年内最後のオルタナティブ福祉後述
1週間以上が過ぎてしまいましたが、先日は、オルタナティブ福祉vol.5、お運びいただきました皆様、誠にありがとうございました。
5回目の今回、小指さんとハラナツコさんをお迎えして我々3人と、参加者の皆様との座談会となりました。
今回ご参加いただいた方々は、お話しをしたいという思いをお持ちくださった方が多く、またやはりそのお話し、お悩みも本当に様々で、改めて人の人生というものは、ふたつとして同じものが無いことを面白く思い、お話を聞かせていただいておりました。
中には先日のトークショーにもお越しくださっていた方もいらっしゃり、このオルタナティブ福祉を知っていただけたことを嬉しく思いました。
この日、過日のトークショーでもご一緒させていただいた小指さんは、トークショーでも新刊『宇宙人の部屋』でもお話しされなかったような、より話の核に迫った、言うなれば感情の部分のお話をご自身の言葉でお話ししてくださり、それは本当に、中途半端な気持ちではやり切れないところからの懐の広さを感じたと共に、所謂アダルトチルドレンいわれるその項目にとてつもなく当てはまることに心が傷みました。
わたし自身も、自著は母と子の話を書いておりますが、母の子のわたしにおきましてはアダルトチルドレンの要素は1ミリも当てはまらず、母はわたしの幼少期から家こそゴミ屋敷でしたが、わたしに干渉するようなこともなく、わたしが何かやりたいことを見つけてきた時には大抵のことには賛成して応援してくれていました。
反対の仕方がわからなかったのかもしれないけれど。
参加者の方から、「リーさんはアダルトチルドレンではありませんか?」ときかれ、全く思い当たる節が無い中、改めて考えてみましたが、やはりわたしは違っていました。
ハラさんのお話しも、これまで考えたこともなかったような家族の在り方、家族に対する自分の見せ方を垣間見ることができました。
頭では勿論わかっていたし、これまで自分自身幾度となく思っていたけれど、改めて家族とは究極の他人だということを、ハラさんのお話しで感じました。これはネガティブな意味ではありません。
自分以外は、皆他人なんだ。
そんな他人のことで、今日もどこかで誰かが悩んで困っている。
来年も、そんな悩みを抱えた方や、それを克服された方々とたくさんお会いして、色々お話しをしながら考えを深め、他者との交わりを積極的に行っていこうと思います。
最後に。
オルタナティブ福祉vol.5にご参加いただいた方々の中のおひとりに、少し暗い表情をされた方がお越しくださいました。その方に、座談会でお話しいただいた後、会がお開きになってからも個人的に色々なお話をさせていただきました。
遠方からお越しだったその方が、タイムリミットを迎えたため皆で見送ったのですが、その頃には驚くほど表情が明るくなっていて、わたしをはじめ、その場にいた皆で驚きながら見送りました。
この日、この方とお話しができて本当に良かったと思いました。
お話しするって、本当に大切なことだと思います。
これまでまだ参加いただいたことが無い方達にも、たくさんお運びいただける2024年になりますように。
2023.12.29
リー・アンダーツ
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