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発散系の趣味を見つけたい

オードリー若林さんの作家との対談本で、角田光代さんが10年以上ボクシングを続けているとおっしゃっていた。角田さんいわく、まったく上手ではないが、ボクシングをやることで人と比べない精神的な強さがついたとのこと。人は人、自分は自分となかなか切り分けられないわたしは、がぜん興味が出た。


フットワーク軽女なので、近くのボクシングジムを見つけて体験しにいってみた。強くなりたいとよく言ってる夫も付いてきた。ジムはガチ勢ばかりでなく、フィットネス寄りのジム。
年下のコーチはタイトルを取ったこともあるプロで親切だった。

ジャブやストレート、キックを教わる。サンドバッグに初めてパンチしたが跳ね返されるくらい重い。コーチ相手にジャブ、ストレート、キックの組み合わせでひたすら打ち続ける。ボディコンバットの経験はあるのでそれなりに身体は動いた。

夫から、「えい!(> <)=o」って感じでパンチしてるのが面白いと言われる。人が一生懸命やってる所を面白がるな😡

やっぱり身体を動かすのは楽しい。
心地よい疲れがじんわり。迷ったけど試合よりもダイエットや筋トレ目的の会員が多いらしく入会してみた。


ジムの後に、妹から夜に好きなバンドが吉祥寺でライブするから、ついてきてもらえないかとラインがきた。京都で活動するインディーズバンドらしい。

吉祥寺のビルの5階のライブ会場は、フロアの真ん中でバンドが演奏する珍しい会場。ひさびさに大音量の生の演奏と歌を浴びて、脳みそや肌が振動する感覚。妹のお目当てのバンドは、世の中めんどくさいけど何とか生きようね、という緩い歌詞とポップなメロディーで楽しめた。妹は間近でバンドを見れて感動しきりでライブ後にメンバーと喋りに行っていた。そんなに好きなものがあるって羨ましい。

ライブはあまり行かないけど(一昨年のサマソニ以降行ってない)、イヤホンで聴くよりずぅっっとメッセージが心にダイレクトに伝わるんだなとライブのよさを発見。

この日はとにかくエネルギーを放出しまくった。そのおかげか、翌朝は身体が軽かった。

わたしは「発散する」系の趣味をあまり持っていない。文章を書くのは趣味だが、発散してる感じはない。頭だけ使って書いている気もする。
学生の時はスポーツ系の部活にいたが、社会人になってあまり体を動かさなくなり、映画や読書で目・頭を使うだけになっている。

この日はめちゃくちゃスッキリしたので、発散する系の趣味をするのはよさそう。ジムを続けられるかわからないけど、エネルギーを放出する趣味や活動は挑戦してみたい。


話は変わるけどボクシング映画とドラマは名作が多いとか。わたしは3作しか見たことないけどどれもよかった。

⚫︎BLUE/ブルー

負けまくる主人公だけど、卑屈になったり荒んだりしないのが大人。三人とも三者三様に人生に向き合うさまが印象的だった。とてもいい映画でした。

⚫︎ケイコ 目を澄ませて


ドキュメンタリーみたいに淡々と進む静かな映画。
耳の聞こえないボクサーを演じる岸井ゆきのが本当にその人にしか見えなかった。


⚫︎ブラッドハウンド

ボクサーの復讐劇。あんまりボクシングは関係ない。二人の鍛え抜かれた身体がすごい。グロすぎて去年の私は脱落。夫は面白かったとのこと。


こういうのをみた後、夫はもろに影響されてシャドーボクシングをしているのが、少年みたいだなと見ている。ふたりとも果たしてジムは続くのだろうか。続けてたらまた書きます。



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