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タダより怖いものはない

タダより高いものはないとは

タダより高いものはないとは、無料・無償ものをもらうと、後になってそれ以上の対価を支払うことになり、かえって高くつくことです。

人は「無料」という言葉に反応してしまいますが、これをうまく利用してビジネスにする事例があります。

事例

試食

スーパーに行ったときに、無料で試食を配っていることがあると思います。一つ食べている間に、欲しくなってしまい結果として購入するということがあると思います。タダで食べたら商品を購入してしまう事例です。

無料ストレージ

iCloud, Google Drive, OneDriveなど、便利なストレージサービスがあると思います。iCloudユーザには5GB、Google アカウントには、15 GB、OneDriveは、5GBまで無料で使用できますが、それを超えると、月額費用が発生します。タダで使っていたら毎月費用が発生する事例です。

そう簡単に、費用を払わないと思う方もいると思いますが、ここには、「フリーミアム」というビジネスモデルがあります。

フリーミアムとは、「フリー(無料)」と「プレミアム(割増料金)」の造語で、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルです。

フリーミアムでは、「有料ユーザー5%」がいればビジネスモデルとして成立します。95%は無料ユーザで大丈夫ですので気にせず使いましょう。

Googleのサービス

Googleの検索エンジン、Gmail、Google Drive、Youtubeなど、様々な機能が無料で提供されています。Googleのメイン事業は、「Web広告」です。Googleは、収益のうち83%が広告事業で成り立っており、サービスを無料でユーザに利用してもらうことで、利用者情報集め、Webの滞留時間を増やして広告費を稼いでいます。
タダで利用していたら、利用者情報を取られた事例です。

ここまでは、タダで利用していたら、商品を買ってしまったり、月額費用を取られたり、利用者情報を取られる相手が儲かる事例になります。

タダより怖いものはない

最近、Google Bardが一般公開となりました。日本語もサポートしており、ChatGPT, BingChatに対抗して、もちろん「無料」で公開されています。

AIチャットが無料で利用できるのはたいへんありがたく、AIに多くのデータが集まることで、どんどん精度が良くなり、いろんなことができるようになっています。

しかし、AIの場合はまだビジネスが成り立っておらず、これほど話題になっているChatGPTのOpenAIは赤字です。

また、近年のAI技術の活性化に伴い、シンギュラリティが早まり、AIが人間の知能を超えるのは2029年ごろと言われています。つまり、ここ数年間、人工知能を使いこむことで、人工知能は、人間の知能を上回り、人の仕事を奪い赤字を回収する可能性があります。まさに「タダより怖いものはない」です。しかし、これほどAIが話題の状況ですので積極的に活用し、AIを利用する側になりましょう!!

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