背中さん

某大学の相談機関で働く、カウンセラー兼研究者です。臨床心理士・公認心理師です。 学部の…

背中さん

某大学の相談機関で働く、カウンセラー兼研究者です。臨床心理士・公認心理師です。 学部の後、修士・博士課程と気が遠くなるほど臨床系大学院の学生をやっていました。 人のこころや社会など、気づいたことについてツラツラと書いていこうと思います。

最近の記事

臨床心理士養成大学院での生活   

背中がいたのは、某大学の臨床心理学の研究室でした。かれこれもう10年前。 構成員は、修士課程が30名、博士課程が、40名程度。合計で70人ぐらいですね。 それに加えて、教員が8名ぐらいで、中には精神科医の先生もいました。 とにかく、ものすごく大所帯でした。 指定大学院によっては、修士課程の学生が3名、M1とM2を併せて5名とかの所帯であることもザラなので、やっぱり多いと思います。 今から考えると、学部の70名程度の講義でインテークカンファレンスを毎週していたということ

    • 臨床心理士・公認心理師を目指す人のために -小さなアドバイス集 その1-

      私はカウンセラーに向いているのでしょうか 大学という組織で働いたり、仕事をしていると、よく人から「私は、カウンセリングに興味があるのですが、カウンセラーに向いているか分からなくて・・・悩んでいます」と聞かれることがあります。 多分、毎年3人ぐらいからは聞かれると思います。 ここで、臨床心理士や公認心理師を目指す人たちのために、自分の経験から少しずつ書いていきたいと思います。 ちなみに、この問いに答える前に、私のプロフィールについて少し書いた方が良いかもしれません。

      • 臨床心理士の養成について思うこと

        昔、臨床心理士を養成する指定大学で教員をしていました。 厳密には、大学院の相談室にて、臨床心理士を目指す、大学院生さんとケースを担当するというお仕事を担当していました。 今は、臨床実践をメインのお仕事をさせていただいています。 今回は、少し臨床心理士の養成に携わったときのことを書きたいと思います。 大学院の相談室で働いていた時は、公認心理師の資格ができ、研修会を受け、第一回の国家資格用の試験を受けました。 ちょうどそのときの話です。 私が勤めていたのは、地方の私立大学

      臨床心理士養成大学院での生活