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穢シ王スートラ;小説;pilot #06

穢シ王スートラ;小説;pilot //微光、朝。…の #06
 
;-2023.11.29. //在原篁-sāsya
;散文、そして旋律のない音声のためのフーガ//花は、その。しかも/狂っ//
 
花。花々は
   思えば、凄惨な
舞い、…ん?
   風景を。きみは
舞い散り
   思えば、いたましい
      ねぇ。ここに
いっ
   音響に、きみも
      微笑。…と、
土に息吹きはじめた草葉。それらのおさない匂いをだにも
   微細な
      あっ
         微動。…この
埋めつくす。だからひととひとびとは口とこころに奇蹟の雙樹とそれを名づけた。また、慈悲の花とも。恩寵の花とも。かくて厳島偕樂園を奇蹟の園、または慈悲の園、さらに恩寵の楽土とひとは呼び、ここに呼び名は改められた。すなわち、厳島祇樹孤独者救済園と。のちに穢シ王、沙羅の
   わたしたちは
奇蹟の
   やさしすぎて
      あ
雙樹と、…それ。その
   ときに
      ささやかな
         あっ。この

   容赦なく
      くるしみが
それら、を
   咲けばいい。…ね?
      なんという!な
         矛盾ではないか!むしろ
名づけた。ひとびとは、また
   はかな、な。やさしく?もっと
      なん、な
         花たちが猶も
慈悲の
   咲けばいい。…ね?
      な、な
         あざやかに、ん。まさに
花と。さらには
   ち、花たちは空間の
      あたたかい、あっ
花。恩寵の
   傷であっ…花は
      好き。った朝日が
花とすら
   可能なかぎりの
      なん、な
         見えているとは。眼に
も。かくて
   鮮烈さで!かつ散っ
      な、なんっ
         この。おもえなんっ
厳島偕樂園を
   ええ
      と、…鬱
奇蹟の
   狂いなさいと?
      錯誤であろうか。なんという
         狂気。錯誤としてのみずから
園、または慈悲の
   色彩のない、しろい
      錯乱であろうか。なんという
         を。さらし、そこにさらっ
園、さらに
   見えますか?
      と、いう
         らっ。色彩は
恩寵の
   花。狂いなさいと?
      狂態?…しずかな
         明示したかに
楽土ともひとは
   しずまれ!
      え?歯痛
呼び、ここに
   だれかの、…おっ。哄笑、…おっ
      あけて。眼を
         悲鳴だっ、どこ?…った
かれら。かの女ら
   しずまれ!
      え?微痛
らはその
   どはずれの、…おっ。中傷、…おっ
      狂うが、花の。いっ
         だから背後にも、だ
呼び名を
   しずまれ!
      え?歯痛

   ななめ前方に?…おっ。失笑、…おっ
      すばらしい抽象
         だれ?な、…悲鳴が
改めた。すなわち
   なぜ?
      狂っ
1990年12月、厳島祇樹孤独者救済園と。のちに穢シ王、沙羅の雙樹の翳りに謂く、
   その花は、しかも ;aria
   狂っ
 
くるしみが。あるいは ;recitativo
   あっ
      あでや
石の雨
   あっ
      あざやかな
雨のように、ええ
   やかな
    あっ
 
   花は、その。しかも ;aria
   狂っ
 
   ん?
 
   狂っ…しかも
   唐突に
 
   くちを、…って
 
   やがてあなたは
   ひらきさえ
 
ええ。覚醒が。あ…感?が、あ ;recitativo
   あっ
      で。あっ
るいは雨。燃える
   あっ
      あ。ざやかな
る、雨の、え?
   あっ
      でや、あ
ように
   と、
 
   沈黙を気取る、と ;aria-contrapunctus
   そんな暇
   暇は
 
   ん?ないのだか
   ら。わたしたちには
 
   わっ
 
   花は、そこ。しかも
   狂っ
 
   わっ
 
   微動を
    狂いなさいと?
   を、不穏な?…微動
    狂って仕舞
     花
   風さえわずかにも
 
おっ ;recitativo
   ええ、ひがってゆ
      覚醒感?傷みのあ
歓喜が、あるいは
   あっ
      でや、で
汚物の
   あっ
      ざ、ざ、やかな
雨の…ええ。ように
 
雨。雨の
   その
      な

   の
   その
 
   花は、…そのしかも ;aria
   狂いなさいと?
   狂って仕舞えと
 
   しろく、ただ
 
   散りかうままに
   舞い散るままに
 
   その花は、しかも
   ゆらぐ綺羅にも
   翳りあうにも
 
   ざわめきながら
   しずまりながら
 
   その花は、しかも
   狂いなさいと?
   狂って仕舞えと
   しろく、ただ
 
   散りか、…ら。ほら ;canon
    い。なさいと?
   あざやかだろう?
    って、仕舞えと
   いるん。って、狂っ
    しろく、ただ
   もう。その
 
   色彩こそが
 
   色彩。滅びの
    狂いな、な
   あとに、色を
    花は、しかも
     色彩。滅びの
   色彩?…存在さ
      しろく、ただ
    狂って仕舞、ま
     の、後にあきらかにあきらかな色彩を
   さ
 
   せて仕舞っ
    …ええ
     その花は、しかも
   った錯乱。それらは
 
   狂いなさいと?
   花は、その。しかも
   狂って仕舞…ええ
   ふいの微動。ただ
 
   散りかうまま
      飲み込む気ですか?その
    乱れた。香りら
     あとの、滅びの
   舞い散るまま
      カミソリを。この
    乱れ、乱れる
     あっ…色彩
   ゆらぎ、綺羅にも
      やわらかな、ええ。ひかりたちの揺れ
    乱れ。香りたち、たっ!あの
     錯乱。見えますか?
   翳りをかさな
 
   そうでしょう?
 
   狂って仕舞えと
    あ
   しろく、ただ
    あ
   花は。…その
    あ
   狂いなさ
 
   な、狂い
      声が、…だれ?容赦な
    乱れた。大気さえ
     踏む。花を、ふ
   な、な、しろくただ
      声が、…どこ?明晰な、ほら
    乱れ、乱れる
     色彩を、その。しろい
   ん?死ん、そこに
      声が、…きみはあえて無造作に
    ええ。大気にさえも
     ふむ。花をそこ、ふ
   滅びたのだろう?…と
 
   あの肉体
    えも
     ふっ
   ん?
 
   肉体に、…死屍ですか?それはまだ新鮮な
 
   色彩を。みずからの
    狂暴なまでに!
     ええ、純白。狂暴な
   滅びさせたはずではなかっ
 
   しろく、ただ
   その花は、しかも
   狂いなさいと?
   狂って仕舞えと
 
   狂い、…え?しか
      が、…だれ?ひたすらに
    乱れた。地表も
     滅びのあとの
   ええ、しろく。もう
      声、…ど。いまだこの耳に
    乱れ、乱れる
     色彩。の、散乱
   狂って仕舞っ、もう
      聞こえているんだが。声が
    乱れ、地表に
     錯乱?それは、…らは、あ
   花。花たちが
 
   あっ
 
   しろく舞うにも
    狂いな、し
   翳りあ、いやしろく
    し。ただ
     しろく、いっ!
   散りかう微細な
      錯乱?それらは
    狂いな、なに?花が。その
     しろく舞うにも
   そこらに、なぜ?微弱な
 
   綺羅を。猶も
    その花は、しかも
   狂いな
 
   な!…と?
    狂いなさいと?
   なっ。翳りを
    狂って仕舞えと
   な、さ
 
   いやし…ろ。ええ、っだ
      狂って仕舞えと
    狂えるものたち
     つまさきに、ほら。花びらは
   散りかい、あ。ふるえ
      狂いなさいと?
    狂い、あっ。すでに
     翳りを落と、その。…にじま
   そこらに微細な
      その花は、しかも
    ふれたことなど、な。狂気には
     ま。せるかの
   ん?しろく舞うにも
 
   だれが狂えたと謂うのか?このあまりにも明瞭で冴え
    あ
   えた、あっ
 
   散りかうふるえも
      夢が。すべて
    狂う、…とは、ねぇ。なに?
     狂気すら、ら。いちどさえ
   え?そこらじゅうに、もう
      夢が狂気なら、見なかった
    狂えるものたちに
     も。見なかっ、狂気が
   しろく舞うにも
      いちどさえも。夢以外をすら
    狂おしく、花は
     夢なら、夢。以外にすら
   いやし…ね?ろ、く
 
   そこに…ただ、ら。ら
    狂える花たちは
   そこらじゅうにしろ
    狂い、すでにその
     いやしろく、…う
   ろ。凶暴に?、いやし
      狂って仕ま、え?
    眼を、もう奪うがまでに
     狂っ…だれが?たというのだ。だ
   ろ。ろく散りか、ええ
 
   散乱
 
   しろく舞うにも
      だれが?いまさら
    狂いな、し
     明晰でしか
   いやしろく、ただ
      狂気し得た、と
    しろく。ただ
     明瞭でしか、だっ
   舞い散るふるえも
      など。この期におよん
    狂う。花が、その
     あざやかではないか。…最高度に
   に。そこに、ただ
 
   微動
   狂えと?
   微動。しろい
   え、と。仕舞、ま…え?
 
   ええ
      しかもその花は
    え?
     わっ。狂っ
   微弱な、あえて。そう
 
   おっ
 
   花、その。しかも
    微動を。それら
   らっ。狂いなさいと?
    散華を!…おっ。花
     微動を。それら
   狂っ…おお!て仕舞
      え?狂いなさいと
    微動。猶も、おっ
     散華を!…おっ。花
   しろ、…そう。ただ
 
   失語したふりを…おっ。するな
 
   く。しろく散るに
    ええ、微動
   も。舞い、おっ。そこ
    え?…はい
   散りか、に…微震。し
    を、微
   ろく。ん?
 
   ええ、微動
    ら
   おっ。微
 
   を、
 
と、かたわら。般若は笑み、笑むままに笑み、穢シ王はふと、さらにかさねて、 ;recitativo
 
   花は、その。しか ;contrapunctus
      ここ。ここが
    知らなかっ
     嗅ぎ取られて仕舞った?もう
   しかも、猶も。狂いなさ
      地獄の、そう。園と
    きみがそんなにも、そん
     花々に、…きみにかおりは
   と?狂って仕舞
      ね、ここだ。…ほら
    そん、笑みを。邪気のない
     匂う?匂う?どう?あの雨にさえ
   しろく、ただ
 
   放つ。放たれて
    あ
     え?
   芳香。あてどなく、それら
    あ、と。黄泉返る
     え?…ええ
   咆哮?匂い
     笑っ…傷み。てよ。あかるく
   く、な。こぼれだしてい
 
   匂いたち、花 ;aria
   かすかな?あどけない
   笑みを?放たれた
 
   芳香は
   わっ。たとえば雨の、…の
 
   白濁の、なかに
 
   も、放つ。は ;contrapunctus
    狂いなさ
   た、なた、花々は
    しかも。その
   れ。はっ…なに?咆哮
    狂いな
   花たちは
 
   あ。狂いなさいと?知ら
      ななめ背後で
    と、ささやきが
     ね、傷いほどでしょう?眼に
   きみが、あ。そんな
      聞こえたでしょう?さっき
    と、そっと、耳たぶ
     笑みは、その。あまりに
   に、そん…あっ。なに
      咆哮、の。ような
    を…ねぇ。舐めたの?
     も、あどけなすぎ
   も。ただ
 
   ささやきが ;aria
   あっ
 
   そっと耳たぶに
   に
 
   ねぇ、もう
   ためらいさえもな
   な
 
   ええ
 
   あっ…ふれたかに ;contrapunctus
    狂いな、ぜんぜん知らなかった
   あ、ふれ
    きみが、った。かっ、ほんとに。そんなあ
   あっ…ふ。いま?れて仕舞
    あ、った。かっ、どけない笑顔を
   まっ。もう、息が
 
   浮かべられたなん、…ほら
      散っ、散っ
    あ
     恥ずかしがらないで、…いいよ
   笑みを。きみはん、…え?
      あなたさえもがうつくしい、と
    微動を、あ
     うつくしい、と
   猶も。そんなん
      妄想しているべきでしょう?
    あ。花たちに微震
     ささや、抉っても。眼を
   ん。に、笑みを。…簡単にうかべられて仕舞うんだね?
 
   花。花ら ;aria
   ら。微動を
 
   ら
 
   ら。花
   ら
 
   微震。…ら。れら
 
   ら。しろく ;contrapunctus
      の、園。…と、悲惨の
    狂気など
     放った匂いは
   舞うにも、しろく、ら
      ひとびとが呼ん、…ええ
    見はしなかっ、かっ、だれも
     日射し。その直射の辛辣にさえ
   ら、ゆらぎにも。しろい
      廃人たちの、と
    なにものも
     も。あきらかに
   ら。そこに、ただ
 
   花。赤裸々な ;aria
   ら。微動を
   花。ら
   微震。…れら
 
   れ、花 ;contrapunctus
    微動を
   ら。すでに狂い、いっ
    ら。見て、花
   ら。れ、ら。だれが!
    微震。…れら
   狂えるも
 
   れら、狂えるもの
      最後の場所。最後に
    ら
     ゆび。しゃぶられた、ゆ
   たちが、ら。すでに狂い、そ
      みちあふれるべきも…残骸と、ものだ!
    はびこる。はかないまでに
     の、付け根に。なぜ?
   だれが!だれが狂ったというのだれが狂い得たというのだだれが狂っていたというの
      亡き骸と、ひとは。その
    ら。花たちが
     歯型。あからむ
   だ!狂えるものらに
 
   見て!花々は
    あっ。狂えるも
     をっ。微動を
   増殖。翳りを
    のた…狂い、ち。すでに
     をっ。おっ
   氾濫。綺羅を
    のた、も。…に
     おっ。微震
   ずぶといまでに
 
   破棄される場所
      ここが、そう
    ここ。ここが
     花たちが、そう
   最後の場所
      壊れものた…みちあふれ
    ね?ここが
     理不尽なまでに
   見捨てられる場所
      あふれかえっているべ…うつくしさが
    ここだ。こここ
     はびこっていてほ、こここそが。しい
   殺されはしないはずの
 
   でしょう?場所
 
   花。花ら
    が
   ら。微動を
    が
   花たちは
    あ
   微震。…れら
 
   狂いなさいと?
      喉に、その
    ほほ笑ましいまでに
     見出すがいい
   花は、それら。しかも
      舐めるかのような…え?
    あるはずがない!窮まりなど、かなしみに
     云い難い色彩を。その
   狂って仕舞えと
      声で。そっ、ささやいてほ。そっと
    叫んだ?わたした
     すなおな視野に
   そこにも、わななく
 
   る。る、り
    も
     を、微動。おっ
   綺羅めきも。はびこ
    も。もう
     おっ
   り、る、どこ?
    も
     おっ、微震
   どこできみは笑ったの?…いま
 
   花。花ら
    る。る、り
   ら。微動を
    はびこらせよ。綺羅めきをもはびこ
   花。ら
    り、る。翳りあ
   微震。…れら
 
   あ。しろく散るにも
      廃人たちの最終的に廃棄される場所だよ、と?
    見なかっ
     色彩。その赤裸々な
   しろく、った。ただ、あっ
      狂いなさ、漂います。沙羅…ら
    だれも、狂人をなど
     閉じた眼にしかもあきらかさを
   る、あ。しろいふる、あ。えも
      ら。るえ、ふるわさ
    なにものも
     眼にさえも、猶
   しろ、あっ…く、ただ
 
見てください!花たちを ;recitativo
 
   花。花ら ;aria
   ら。微動を
 
   おっ
 
   花。ら
   ら
 
   微震。…れら
 
   らあっ
   あっ。いまや
 
   みちあふれるのだっあきらかさを、 ;contrapunctus
    香りは乱れた
     った花たちの
   た!見たことなどなかっ…いまだかつて。く、らいに
    乱れた。大気は
     微動を、微震を
   横溢?虹彩は昏み
    色彩はみだっ
     花。そして乱れた花たちの
   み、ひろが、見たことなんっ…り、こんな
 
   香りはだ、だれた
      あえて、それらさらさらと
    みちあ、あ、あ。ふれるのだっ
     ら、さ。ら。った!沙羅の
   乱れる香りに
      みちあ、え
       え?
        ふ。…るえているべきで
         あっ
          しょう?
    見たことなかっ。虹彩は
     いい。咬みちぎっても
   大気は、い?乱れた
      さらさ、ら。ら、らっ、と沙羅
    ひろがり、見たこ、こんな
     ら、も。花。しろく
   色彩さえもがみっ
 
   乱れた綺羅めきは
    花。花ら
   鋭利なばかりに…ええ。綺羅
    微動を、花
   ら。その
    微震。花は
   翳りあう綺
 
   ら。花ら ;aria
   ら。微動を
   花
 
   ら。な、ら
   微震。…れら、を
 
   ん?
 
もう、涙はながされなくてもいいのだろう。だれも ;recitativo
   花たち
泣きはしなかっ
   の、翳り
      飛散。…あっ
いちども
 
だれも?
   だっ
と、そしてうつくしい
 
   花は、その。しかも ;canon
      壊れてゆく!あっ
    あ。なんという
     と。いう
   狂いなさいと?
      ひかりたち。あっ
    と、あるいは突然の
     あ。唐突な?…ざやかではないか!
   狂って仕舞えと
      すみやかな屈曲
    傷みを。…そう
     な、屈曲
   しろく、ただ
 
   わたしたちはこんなにも孤独だったん
 
   ん?
    っだ
   ええ
 
   散りかうままに
      なにを見てるの?
    花は、その。しかも
     かっ。ん?
   舞い散るままに
      きみは、おしえて仕舞うべ
    狂いなさいと?
     散りかうまま
   ゆらぐ綺羅にも
      見えたん、なにが。見えるん
    狂って仕舞っ
     に、野放しの、おっ
   翳りあうまま
 
   しろく、ただ
 
   花は、その。しかも
    吐きかけないで!その
     けっして、だ。この
   狂いなさいと?
    やさしい息を、ねぇ
     まばたきをやめない
   狂っ、る。って仕舞えと
    燃えあがって仕舞うよ。もう、その
     まぶたをも、ええ
   ただ、しろく。ただ
 
   翳りあうま
 
   ま
    あっ
     ま、に
   ええ
 
   散りか、…ほら
      わたしたちは、そう
    鼻さきでこれら
     しなかっ
   あざやかだろう?
      残酷な…ったろう?くらいに
    ら、至近でゆらいだ
     ね?涙は、ね?濡らしは
   狂っ。るっているのだ。もう
      新鮮で、そして
    花々は。るっ
     流れだしはしなかっ、ね?
   その色こそが
 
   綺羅め…ええ。き、すぎて
 
   滅びのあとの
    の、綺羅めきはそして
     滂沱の、の。涙を
   の、色彩を
    冷静な、そう
     ぬぐえ。思わず
   存在させて仕舞っ
    苛酷まなでに!…え?って
     った。失語さえして
   錯乱。それは
 
   ん?その
    のっ
   色彩こそ
 
   それらは、…が。ほら
      わたしに孤独が
    が、冷静す…いいえ!ぎてもう
     そう、ここに。この
   れら、まばたいて
      孤独が!あなたの孤立が!
    うざっ、ええ。ゆびさきに
     花ざかりの
   ごらん。ら、微笑を
      あまい臭気をさえ放っ…好きかな?
    滞留。ひかりの
     いわば、あっ。りに
   きみの。見てあげら、りに滞留。れら
 
   ら。錯乱。それらは
    らっ
     ら
   ら
   
   錯乱?
 
   花は、ええ。だから
      あなたは、わたしの
    どう?目舞いがしませんか?
     なかっ。流れたりはし、でしょう?
   狂いなさ、さ、みんな
      微笑が、さ。この
    さあ、と。ふいに訪れたこの
     どうでしょうか?だれに
   狂って仕舞えと
      あえて、盗み見るがいい
    なぜ?哄笑
     涙。…なっ、だれにもなが
   しろく、ただ。しろい
 
   しろ
    ろ
   ろ。くろ、ただ
 
   空虚?いいえ
    叫んっ。…あ
     わななくんだ。すでに
   ふれられない充満
    ふと、意味もなく
     いつでもどこでも
   も。ゆらぐ翳りに
    狂って仕舞っ…ええ。あくまでも
     なに?…るっ。顎は
   綺羅を散ら、ら
 
   ら
    翳りあうまま
   ら
 
   あっ
 
   叫ん…あ
      狡猾な!なんて
    わたしたちはそして
     じゃない?びしょぬれじゃ、ねぇ
   意味もなくふと
      なんて狡猾
    恍惚のないままままに、いっ
     傷つけないで。なにも
   狂って、い。仕舞っ…ええ。あくまでも
      いじきたな、いっ!
    な、笑みをうかべた
     傷つかな。な。な。いでだれも
   微動。冷静な
 
   綺羅め…ええ。き、すぎて
 
   花は、その。しかも
      も
    あっ
     と、花?
   狂いなさいと?
      と
    あっ
     あ。散りかっ
   狂って仕舞えと
      お
    なぜ?
     あ。りかっ
   散りかいしろく
 
   ただ
    ろっ
   ん?その
    るって仕舞っ
     ろく
   色彩こそが
 
   あなたの翳りに
      見えたのは、なに?
    花。散りか
     かっ、と?狂いな
   ゆらいでいたのだ
      あなっ。…どう?
    かっ。わたしたちは息をひそめもせずに
     ええ。傷つけあったりしな
   だが、見なかっ
      おしえて。なにが見
    ね?散りかっ
     なさい、と?
   え?きみも
 
   錯乱。ら、れらは
    らっ
   らの錯乱
 
   花は、その。あまりにも
    花。かっ
     ん?だから狂おしいま
   孤独だったと、ええ
    かっ。やがて
     ま。までに花散りかっ
   窮まりない孤立!…と
    見晴るかす朝に!
     かっ、かって
   とさえ謂えないか?そうとも
 
   わたしたちはこんなにも孤独だったん
 
   ん
    ん
   ん
 
   そうでしょう?その、…ん
      なんっ。悪意でしかない!
    まばたきあいましょうか?
     散りかっ
   狂いなさ、みんな
      狡猾な!なんっ
    花々の、しろい
     か、ええ。踏まないで!それは
   なぜもだえはじめないでいられるのだろう?この
      なんっ、かつ鋭利な
    これらあやうい翳りに、れら
     も、そう。花だか
   しろ、え?やめたね、ささやきを
 
   翳りあうまま
 
   わたしたちは、そう。破壊的だから
      壊れてゆ、え?
    あれら、あ
     あ。花?
   わたしたちをさえも
      あ、ひかりたち。あっ
    翳りのしたに
     に
   すみやかにわれをわすれていいですか?
      すみやかな屈曲
    いっ。どうですか?いま
     ま
   叫んでみてもいっ
 
   いいですか?…ふと
    叫びを
     を、などあげようとなど
   ええ。綺羅め…え?き
 
   き、すぎ
    ぎ
   て
 
   かんっ、わたしは…なに?
      あ。壊れてゆく!あっ
    いま、わたしの微笑は
     無垢?すくなくとも
   いわば、ええ。意味のな、空虚な?
      ひかりたち。ち、たち…あっ
    うつくしいだろうか?
     詐欺だ!あれら
   かなしみ。鮮烈な
      すみやかな屈曲
    あなっ…ええ
     悪意などなかっ
   やかなしかも厖大な
 
   かすか
    ん?その
     すかな?
   色彩こそが
 
   を。かんっ
      見てきてください。きっと
    わたしにとっても
     れら、花々は
   感じた。…を
      たとえていえばあるいはどこかの丘の上に、…どこ?
    やさしいだろうか?または
     狂いなさいと?
   お
      花。ひかりをうばわれた
    ろうか?じゅうぶんこのましいだ
     狂って仕舞いまにも芳醇な
   な、…見えますか?ほら
 
   ら
    錯乱。それらは
     あっ
   錯乱。それらの
 
   花は、その。しかも
      も
    お。おう
     蜜をも、そう
   狂いなさいと?
      い、と
    お。おう
     飛び散らせはじめそう
   狂って仕舞えと
      お
    お。散りかっ
     おう
   しろく、ただ
 
   わたしたちはこんなにも孤独だったん
 
   ええ。ゆびさきに、いまも
      お。息を、やおら
    花?ほほに
     りかいつづけて花々は
   わっ。これらわたしの背後できみが
      吹き返してゆ…あ
    かっ、ふと。へばりつ
     ええ。繊細な
   もてそんだのだね?翳りを
      微光に、わたしは。翳りあっ
    き、か…あなたの。き、かけたその
     悪意をも持つ、と
   を、ゆびさきに
 
   しろく、ただ
      だっ
    だ
     だっ
   た
 
   目舞いがしま…どう?
    ら。微細な綺羅め
     ささやいておこうか
   狂いなさいと。狂っ
    き。り、かって
     やわらかな嘘を
   仕舞っ、なぜ?…狂っ
    散りかっているうちに
     おっ
   しろく、ええ。ただひたすら
 
   に
    ら
   綺羅め…ええ。き
    き
     ら
   すぎて
 
   空虚?しろい、圧倒的な
      花?その、しかも
    したたるような
     懊悩?なっ
   ん?あ、ふれられない充溢
      仕舞っ…ええ。狂って
    綺羅めきに
     おっ、ええ。か
   ええ、もはや
      狂いなさい、いま
    そそぐかのような
     つてなかったあざやかさで
   いいですか?…叫んでみても。ふと
 
   ん?その色彩こそが
 
   あ
    あ
   ほら!
 
   凄惨な、ま
      なにが見えるの?
    ええ。あいまいな翳りだ
     な、花
   までに?…ままで
      おまえは猶も
    あした眸は見晴るかす
     な、な、な
   ま、までわたしたちは
      なにが見たいん
    かっ、…なにを?りかっ、朝に
     え?花
   うつくしい。綺羅の
 
   錯乱。それらは
    あっ
     れら
   それらの
 
   錯乱
 
   反射に、俊敏な色彩を
      壊れてゆく!あっ
    キスをしませんか?たとえば
     咬みちぎって仕舞うがいい。花びらをも、もう
   肌に、ろっ
      ひかりたち。ろっ
    ふたりの、ね?この
     我慢できな、ええ。ろく
   滅ぼしなが…え?そのしろさを
      すみやかな屈曲
    まぶたにだけ、たとえば
     わたしたちの窒息
   ら。しろさそのものに
 
   発光
    わたしたちはこんなにも孤独だったん
     て、いる
   るかに
 
   て、いたかに
    ん
   に
 
   だっ
    やさしすぎ、もう
     えづく?その喉も
   あつ
    存在。ふれたくちびるの…に
     しなかっ、でしょう?
   だっ。いまや
    も、気づかないか
     ら、涙を
   しろく、ら。ただ
 
   ら
      ら
    しろく、ら。ただ
     ら。爛れるかに、ら
   ら
 
   花は、その。しかも
      も
    もう
     流したことなん
   狂いなさいと?
      いっ
    と
     涙を、ね?この
   狂って仕舞えと
      え、と
    やめてもう
     滂沱の涙を
   ただ、たっ。しろく
 
   翳りあうまま
 
   綺羅め、その。しかも
      黄泉返らせてほしい!
    い。らかないで!くちを
     ひ。らっ
   しかも
 
   狂いなさいと
      わたしを。もう
    あふれて仕舞うよ。いっぱいの
     の
   の
 
   狂っ、…と?
      かつてなかったほどに!
    ひかりたち。あれら
     り、たち
   しろく、ただ
 
   わたしたちはこん
 
   こんなにも
   ん?その色彩こそが
 
   散りかうままに
    の、充溢。わらっ
     ぬぐえ。この
   狂いなさいと?
    あなたが…だ。ふと落ち入った沈黙の、だれ?
     滂沱の涙を辛辣なまでに
   ゆら、仕舞えと。狂っ
    わらってあ…っだ。げよう
     った、おまえも。そう、不遜なまでに
   しろく、ただ
 
   錯乱。それらは
    あっ
   それらの錯乱
 
   ぐ、ゆら。ぐ、ね?
      あっ
    あざけるか、の。ように
     えも、おっ。滂沱の
   見ていませんか?花々に
      あっ。ざけるかのように
    辛辣。不遜?…に
     涙を、ええ。破廉恥なくらいに?
   綺羅めきを。または
      あっ。赦して
    に、見下したかに
     流しつづけなが
   ら
 
   綺羅の反射に
    ら
   色彩を
    ら
   わたしたちはこんなにも孤独だったんだ
 
   ね?
 
   色彩を滅ぼすあれら綺羅めきを
      見て
    いっ
     壊れてゆく!あっ
   あざやかだろう?なにも
      見て
    いっ
     ひかりたち。あっ
   かも、発光!見えはしな
      見て
    いっ。…傷み?
     すみやかな屈曲
   発光!ほら
 
   しろく、ただ
 
   吸いなさい。ふかい息をくちびるのさきで
      壊れてゆ、あっ
    網膜は、あ。完全に
     あなたの翳りに
   の手前であやうい
      ひかりたち。あっ
    あ。無傷なまっ、肌は
     ゆらいでたのだ
   そこで花たちは
      っだ。すみやかな屈曲
    まま…だっ。完璧に
     が、ね?見なかっ
   ゆら、…ええ。ったゆらぎ
 
   翳りあうま
 
   あ
      わたしに孤独が
    しかも花。花はその、おっ
     お前も。わたしも
   あっ
      あなたの孤立が
    狂いなさ。さ
     まばたきの須臾に
   あ
      息を吹きか、えっ
    狂っ…あした、笑おう
     と、須臾のまばたきにきみを見うしなっ
   え?
 
   綺羅め…ええ。き、すぎ
 
   て
      えっ
    て
     え?
   て
 
   網膜を、この。いま燃えあがらせるかに
      え?壊れてゆく!あっ
    腫れあがっ…あ。した?
     あっ
   狂いな、昂揚
      ひかりたち。あっ
    晴れたら。あしたゆびさきが
     あっ
   興奮のない、冴えた
      すみやかな屈曲
    綺羅めきに爛れた
     あっ。た、たたかな
   傷みをだけ?ただ
 
   錯乱。それらは
    あっ
   それら
 
   ら、の。錯乱
 
   絶句さえし、錯乱?いいえ
      あなたにあなたのほほ笑みは
    ええ。翳りに膿ん…これら
     ぶたないで!微風に
   の、まさか!擬態をさえはじ…わたしたちは
      そう。もう
    わたしたちの、そう
     ね?髪を
   強靭なん、あ。狂っ
      暴力でしかな
    野放図な繁殖
     いやしませんか?
   狂人?…たちは
 
   わたしたちはこんなにも孤独だったん
    あっ
   ん、それら
 
   ら
 
   錯乱?
   らっ
 
   躍動する。花たちは、その
      な
    増殖。肌に
     狂っ…花は
   狂いなさいと?
      な
    微光のむれが
     狂って仕舞えと?
   って、仕舞えと
      なにが、見え
    増殖。したかに
     え?狂いな…ええ
   しろく、ただ
 
   しろく、た
 
   だっ!
    あ
     あ。爛れあ
   あ。…れら
 
   ら
 
   散りか、…ほら
      なにを見ているの?
    錯乱?いまも
     さあ、これみよがしな
   あざやかすぎて、ね?
     と、ふいの
    あげれば、顔を
     な、くらいにもすがすが
   深刻な、まるで
      引き攣けを、あっ
    花々は、あ。綺羅め
     な、あ。これら微風
   暴力のように
 
   翳りあうまま
    あっ
      綺羅めきあ
   あ。錯乱?
 
   その
 
   花は、その。しかも
      こゆび。いっ
    ええ。翳りあ
     搔き乱さ、え?
   狂いなさいと?
      にっ
    あ。花は
     さあ、すてばちなまでにも
   狂って仕舞えと
      に、微光の散乱
    錯乱?狂って仕舞えと
     みずみずしい、いっ
   しろく、た
 
   だっ。ええ、綺羅めきすぎて
      るいなっ
    く。あっ
     く
   それらの
 
   の?
      る
    いなっ。く
     るい
 
   なっ。…の?
      る
    いなっ
 
   の?るく
    いなっ
 
   と?
 
   錯乱
   らんっ
 
   花々は、…あっ
   あっ。まばたいて
   見て!わたしに、ほら
 
   微笑を、この
   錯乱?…と
 
   ん?そのらんっ
    あ
     あっ
   色彩こそが
 
   あ
 
 
 
;穢死王修多羅

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