごめはそういう生き方を選んでいます。
かごめは誰よりも自由そうに見えて、誰よりも不自由なのかもしれません。
恋が素敵でキラキラッとした瞬間があったというのは、もしかしたら相手ははっさくだったのかもしれません。
はっさくはかごめからとわ子を紹介されたと言いました。
かごめにとってとわ子は唯一無二の親友であり家族そのものなのです。
もし、はっさくがとわ子と結婚した理由が、かごめの唯一の家族であるとわ子と結婚して自分もかごめの家族になりたかったのだとしたら、とわ子にとってそんな残酷なことはないと思います。
とわ子ははっさくに対して「あなたから子供を奪って、子供から父親を奪ってる」と今も罪悪感を持っている気持ちを吐露します。
こんなことを聞けばはっさくはとわ子に対して罪悪感を持って苦しくなるでしょう。
完璧に秘めた気持ちを隠す余裕はありません。
ところで、かごめ自身はもしかしたらいろんなことがわかっている人かもしれません。
はっさくとの間の恋愛感情をシャットアウトするために、はっさくのことを「古本の中にいる虫に似てる」なんて軽視したような軽口を言っているのかもしれません。
そしてバツ3でモラハラっぽい取引先の社長(スカパラ谷中敦)が、とわ子をマッサージに誘ったりプロポーズしてきます。
とわ子に気持ちは無いですが、プライベートでも親しく話したりして少しは気を許してしまったのかもしれません。
契約前に受注したんだとしたら、社長としては大きなミスです。
社長と社長が結婚したら合併になるよね、と3番目の夫で弁護士のしんしん(岡田将生)が嫉妬から冗談を言ったのは意外と意味があって、取引先社長は恋愛とか結婚でなく野心的な意味でとわ子を翻弄している可能性もあると思います。
例えばプライベートに親しく誘ってプロポーズして契約前に気を許させ、わざと女性蔑視の発言をしてとわ子に反論させ、自分が気分を害したふりをして契約面で主導権を取り、とわ子の会社を窮地におとしめて吸収合併する目論見があるとか。
バツ3もとわ子を調べて合わせた嘘かもしれません。
考え過ぎとは思いますが、あまりにも嫌な男の典型のような描かれ方にわざとらしさを感じたので、そんな想像もしてみました。🙃
取引先社長の車に乗ったまま夜も帰って来ないとわ子ですが、とわ子がもしはっさくに利用されたと思い込んているなら、自分はそんな人間なんだという気持ちになって、あえて取引先社長の誘いに乗って利用される選択をする可能性もあると思います。
コメディーなので回避する可能性のほうが高いと思いますが。
元夫三人がわちゃわちゃ仲良くなるのは可愛くて楽しい気分になります♥
しんしんに近づいた小谷翼(石橋奈津美)はホテルの従業員の自分を常連客のしんしんが覚えていなかったという理由だけだとしたら、まるでホラーですね😳
女優の古木美玲(瀧内公美)は「器が小さい恋がしたい」と元彼にそっくりな(とわ子の2番目の元夫)かたろう(東京03角田)にアプローチしてきますが、パパラッチに写真を撮られて古木美玲を振り切るかたろうの行為にスッキリしました♥
何でも思い通りになると思うのは図々しいです。
かたろうは今もとわ子が好きなんですから⭐
東京03角田さんは決してブサイクではありません。
角田さんがブサイク側と決まれば、世の中の非ブサイク側のハードルは高くなってしまいバランスが悪くなります🙂
でもこのドラマでは3話で能天気なカップルに「こんな顔に好きと言われた」とバカにされるシーンがあったのでブサイク枠なんだと思います。
なのであえてブサイクと書きますが、ブサイクな同じ顔の男二人ともに振られたとなったら美人女優?の古木美玲のプライドが持たないと思います。
なので、なんだかんだかたろうに仕掛けてくるでしょう。
1話から4話の感想も書いています。
次回も楽しみに見て感想を書きたいと思います。
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