あの人 と 私 の人生は、一生 交わる こと の ない

「依存しちゃう……」

そう思って断食を始めたのは、つい1週間前の話だった。

一度やめる日ができると不思議なもので、あんなに発作的に求めていたのに、2,3日なくても平気なように思われた。週に一度リアルタイムの時があるから、その時だけ。

この間まで、寝る前に、起きる時に、家の事をしている時に、課題をする時に 、ずっと欲しくてたまらなかったのに、今は全然いらない。

「なくても私は一生、生きていける」そんな気がした。

しかし同時に、私の未来はぐらついた。

また何もない。

何か一つに絞って追い詰めて、不幸の中にいる希望みたいな顔をして、 そして毎日埃っぽくなるのが私の常だった。

今回もやはりそうだったらしい。 また考えなくてはいけない。

私はいつだって、一つに追い詰めようとする。

この方法が、本当に心の底から好ましいことだと思っているわけでも、そういう人が成功するのだと本気で信じているわけでもないのだけれど 。

いつだって一つを追いつめて、そう見せようとして、 あっという間に排他的になる。 意地悪

様子も見た目も変わらないのにね、私。

追いつめないと生きていけないみたいなふりをして。 本当のところ、私の顔はぐらついていない。


どこからが世の中が言う私なのか、わからない。

親に聞いたってわからないって言うんだから、 もう世界中の人誰も分からないに違いない。 それ以外の答えがない。


そこを求めて私は、欲するのか？

もしそうだとしたら、向こうも辟易しているだろうな。

思ったより深刻そうで、くだらない話。

───あの人と私の人生は、一生交わることのない