おめでとうございます!x2に感謝!
ビジネスとテクノロジーを学び続ける「ラーニングアニマル」ですが、先週公開したブログ「締め切りに関して」が、 #仕事および、#最近の学びで特にスキを集めた記事になりました。心より感謝致します!!
行動経済学が面白いと感じるのは、人は合理的に動かないのですが、その感覚が多数を占めているところにあると思います。
常に、経済的合理性に基づき行動するほうが多数派で、合理的に動かないほうが少数派のため誤差であるなら、世の中はもっと簡単になると感じます。
締め切りに関しても、締め切りと言われると、何かに追い立てられるようなイメージがあり、悪い印象を受けるのではないかと思います。
しかし、実際は、締め切りがあるほうが、提出するレポートの品質は良くなるという結果となりました。
また、前回は記載できませんでしたが、ここに2つのグループに加えて、もう1グループ、自分で提出日を決めるグループを追加した場合どうなるでしょうか?
結果として、自分で提出日を決めるCグループは、Aグループ、Bグループの中間の品質となります。
つまり、期間が適切もしくは十分であれば、
1.締め切りを強制される
2.自分で締め切りを自分で決める
3.提出日まで締め切りはない
という順番で、品質が良くなります。
プロジェクトを管理する上で、この考え方は重要になります。
例えば、リリースする日が決まっており、その間に仕様書を書いて、コーディングをして、テストをするプロジェクトがあったとします。
プロジェクトを管理する際は、全体工程に対して、各フェーズの工程を作成すると思います。
重要になるのは、「中間での報告」です。
仕様書を書いたら仕様書レビュー
コーディングしたらレビュー
テストは、テストレビュー
ここでのレビューが、品質が十分で、適切なメンバで行われているのか、市指摘の対応が十分か?
が重要となります。
何でもかんでもがむしゃらに打ち合わせに参加して指摘する必要はありません。
必要なメンバで、適切な品質で開催されたレビューなら、品質は信用できると考え、品質が悪ければ、担当者のスキルアップや、レビューする人を増やしたり、指摘の対応をフォローすることが重要となります。
締め切り効果を考えると、提出日の前に、強制的に締め切りを置いていたほうが最終品質は上がります。最終品質が悪いときは、開発者を責めるのではなく、プロセスが適切だったかを振り返ることが重要です。
締め切り効果を意識し、中間報告を管理することで、プロジェクトのアウトプットを高品質にしましょう!!