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往復書簡#3 続・続けること

まえがき

気づけばもう7月。エッジの講師もスクール生も「なんだか今年は早いなぁ」と言っています。ラジオでは山下達郎も「今年は早いなぁ」と言っていました。ついでに梅雨が明けるのも早く、きっと今年の漢字は「早っ」に決まりでしょう。
それでは、第3回の往復書簡をご高覧ください。

なおちゃん to うっぢゅ

うっぢゅ様

先日は、4年目にして初めての、リアルでの講師交流会「BBQだョ!全員集合」、開催できて良かったね。エッジの子たちや講師の皆さんと、みんなで気楽に話したり、食べたり遊んだりできる有り難さをしみじみ感じてました。

講師とそのご家族、スクール生でBBQ

さて、先月の往復書簡で話題に出ていた“続ける”について、ふと思い出したのは、エッジの子と『シャベリカ』をした時に、「毎日必ずしていること」というお題が出た時のこと。「え〜!毎日してることって訊かれても、当たり前のことしかしてないから思いつかない!」と言った子がいて、確かになー、と思ったんだよね。

私事だけど、エッジがスタートした3年前、「ストレッチを毎日しよう」と決めて続けてたんですが…。ここしばらく、眠気が勝る日が続いて、そこから途切れ途切れになって。そしたら、少し経って、いつもよりちょっと動くのが億劫になり。でもまた毎日やるようにしたら動きが戻ってきて、ストレッチ、効いてたんか!と。

そこで思ったのは、毎日当たり前に続けてることって、その時はそれが何になっているか、よく分からなかったりするんだけど、一度離れてみると、その意味とか価値とかが分かったりすることってあるな〜ということでした。エッジでの仕事もそうかもしれないね。

というわけで夏休みが楽しみ!リフレッシュしつつ、健康に続けていきたいと思います。

うっぢゅ to なおちゃん

なおちゃん様

早いものでもうすぐ夏休みですね。明石の「魚の棚」でタコや穴子が食べたいな。明石といえば、おなじみの明石ガクト氏が同学年と知って驚いています。私と彼の間にどんな分岐点があったのか興味深いです。

さて、先日開催した「BBQだョ!全員集合」は、2回のオンライン講師交流会を経てようやくリアルで集まることができ、感慨深く、一区切り感もありました。
エッジの初年度は、壁紙とフローリングが剥がされ、ベニヤ板で覆われた空間でスタートしました。そのような、比喩的にも実質的にも"工事中"な状態にもかかわらず、有難いことに大変魅力的な講師の方々に賛同・参画していただき、4年目を迎えることができています。

開校数週間はこの状態で授業をしていました

乗り出した海原の波風は予想を超えて荒く、オプションで未知のウイルスまでやってくるという、できすぎた幕開けに右往左往していましたが、そのような中も支え続けていただいたことは本当に感謝に堪えません。

長いようで短い3年。確かにまだ3年なのですが、冷静に今後のことを考えると、私自身が知力・体力・時の運を備えた状態で、今のように現場でヒャッホーしていられる年数はそれほど長くはありません。
前回の往復書簡で「続けること」について書きましたが、一般的に学校に類する機関は、ロック・グループとは違い、人ひとりの人生よりも長く続いていく可能性があります。スクールを健康に継続するために、貢献を弊害が上回らないうちに、自分の役割を手放していく必要があるでしょう。あと2年は今のパフォーマンスが出せるかもしれませんが、5年後はわかりません。
自分たちが続けられるかとはまた別に、「つづく組織」についても考えていく時期なのかもしれません。ミナ・ペルホネンとか、ベルリン・フィルとか、学べるところが多そうです。

今回はこのへんで。

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