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宇宙輸送に関して
近年、宇宙に関するビジネスが加速しておりますので、どのようなものがあるのか、宇宙ビジネスについて学んで行こうと思います。
前回、人工衛星について学びましたので、参照していただければと思います。
情報収集をするために、人工衛星を打ち上げる費用がかなり安くなっているということに気づきましたので、今回は、それを宇宙へ運ぶロケットについて学びたいと思います。
ロケットの打ち上げ台数について
世界のロケットの打ち上げ回数は、2020年まで横ばいでしたが、近年、打ち上げ回数が増加しており、2023年には、212回打ち上げが行われいます。
日本は年間2回なのでニュースになるほどの出来事ですが、米国は「SpaceX」社もあり、年間100回を超えており、少なくとも毎週1、2回はロケットが打ちあがっている状況といえます。
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なぜ、ロケットを打ち上げているのかというと、人工衛星や宇宙船を宇宙に運ぶ、国際宇宙ステーションへの物資補給など、「モノの輸送」がメインとなります。
宇宙輸送ビジネスとは
宇宙輸送ビジネスとは、地球上から宇宙空間へ物資や人員を運搬するサービスを提供するビジネスです。商業、科学研究、政府、軍事など、さまざまな目的で利用されます。宇宙へ輸送する物資や人員はのは次のようなものがあります。
①人工衛星打ち上げ
通信、気象観測、地球観測などの目的で使用される人工衛星を宇宙に運ぶ
②人員輸送
宇宙ステーションへの宇宙飛行士の輸送
③貨物輸送
宇宙ステーションや月面基地へ必要な物資を運ぶ。
④宇宙資源探査と利用
小惑星や月からの資源回収を目的とした輸送サービス
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SpaceXとロケット技術革新
近年、宇宙ビジネスが成長している背景には、SpaceX社が多くのロケット打ち上げを行っていることがあげられます。
SpaceX社とは、2002年にイーロン・マスク氏によって設立されたアメリカの航空宇宙メーカーであり、宇宙輸送サービス会社です。
SpaceXがなぜこれだけ、ロケットが打ち上げられるのかというと、ロケットの再利用技術でコスト削減に成功していることがあげられます。
また、ロケットの開発にも、デジタルツインによるシミュレーションや、3Dプリンタによるロケット部品の製造、AIの活用など様々な新しい技術を用いてロケットが作られています。
3Dプリンタで部品を作ってロケットを作っている会社は「Relativity Space」です。
成熟した技術によるロケット打ち上げの成功確率は、世界のロケットの打上げの平均成功率は約95%ですが、
SpaceXのロケット「Falcon 9」の成功率は非常に高く、2024年時点で、約 98.2% と報告されています(2024年時点)。
また、SapceXの「Falcon 9」の打ち上げ費用は、商業用途の場合、約 6,700万ドル(約90億円)、再使用型の打ち上げ費用は4900万ドル(約74億円)とのことですので、宇宙輸送を実現するには、高額な費用はかかりますが、お金を出せば実現できる時代になりました。
まとめ
宇宙輸送ビジネスについて、理解できてきたと思います。
膨大な費用が掛かるため、なかなか理解ができない世界ではありますが、モノの宇宙輸送は、着実に成長しています。
現時点では、SpaceXの技術や信頼性をみても、ロケットを飛ばすことに対して大きなリスクはなく、宇宙へモノを輸送するのは、お金があれば実現できると思われます。
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また、宇宙輸送が民間でできるようになったことで、民間主導で宇宙を開拓し、ビジネスにできる時代が来ているため、今後、どんどん加速していくことが期待できます。宇宙ビジネスを学んで行きましょう!