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レモンパンナのお気に入りnote

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2019年10月の記事一覧

役に立たない先端でもない「知」の効用ーー『哲学と宗教全史』を読んで

哲学や神学は、誤解を恐れずに言えば、今の社会でもっとも役に立たない学問だと思われている。明らかに実学ではないし、経済活動の知恵とは程遠い。そんな領域の「全史」を紹介する本書『哲学と宗教全史』は、「巨人の肩に乗る」という言葉が使われる、人間の知が積み上がってきた系譜を紹介する本とも言える。 ユニークなのが、著者が学者でも宗教家でもなく、出口治明さんであることだ。 立命館アジア太平洋大学学長の出口さんは、もともと実業の人だ。大学卒業後に日本生命に入社。同社のみならず生命保険業界

おちこんだひとへ

僕は「落ち込まない人」よりも「落ち込む人」の方がいい文章を書けると思っています。付け加えるならば「落ち込んだところから這い上がった人」や「希望を見出した人」が人を惹きつける言葉を手に入れると思っています。感受性という「フラジャイルな装置」は、ふいに身体の中へ飛び込んできた小石を時間をかけて真珠に変える力があります。 その繊細な感受性は、時にあなたを苦しめるでしょう。あらゆる力には功罪が伴います。それはコインの裏表のように切っても切れない関係です。「いい文章は痛みの成果物であ

ザ・ノンフィクション、6年前の初回放送に比べるとずいぶん遠くに来てしまったなという感じですね。若さでなんとかやっていってた時代は終わってしまった。昔の仲間もみんな散り散りになってしまった。これからどうやって生きていこうか。

「無駄な時間」は存在しない

無駄な時間を減らして、効率化を目指した方がいいらしい。 たしかに1日の中に、無駄な時間はいくらでもある。満員電車で身動きが取れないとき、会社の朝礼をきいているとき、退勤した時のエレベーターの中、そして家を帰ってからYouTubeをみるとき。あのとき、私は本当に何も考えてない。大して好みでもないサイトや動画に食いついて、意味もなくループして、「そろそろやめよっかな……」と思うときには23時を過ぎている。こういった無駄な過ごし方は、疲れて早く寝たいときほど多発する。 あのムダ

おかえり/あとがき ~大好きなあなたへ~

私がここnoteへ自分のことばを綴り始めたのが、今年の6月のこと。 そのひとに出逢ったのは、ここへ来てまもなくのことだった。 広い広いnoteの世界で、そのひとの書いたものがたりが、ぽつりと浜辺に立つ灯台のように、私を呼ぶように、そこで明々と光っていた。 まだコメントを書くなんて思いつきもせず、ただただそのものがたりに衝撃を受けて、そしてなぜか強烈に感じるシンパシーに私は戸惑っていた。 どうしてこのひとのことばは、こんなにも心を揺さぶるのだろう。 顔も本当の名前もな

おはようドグ〜!(´ω`)今朝は、霧の朝だったドグ! ドグ子は縄文をやり始めた三十代から急に景色がきれいに見えるようになったんだドグよ。多分、それまで景色に興味がなかったんだドグね☆興味があればなんでも素敵に見えてくるもの。興味なくなると素敵さ減るよね☆今日も一日、ドグッとね〜!