【文献要約】ゴールベースドシナリオ/ディジタル教材/スマート農業
注意事項:僕が論文を読み進めながら勝手に感じたことをそのまま書きなぐっていきます。僕の偏った思考過程を楽しみたい方は是非お読みください。
引用文献
佐々木優・竹中章勝・高木正則(2019)GBS理論に基づいた次世代農業人材向け情報活用能力育成教材の開発と評価『情報処理学会 第81回全国大会講演論文集』467-468.
『GBS理論に基づいた次世代農業人材向け情報活用能力育成教材の開発と評価』
要約
・ICTを活用したスマート農業が進められているが、ICTを活用できる人材が不足している問題がある。生産者側の情報活用能力の向上が喫緊の課題。
-スマート農業って言われているけど、農業自体が人材不足とか後継者不足だからかなり厳しい問題だよね。ICTが活用できる人材は絶対的に必要。そういえば、農業高校とか農業大学とかでは、ICT系を教える授業はあるのかな?
・スマート農業を行う人に求められる情報活用能力の育成を目的とした農業を題材としたディジタル教材を作成した。現実的な場面設定の中で、試行錯誤しながら作業に取り組むGBSで作ってみた。
-スマート農業の定義が分からないけど、AIとかプログラミングとかロボティクスとかを使うのかな?
・スマート農業に求められる能力として、「ICTを活用して農業に関する課題を発見し、合理的かつ創造的に解決する力」と定義した。
-おー。とてもハードルが高い定義ですね。でも、何が正解か分からないのだし、何を生産するかによって求められる能力が柔軟に変わるのだから、このような定義で良いのだろう。多分。
・リンゴの栽培を題材に作成した。開発言語はRuby、HTML、CSSで、データベースにPostgresSQLを用いてWebアプリケーションとして開発した。
-なるほど。Rubyで作っているのか。この教材を作るのにどれくらいの時間を要したんだろう。教材の画面例を見るとテキストベースになっているみたい。実際のリンゴの絵とかはなかったのかな?
・高校生2年生40名を対象にした。90分で行った。
-中々の学習量だ。Excelでデータ処理もあるからそれくらい時間がかかるのかも。これはいい教材だ。
・シナリオ操作と確認問題の事後アンケートが少々低かったので、改善の余地あり。また、GBS適応度チェックリストを使ったところ、使命とフィードバックの適応度が低かったので、改善の必要がある。
-改善点が明確になっているところが素晴らしい。何となくここが上手くいかなかったな。ではなく、授業改善に根拠を持たせているところが素晴らしい。
僕の勝手な所感
スマート農業って本当にこれからの時代大事になってくると思う。だからこそ、情報活用能力ももちろんだけど、さらにはプログラミングについて全ての人が知っておく必要があるのだと強く感じた。○○×プログラミング=新○○の時代になってきているな。○○は自分がやっている本業の部分。しっかりまずは本業を頑張ってプログラミングも同時に学習を進めたい。話は逸れたけど、改善提案が明確にされた良い発表だった。
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