国語の教科書が好きでした4:太宰治「斜陽」
*実は「斜陽」はまだ通して読んだことがなくて、これは中学校の国語の教科書に載っていた「斜陽」の一部分とその思い出のお話です。
教科書の最後の方に、有名な作品とその著者名が並ぶ文学年表、みたいなものがありました。先生はそれを順に追っていき、「うん、そうだね、これは知っておかないとね」などとコメントしていくのです。生徒たちは、先生が大事だと言った作品には蛍光ペンや色ペン、シャープペンシルなどで年表に線を引いていきます。テストに出るかもしれないので。太宰治さんの作品になったとき、