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記憶、追憶

このごろ、小学生や、中高生のころを
思い出そうとしている。
幼稚園や、その前の保育園も。

17歳ごろの強い抑うつ症状のためなのか、
私の感覚が変わったからなのか、
それ以前の記憶が自分事にならないような、
実感が持ちづらいところがあった。

でも、当時聞いていた音楽などを聞いて
みると、"感覚で"思い出す。
あの時は、確かにあったんだ…。
あの時の私も確かに今の私の中にある。
"あれ"は私だった。それがわかる。
身体は覚えているのだ。
すべての体験の記憶が身体にはあるのだ。


記録を兼ねて、いくつかシェアしてみる。


大好きで、懐いていた人たちと、お別れしなければいけなかった時。
まるで世界の終わりだった。
体が心臓から真っ二つに引き裂かれるみたいな感覚。
出会う喜びと苦しみを教えてくれた。
みんな元気だろうか。生きていてくれてたら、この地上のどこかにいるんだなぁ。
そう思うとこの世界も魅力あるところ。
彼らを愛していたんだ。
あの時を超えることはもうできない気がする。
それは私の中のブロックのせいだろうか。

いらないものが多すぎる。ほんとに。
ブルーハーツを聞いて小学生時代を思い出すっておまえ幾つだって感じだけども。
親の影響で確か10歳から、ベストアルバムを聞いてた。
当初は意味もあまり分からず、でも端々に刺さるものがあり、自分の支えになってた気がする。
「ロクデナシ」と「情熱の薔薇」が好き。

3歳ごろ、谷山浩子のアルバムをよく聞いた。
心の闇の不穏と安らぎ、その奥深さと不思議さに初めて触れた一曲かもしれない。
当時の自分の方が今よりも、世界と人間の奥深さに、感覚的に開かれていたんじゃないかと思う。


15,6の頃みたアニメ『PSYCHO-PASS』のOP
誰にも言えてない自分を、世界から見つけ出してもらったような心持ちになったものだった。
身の回り世界への違和感。
自分が異常なのかと葛藤しながらも、見せかけの人工物じゃない真実の世界、人の生きるあるべき世界の姿を探したい。
「僕は、人の魂の輝きが見たい
 それが本当に尊いものだと確かめたい」
槙島聖護の衝撃はたぶん一生忘れない。


奇妙な選曲だろうけれど、どれもこれも自分を形成しているものなのだろうな。

一応言っておくと、
普通に、名探偵コナンとか、ポケモンとか、ボカロとか、年頃らしいのもありましたけどね…!

思うのは、暗黒かと思った時代も、
私の心は豊かだったんだな
ということ。

心動くもの、心惹かれるものがあった。
というかいつもそれらを探していたような。

世界の中から自分を見つけようとしていた。
三次元の現象世界に現れる刺激を介して、
自分の心を探してた。

世界は、
生きるのは、
味わい深く、楽しい
と信じようとしていたのだと思う。

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