日々|授乳中に思う、息子とわたしの成長
本日も授乳中note。
ちゅぱちゅぱと至福の時間を過ごす息子を抱えながらiPhoneをいじってnoteを綴る。
ふと「そういえば、こんな風におっぱいあげながら何かをするなんて、いつから出来るようになったんだっけ?」と思う。
初産で丸々2日かかったお産を終えて、初めて我が子を抱き抱えた瞬間から始まった授乳。
わたしにとっても息子にとっても全てが初めてのことだらけで(息子に至ってはこの世の全てが初めまして!)最初の頃は本当に苦労した。
おっぱいが出るように、咥えやすいように、マッサージをしてほぐしてから、小さい我が子のカラダがおっぱいに届くように高さ調整して、うまく飲み込めるように姿勢を正し、重たい頭を支えてあげて、更に大きく口を開けて咥えてくれるようにタイミングを合わせて、おっぱいを息子のお口にIN!
驚くほどの吸引力に乳首が切れてしまわないように細心の注意を払って、飲み終わったら吐きこぼさないように背中をトントンしてゲップをさせてあげる。
片手に赤子、片手におっぱい。一回の授乳につき大体30〜40分くらいかかる。それを初日から寝る間もなく20回近くこなしていた。途中で断念するのも含めてだけど。
その間ほとんどギャン泣きだから、焦る気持ちを抑えて一つずつ手順を踏んでおっぱいを飲んでもらう。だからもう、かかりっきり。
息子は全身全霊で生きるためにおっぱいに向かってくる。それを迎え受けるために息子と自分のおっぱいに全集中。授乳中に何かするなんて考える余地さえなかった。
でもあれから6ヶ月経った今、息子のカラダは随分と大きくなり、いつのまにか腕で抱えるだけで口元がおっぱいに届くようになり、自分の意思で自ら乳首を吸いに来れるようになった。
なんなら吸いながらわたしの方をチラリと横目でみてニヤッとと笑う余裕さえある笑
わたしの方はぺろんと服をめくって、さぁどうぞ!とおっぱいを差し出すだけで良くなったので最初の丁寧な授乳に比べて随分ズボラになった。
その余裕のお陰で今こうしてnoteが書けているわけだけど。
全てに神経質になって、ちょっとしたことでもしこの子の命に関わってしまったらどうしようとか、こんなに泣いて周りに迷惑が掛かってしまわないだろうかと、ピリピリした時期もあったけど。今は随分と心の器もどっしり大きくなったように思う。
6ヶ月の中でいつの間にか沢山の手順を卒業している。最後に頭を支えたのはいつだっけ、最後に授乳クッションを使ったのはいつだっけ、と、もう思い出せない最後を沢山迎えている。
息子は成長していく。そしてそれに合わせてわたしも母として成長していく。
これからもまたまだ沢山の成長があるんだろうなぁと、日々がたのしみになってきている。そんな風に余裕をもって考えられるのがすでにわたしの成長だけど。
チラリと見え始めた2本の白い歯に若干の恐怖を感じつつ、はいはい、今日もおっぱいおっぱい。