投資初心者が知っておくべきサンクコストバイアス
お正月になると、大人であってもお年玉や寸志として金銭を受け取ることがあります。仮にその金額が1万円であったとしましょう。
この1万円を、例えば紛失してしまった場合、自分が労働などで稼いだ1万円を失った場合と比べると、後者のほうが心理的な痛みが大きいと感じる人が多いと言われています。
この現象は、心理学でサンクコストバイアスと関連付けて説明されることがあります。
サンクコストバイアスとは?
サンクコストバイアスとは、すでに費やしたお金や時間、労力を取り戻したいという感情が強く働き、合理的な判断ができなくなる心理的な傾向を指します。
具体的には、自分で一生懸命稼いだお金には、時間や努力が伴っているため、そこに強い感情的な価値が付与されます。そのため、こうしたお金を失うと、他人から受け取ったお金を失う場合に比べて、心理的な痛みが大きくなります。
これは投資の場面でも重要な意味を持ち、例えば、あなたがある株式に投資をしたとして、その株価が下がり続けてもこれまで投じたお金や時間を無駄にしたくないと思い、冷静な判断を下せなくなる事があります。
この結果、本来なら損切りをするべきタイミングを逃し、さらに損失を広げてしまうリスクがあります。
サンクコストバイアスを克服するには?
この心理的なバイアスを克服するためには、いくつかのポイントを意識する事が大切です!
先ずは、お金に対する感情をコントロールし、
自分で稼いだお金には特別な価値があると感じるのは自然な事です。
しかし、投資においては、全てのお金をフラットに扱う意識が必要です。とは言え、お金の出所に関係なく、冷静にリスクとリターンを比較しなければいけません!
過去ではなく未来を基準に判断する
既に失ったお金や費やした時間を取り戻す事に固執せず、未来に目を向ける姿勢を持つ事が重要です。なので、投資判断では、過去の損失ではなく、これからの収益可能性に基づいて行動する事を、一緒に意識しましょう!
計画を持つ
あらかじめ投資計画を立て、感情に流されないルールを作ることも有効で、例えば、一定の損失が発生した場合は損切りをし、利益が出た場合はある程度で確定するなどの基準を決めておける様に努力しましょう!
まとめ
サンクコストバイアスは誰にでも起こりうる心理的な偏りですが、それを意識し、克服することで投資の判断力が向上するので、自分の感情を理解し、合理的な判断を行うことが、長期的な投資成功の鍵となるのではないでしょうか!そして、お金の価値を冷静に見つめ直し、未来志向で、投資に取り組もうではありませんか!
本日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!この記事が少しでもお役に立てたなら、ぜひいいねやフォローで応援いただけると嬉しいです。
皆さんからのサポートが、これからの発信の力になります。これからも、役立つ情報や心に響く内容をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!