猫の糖尿病

うちの猫の片方(茶トラ)は、
10歳の頃に糖尿病になりました。

私がフルタイムの仕事で朝7時過ぎに家を出るため、
朝ごはんを回収せずに置いていって日中残りを食べられるようにしていた。

その頃から徐々にわかってきたけど、
糖尿病にならなかった方の猫はちびちびと何回にも分けて食べる派で、その子が後で、と置いていた分も茶トラが食べちゃっていたようでした。

茶トラのオスは大きくなると本などでよく読んでいて、通常5キロ台、発病した頃はMAX7.4キロくらいありました。

さらに、人間が片づけ忘れたお菓子の残りを漁ってしまうことが数回あり
ふとある日 尿量が多いことに気づきました。
(オシッコシートの濡れ方で)

でも、先週ゴミに出し忘れたかな?
気のせいかな?? とも思ったり。

それまでは毎年予防接種でしか病院に行かない健康優良児。
風邪もひかない、お腹も壊したことない。

ちょうどその頃引越しが間近に迫っていてバタバタしていたのもあり、獣医さんまで150メートルの所に住んでいたにもかかわらず
すぐ病院に連れて行かなかったのです...

後から思えば、あの時すぐに対応していれば、
療養食だけでコントロールができたかもしれないのに!


引越し後、茶トラは少しスリムになりました。

家の床面積が2倍ほどに増えて階段もあったので
運動量が増えてダイエットに成功したのかと思ってた。
(尿量の増加もなくなったりしていて。
獣医さん曰く悪くなったり戻ったりを繰り返して進行していくんですとのこと。)

しかし、また尿量が増えてきて(オシッコシートを変える頻度が増えるのでわかる)
体重を測ると2ヶ月ちょっとで 2キロ近く痩せてしまっていました。

お盆の頃だったので開いている病院を探して、

血液検査をして

結果、  

糖尿病です。
インスリン注射が必要です。

もともと猫は診察にストレスを感じて病院で一時的に血糖値があがることが多いそうですが、
必要なインスリン量を調べるために、数日入院するか、毎日連れて来てくださいとのこと。

幸い車で連れて行きやすいところで、引越しに伴い私も仕事を辞めていたので2.3日続けて通いました。

インスリン専用の針が細い(痛くない)注射器で
朝・夕の食事後に1メモリから。
それで血糖値は安定したけど

数年のちには膵臓の値が高くなり薬を飲んだり
肝臓のケアにサプリメントを飲んだり。

もちろんフードも糖尿病用に変えました。
ダイエットもしなければなのでキッチリグラムを測って。いつもお腹減らしていたなー。

ストーブやコタツで体があたたまりすぎると薬の代謝が変わるのであたりすぎないように先生に言われて、気をつけて見ていました。

7年間毎日、朝晩お薬と注射を飼い主も頑張りました。
ダイエットが進んでインスリンの量は1番多い時で1.5メモリだったのが
1→1.5→1→0.75→0.5→0.25→0.1と減っていき、

お薬も膵臓の薬は要らなくなり、
加齢もあるのか腎臓の値が落ちてきて薬をのみはじめ、
フードも糖尿病用から腎臓ケアに変えました。

そして ここ1年以上 寛解といってもいい値が続いているので
ついにインスリン注射をやめてみることにしました❣️

(毎日の観察と検査が欠かせないのでやめることにも二の足を踏んでいたところがあります)

年末年始の病院が閉まるタイミングを外して年明けから 1日2回の注射を1回に。
1日1回尿検査をする(ケトン・蛋白・ブドウ糖)

2週間尿検査も◎
ブドウ糖が出ていないので注射全部やめてもいいですよ、とのことで
注射やめてからもまた検査。
1週間経ちましたが尿検査◎です。

今は 尿検査を数日おきにしてもいいかなと思っているところ。

まさか糖尿病を克服できることがあるなんて思わなかったので 良かった♡

でも、やっぱり 気になることがあれば
早めに病院に行くのがいいな と思います。


これからも腎臓の経過を見るために月に1度の血液検査を続けて
年に一回はもっと項目を増やした検査を受けていきます。

2頭とも10歳頃から年に1回の検診を受けていましたが、うちの場合は調子良いのが続いた後ガクッと一段悪くなるとかが多くて
油断できないなと思っています。

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