憧れのわかったさん
出会いは小学1年生の頃でしょうか。
クリーニング屋の娘であるわかったさんが、
ひょんなことから不思議な世界に迷い込んで
冒険しながらお菓子を作る物語。
可愛らしい挿絵とファンタジーな色づかい、
奇想天外なストーリーに、
私は夢中になりました。
中でも好きだったのはお菓子を作るシーン。
不思議な世界の住人が
おかしな歌を歌いながら教えてくれるのですが
子ども向けのお話と思いきや
ちゃんとコツが散りばめられていて。
そして物語を読み終わると、
タイトルのお菓子のレシピがイラスト付きで載っているんです。
これがたまらなかったですね。
早く作ってみたくて、でもちょっと難しそうで手が届かないものもあって。
そんな懐かしさも相まって、
娘が読んでいた「わかったさんのアップルパイ」
を再現してみました。
憧れのわかったさんに近づけた気分。
お菓子作りへの興味は、わかったさんとの出会いによってどんどん深まっていったのでした。