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スクリプト言語に関して

ChatGPTの登場によって「コンピュータ言語が自然言語になる」と感じており、これからはプログラミング言語を環境に応じて使い分ける時代になると考えています。ですので、これからプログラムを始めようとする人へ向けて、様々なプログラミング言語を紹介していこうと思います。

前回は、オブジェクト指向型言語に関して記載しましたので、参照いただければと思います。

スクリプト言語とは

スクリプト言語とは、プログラムを、逐次実行するインタプリタ方式の言語です。1行1行実行していくため、動作を確認しながら簡単にプログラムを作成することができます。

代表的なスクリプト言語には、「Python」、「Ruby」、「PHP」などがあります。

これまで、機械語・手続き型言語、オブジェクト指向言語を説明してきましたが、大まかな分類としては、
 1.機械語・手続き型言語   ⇒ ハード開発
 2.オブジェクト指向言語 ⇒ アプリ開発
を意識して書いております(もちろん別の用途にも使用できます)。

上記の言語の特徴として、
 「作成したプログラムをコンパイルして実行ファイルを作成する」
ということができるため、作ったプログラムの実行ファイルを多くの人に配布し、利用してもらうことができるのですが、
 1.ちょっとしたプログラムを作成する
 2.サーバ側で動くため配布する必要がない
という用途でプログラミングするときに、効率的な言語とは言えません。

この状況で便利に活用できるのが「スクリプト言語」になります。

スクリプト言語の特徴

スクリプト言語の特徴としては、下記があげられます。

1.手軽さとシンプルさ
スクリプト言語は、他の言語に比べて、シンプルな言語となっています。初心者でも比較的短期間で習得できるため、プログラミングの入門に最適です。

2.開発速度が速い
スクリプト言語は、コードのテストや修正が簡単で、コンパイルの時間を待つ必要がありません。そのため、プロトタイプ作成や小規模なプロジェクトに最適です。

3.マルチプラットフォーム対応
スクリプト言語は、クロスプラットフォームに対応しており、Windows、macOS、Linuxのいずれでも同じコードが動作します。特定のOSに依存せず、幅広い環境で開発が可能です。

手軽で簡単に動作が確認できるため初心者の言語と思いきや、Webサーバのサーバ側は「PHP」、AIを学ぶには「Python」というように、現代では、スクリプト言語がかなり重要な役割を果たしています。

一方で、「PHP」や「Python」でWindowsアプリは作れるけど、あまり効率的に開発することはできません。

まとめ

スクリプト言語についてまとめました。
少し前なら、スクリプト言語やインタプリタ言語というと、初心者向きなプログラム言語と考えていましたが、WebやAIが重要な現代では、スクリプト言語が扱えないと、最先端の開発ができません。

また、スクリプト言語が扱えれば、世界中の人とコードを共有して開発することができる時代になったため、現代では必須のプログラミング言語となります。

ChatGPTの登場で、「C#で書かれたプログラムをPythonに書き換えてください。」と依頼すれば、すぐにコードを書いてくれるようになりましたので、1つのプログラミング言語を極めるよりも、様々な言語を駆使することが重要になります。この機会にプログラミングを始めてみましょう!

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