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出産後、ママが金髪になる訳

こんにちは。リーコです。

第一子出産後、私ももれなく「金髪ショートに憧れたママ」であった。人生で金髪にしたことは一度もなく、アッシュカラーやツートーンが流行した時に染めた程度。全頭ブリーチは久方振りだ。

長男生後6か月頃。私は意気揚々と美容院の予約を入れ、カット+カラー+トリートメントのフルコースを予約した。それまで長らくカラーもせず、パーマも当てず伸ばしっぱなしの黒髪だったため、普段カットのみ6,500円だった美容院代は3倍になった。復帰したら稼ごう…南無。

そしていざ、金髪ショートへ!
こんなかんじ

友人や家族からは驚かれたがなかなか好評で、自分でも見慣れた頃に「意外と似合う?」なんて思ったりもした。そして金髪ショートママが子を連れて街に繰り出すと思わぬ効果があることに気が付いた。


駅のロータリー。電車内。エレベーター。スーパー。
ほとんど声をかけられないのである。


関西在住の私の生活圏内では、前述した4か所は90%以上の確率で話しかけられる場所。「可愛い子やな~何か月?」「どこ行くん?」「ミルク?母乳?(会って3秒で聞かれてびっくりした)」「熟睡やんか~(ほっぺつつく)」「(おしゃぶりを見て)これ、味ついてんのん?」

バラエティに富んだ質問が思いもよらぬ角度から飛んでくる。子どもを連れているだけでこんなに話しかけられるもんなんか…と慣れ親しんだ土地でカルチャーショックを受けた。


然、我今金髪。街歩時近寄人無。


長男が生まれる前は変に絡まれることもあったし、なめられやすい見た目をしている。たぶん。だがしかし今、金髪にしただけでこんなに変わる?目も合わない。逆に切なくなってきたよオラは。

これはメリットと呼べるのか、いやどうだろう。考えてみたら話しかけてくれるのはだいたい40代~70代の年長者に多い。この世代にはまだ「金髪=ヤンキーゆえ近づくなかれ」みたいな概念が根付いているんじゃなかろうかと推測する。母親も「すごい髪色やな~」と言っていた。


ママが金髪にするのは、育休中にしかできない髪色っていうのが大きいと思う。髪色の多様性が接客業などでは推進されてると感じるけれど、会社員や公務員で金髪はまだまだ「どどどした?」ってなるのが世の中。あとは暗い気分を晴れやかにしたいとか、化粧に手が回らん分髪色でカバーしたいとか、山田優になりたいとか、山田優になりたいとか、山田優になりたいとか。私もそんな思いから金髪にした。山田優になれたかどうかは置いといて、こんな副産物があるのは予想外だった。


定期的にSNSで「許可なく赤子に触られた」「失礼なこと言われた」というママの意見を見かける。これは難しい問題だと思う。気分を害したくて話かけてるわけじゃないし、かといってママが悪いわけでは決してない。ただこちら側が策を講じるとすれば、金髪が威力を発揮する時もあるかもしれない。


以上、リーコでした。

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