nami

幸せなひとときをこの手で生み出せるお菓子づくりが好き。今までのことと、これからのことと。

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最近の記事

大きくなったらサーティワンのお姉さんになる

さて、一つ目のアルバイトのお話ですが その前にちょっとしたエピソードを。 幼い頃、家の近くにサーティワンがあって 時々母が連れていってくれました。 母はキャラメルリボン。 兄はクッキー&クリーム。 私は決まってオレンジシャーベット。 サーティワンといえば子ども心をくすぐりそうなファンシーなフレーバーがたくさんあるのに、私はオレンジシャーベットのシンプルで爽やかな味わいが大好きでした。 お店ならではの硬いコーンも好きで、シャーベットとコーンて合うの?と母に笑われながらいつ

    • 学生時代のアルバイト

      学生時代に何のアルバイトをしていたかって、 結構その人の素が出るような気がします。 家庭教師、レストランのキッチン、ケーキ屋さん、病院の受付、イベントスタッフ、ファストフード店、デリバリー… もちろん時給で選ぶケースもあるけれど、 いくら時給が高くても性に合わないものは選ばない訳で。 社会人となるとその先の人生設計やらキャリアプランやら責任という名の重たいものが色々絡んでくるけれど、学生アルバイトはせいぜい3、4年のことなので選択の自由度が高くかつライト。 そうなると

      • クックパッドとの出会い

        大学に入学し、受験から解放された私は授業にサークルにバイトに忙しい日々を送っていました。 6年間女子校という狭いコミュニティで育ったので、もう目にするものすべてが新鮮で。  こんなに世界は広かったんだ! とラプンツェルのようにはしゃいで 興味があることは何でもやってみたし、 色んな人と話をするのが楽しくて仕方なかった。 当時はまだスマホがなかったので、 家ではパソコンでネットサーフィンをして お気に入りのブログを読んだり、 mixiで日記を書いたり、 「一件の日記に新

        • 叶わなかった夢

          そんなこんなで、 気づけば「趣味はお菓子作りです」と 言えるまでに上達した小学生の私。 何だか乙女っぽい響きで 照れくさいところもあったけれど、 趣味を書く欄があれば「お菓子づくり」 将来の夢を書く欄があれば「パティシエ」 と書くようになっていました。 途中で「宇宙飛行士」に浮気したりもしたけど、 心の根っこの部分では 「パティシエになって、自分のお菓子で人を幸せにしたい」 という夢を密かに思い描いていたのです。 それは叶わない夢だと知りながら。 というのも、私の

          スノーボールの中身

          スノーボールと言えば、 さくさくほろほろでまんまるの、 雪のようにかかった粉砂糖が可愛いお菓子。 子どもの頃、 母が作ってくれたお菓子の定番でした。 でも、普通と違う所がひとつ。 母はいつも中にこっそり、 m&m'sを入れてくれていたんです。 小さなクッキーをそっとかじると、 ほんのり中がピンク、ブルー、グリーン、オレンジ… きれいな色だとなんだか嬉しくて、 茶色にあたるとちょっと凹んだり。 「何色だった?」 なんて会話も弾む、楽しいおやつ。 いつか自分がお母さ

          スノーボールの中身

          思い出のナッツクッキー

          ピーナッツバタークッキー アイスボックスクッキー スノーボール。 手軽にできることもあってか、 母はよくクッキーを焼いてくれました。 そして、手軽にできるんだからと思って 初めて最初から最後までひとりで作ったお菓子も、クッキーでした。 ・・・ 「今日は全部やってみる!」と言ったら、 「作ってくれるの?わー嬉しいー!」 と喜んだ母。 私、9歳。 レシピ本を片手に、 ナッツクッキーを作り始めました。 当時家族みんなに大人気だったクッキーです。 まずは材料を量って

          思い出のナッツクッキー

          憧れのわかったさん

          出会いは小学1年生の頃でしょうか。 クリーニング屋の娘であるわかったさんが、 ひょんなことから不思議な世界に迷い込んで 冒険しながらお菓子を作る物語。 可愛らしい挿絵とファンタジーな色づかい、 奇想天外なストーリーに、 私は夢中になりました。 中でも好きだったのはお菓子を作るシーン。 不思議な世界の住人が おかしな歌を歌いながら教えてくれるのですが 子ども向けのお話と思いきや ちゃんとコツが散りばめられていて。 そして物語を読み終わると、 タイトルのお菓子のレシピがイ

          憧れのわかったさん

          時を超えて

          お菓子の本を眺めるのと同じくらい、 母の手元を見るのが好きでした。 瞬く間に空気を含んでいくバター。 ボウルいっぱいに膨らんでいくメレンゲ。 つるんと張ったパンの生地。 母の手にかかると どんな材料も魔法のように姿を変えていくので 見ているだけでわくわくしたけれど、 時々一部の工程をやらせてくれるのも 楽しみの一つでした。 例えば、 マドレーヌの生地に 溶かしバターを入れるところ。 「糸みたいに細ーく入れてね」 幼い私は人生最大の注意を払って小鍋を傾け、 「糸みたい

          時を超えて

          めくるめくお菓子の世界

          幼い頃から、 お菓子の本を眺めるのが好きでした。 ぐりとぐらも はじめてのおつかいも おおきなかぶも好きだったけど それより何より心を惹かれたのは お菓子づくりが上手な母が読んでいた、 たくさんのレシピ本。 マドレーヌ、アップルパイ、シュガードーナツ、 カスタードプリン、エクレア、スノーボール… ページをめくるたびにどんどん出てくる、 レトロで温かみあふれるお菓子たち。 大きなリング型のフルーツゼリーや さくらんぼの乗ったババロアや グラスに入ったワインゼリーや 雪

          めくるめくお菓子の世界

          お菓子作りの魅力

          小さな子どもたちのために お菓子を作る時間。 仕事をしている時の仮面を外して 大好きなママという役割に戻れるその時間は 何よりほっとして、 何時間やっていても飽きなくて、 どんなに疲れていても不思議と手が動く。 自分が一番自然体でいられる時間でした。 一緒に過ごせる時間が少ないからこそ、 大切に思ってるよという気持ちを伝えたい。 嬉しい、楽しいと思える瞬間を 少しでもたくさん作ってあげたい。 そんな思いで作ってきたお菓子たちを、 子どもたちとのささやかな日常の風景と

          お菓子作りの魅力

          仕事のこと

          私は首都圏のとあるファッションビルを運営する会社で働いています。 学生時代ずっと都心に通っていた私にとって、 そこは日常の一部でした。 学校帰りにカフェで何時間もおしゃべりしたり、 休日には母とお買い物に行ったり、 アルバイトをしたり。 面接続きの毎日に疲れた大学4年生の時、 ふとそんなことを思い出したら 何だか急に心惹かれるものがあって、 気づけばとんとん拍子に選考が進み、 入社に至ったのでした。 そこで夫と出会い、 26歳の時に結婚して、 27歳の時に長女、 29

          仕事のこと

          はじめまして

          はじめまして。 mizuといいます。 1985年生まれ、2児の母。 お菓子を作ることと、写真を撮ることが好き。 Instagramでは「mizu_sweets」というアカウントで、2017年から手作りのお菓子とそこにまつわるお話を投稿しています。 そろそろ趣味から脱却したいと思いつつ なかなか行動に移せない自分を奮い立たせるべく 始めてみました。 お菓子づくりとの出会い これまでの軌跡 これから実現したいこと 本音ベースで綴っていきたいと思います。 宜しくお願いいた

          はじめまして