見出し画像

;2024.04. 偽名の私小説;虚構 詩篇 01


;2024.05.22. sāsya //詩
 
ナイーブな轟音をたててきみが崩れてゆくのを、ぼくたちは見ていた
 
;solo
   咬む。花を
   毒蛇?…咬む
 
   咬む。ナイフを
   薔薇?…咬む
 
   咬む。蛇を
   切っ先を?…咬む
 
   咬みくだ…え?砕く
   咬み
 
   砕く。そんな
   …な。ナイーブな?
 
   夢をさえわたしは
 
;duo
   咬む。花を
    咬みくだ…え?砕く
   毒蛇?…咬む
 
   咬む。ナイフを
    咬み
   薔薇?…咬む
 
   咬む。蛇を
    砕く。そんな
   切っ先を?…咬む
 
   咬む。花を
    …な。ナイーブ
   毒蛇?…咬む
 
   咬む。ナイフを
    な、な?
   薔薇?…咬む
 
   咬む。蛇を
    …な、夢をさえ
   切っ先を?…咬む
 
   咬みくだ…え?砕
 
すべての花は、蛇は、ナイフは…錆た?すべて牙をはやしているべきだったか
 

 

 
;duo
   咬む。花を
   薔薇?…咬む
 
   咬む
 
   咬み、…え?砕く
    咬む。蛇を
   咬み砕く。そんな
    毒蛇?…咬む
   …な。ナイーブな?
 
   …な、夢をさえわたしは
   繊細なのだ。いつでも
 
   咬む。蛇を
    軽妙なのだ。いつでも
   毒蛇?…咬む
 
   咬む
 
   咬み、…え?砕く
    咬む。ナイフを
   咬み砕く。そんな
    切っ先を?…咬む
   …な。ナイー
 
   …な、夢をさえわたしは
   軽妙なのだ。いつでも
 
   咬む。ナイフを
    切実なのだ。愛は、この
   切っ先を?…咬む
 
   咬む
 
   咬み、…え?砕く
    咬む。花を
   咬み砕く。そんな
    薔薇?…咬む
   …な。ナ
 
   …な、夢をさえわたしは
   切実なのだ。愛は、この
 
;solo
   咬む
   咬む。咬み
 
   砕く。そんな
   な
 
   夢を。あいまいな
   夢を
 
   …を。思うよ。きみを
 
ナイーブな轟音をたててきみが崩れてゆくのを、きみ自身は見ていた
 
;quartet -01
    地表に、いつか
       ペッ
     咬む。花を
      つばさだ!それらは
    蛇を咥えた薔薇たちを
       いい?きみでして
     をっ
      つばさをはやし
    放とうよ、と
        傷つけて。きみは
     咬む。薔薇を
      はばたいた蛇たちだった
    ふと、朝。起き抜けに
       自身を。きみ
     をっ
      つばさだった!それらは
    きみは、しなやかな
       自身で。きみ
     咬む。蕊を
      踏む、いまきみが
    裸身をさらして
       わ。…わっ
     をっ
      翳りは、その
    逆光に
       うつくしい。まるで夢に
     咬む。蔦を
      つばさだ!それらは
    笑みを
       夢見られたオナペッ
     と、しなやかな前歯
      返り見たまなざしに
    …抱いて
 
;quartet -02
    地表に、いつか
       ペッ
     咬む。花を
      傷つけて。きみは
    刃物をはやした薔薇たちを
       いい?きみでして
     をっ
      自身を。きみ自
    放とうよ、と
        傷つけて。きみは
     咬む。薔薇を
      自。じ、自身で。きみ
    ふと、朝。まばたきに
       自身を。きみ
     をっ
      わ。…わっ
    きみは、ふしだらな
       自身で。きみ
     咬む。蕊を
      うつくしい。まるで夢に
    気配をけして
       わ。…わっ
     をっ
      夢見られたオナペッ
    背後に
       うつくしい。まるで夢に
     咬む。蔦を
      ペッ
    まわりこん
       夢見られたオナペッ
     と、ふしだらな…な!舌は
      傷つけて。きみは
    …やめて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?