ラーンネット・エッジについて
・設立趣意
これまで私たちは、常識にとらわれない革新的なスクール「ラーンネット・グローバルスクール」を、20年以上にわたり神戸で展開してきました。
ラーンネットで小学生時代を過ごした子どもたちは、“自分の中に火を灯し、人と互いに照らし合う”人として歩み始めています。私たちは彼らの中に灯る火をさらに熱く強くし、より自分らしく生きられる人が育つ場を作りたいと考えました。10代前半という心も体も成長する時期にとって大切なことは何か、改めて考え直したいのです。
私たちの目指しているものは、普遍的なものです。人がそれぞれ、自分の好きなことや得意なことにひたすら取り組むこと。本当に大切なものを見失わず、まず自分が幸せであること。そしてそれを人のために活かすことで周りの人も幸せにできること。時代のニーズに応えたり、世間という鏡に照らして自分を変えながら生きていくのではなく、自分の好奇心に対して素直になること。自分の頭で考え、自分から行動する。お互いに信頼し合い、尊重し合う。そんな人がここで育ち、世の中に出ていったら、世界はより自由に、豊かになると私たちは考えています。
私たちは、これまでのラーンネットの経験を活かしつつ、普遍的で新しい、10代の探究者のためのマイクロスクール「ラーンネット・エッジ」を設立します。
・理念
Oplysning
Oplysning(オプリュスニング) とは、デンマーク語で“教育”を表わす言葉。「自分を照らし、相手も照らし、お互いに成長する」という意味。英語の“enlightenment(啓発)”と同義。
[自分の中に火を灯す]
人との比較や他人の評価について悩むことなく、自分らしさを前向きにとらえ、好きなこと・得意なことを見つけ、夢を持ち、それに自信を持って取り組み、やり遂げることによって、いきいきと生きる
[人と互いに照らし合う]
人の考えや気持ちをよく理解し、争うのではなく共に行動し、楽しみ、刺激しあうことによって、共に学び、成長する
・私たちの姿勢
私たちの姿勢は「ひたすら」と「ひたす」です。
「ひたすら」は、「ただその事だけに心が向かうさま。いちず。」という意味の言葉です。
自分の好きや得意、好奇心が趣く対象を「ひたすら」追い求めていく。それが「探究」の基本的な姿です。探究者たちは、スポーツ、芸術、教育など、専門分野は違えども、共通する視座、哲学を持っていることがよくあります。「この山に登りたい」といちずに登って行った人にだけ見える景色があります。
「ひたすら」探究するプロセスから得られるもの、探究することそのものの価値を私たちは信じています。
「ひたす」は、「涵す」と書きます。
私たちの姿勢は、教育というよりも「涵養(かんよう)」に近いと考えています。涵養とは、「水が自然にしみこむように、少しずつ養い育てること。」を表します。子どもたちの好奇心が萌芽したとき、私たちがすることはそれを無理に伸ばそうとするのではなく、見守ることです。自ら殻を破り、根や葉を大きく広げ、日に当たり雨に打たれるのを、寄り添い、支えていきます。
「ひたすら」と「ひたす」。この二つを柱に、子どもも大人もOplysningの精神を持ち、共に成長する場を作り上げていくことで、自由で豊かな世界の実現を目指します。
・カリキュラム・ポリシー
・「ひたすら」やる
・自分を「ひたす」
・「ひたし合う」
この3つのポリシーによって、Oplysningの精神を持った子どもたちが育つと私たちは考えています。
・アドミッション・ポリシー
・探究したいテーマが一つ以上ある人
・誰かと一緒に物事を作り上げることに価値を感じられる人
・友達やナビゲータとコミュニケーションがとれる人
・能動的に必要な情報や人にアクセスしようとする人
・学習進度の管理が自らできる人
・卒業資格及び卒業時期
「どうなって卒業したいか」と、「いつ卒業するか」は自分で決める。
・スクールの構成
【生徒】
・学年:小5~(募集対象は中2まで)
・人数:13名
・クラス編成:異年齢混交
【スタッフ】
・常勤:2名
・講師:10名
・問い合わせ
edge-info[at]l-net.com
* [at]を@に変更の上、お問い合わせください
・所在地
657-0059
神戸市灘区篠原南町6-1-10 グランビア灘20A号