マガジンのカバー画像

映画感想

5
運営しているクリエイター

記事一覧

最近見た映画の感想

最近見た映画の感想

最近見た映画の感想をネタバレありで書く。

・セデック・バレ - Wikipedia 第一部:太陽旗 第二部:虹の橋
日本統治下の台湾において台湾原住民が武装蜂起する実話。なぜ「旭日旗」ではなく「太陽旗」なのかと疑問だったが二部ラストで後の太陽が先の太陽を殺す言い伝えからだと納得した。殺されたのは日本(太陽旗)ということだろう。出草(首狩り)のシーンはリアルで興味深かった。頭領が渋くてかっこいい。

もっとみる
2021.07.09 日記 翻刻

2021.07.09 日記 翻刻

7/9 日をまたいで3時半ぐらいから■■ときっとうまくいくをみる。
朝吉野家で■■と食べてフロ入ってねる。

ニューシネマ…より、トトがローマへ発つ日にアルフレードが贈ったことば
「自分のすることを愛せ。おまえが子どもの頃、映写室を愛したように」

きっとうまくいくより、ランチョーが all is well の説明をするシーン
「心はいつも憶病だ。マヒさせる必要がある」

6/25に観たグリーンブ

もっとみる
『戦場のメリークリスマス』セリアズはなぜヨノイにキスをしたのか

『戦場のメリークリスマス』セリアズはなぜヨノイにキスをしたのか

はじめに この映画は1942年、日本統治下にあるジャワ島の日本人軍俘虜収容所が舞台である。日本語を解する俘虜の英国陸軍中佐ロレンスは、ともに事件処理にあたった粗暴な軍曹ハラと奇妙な友情で結ばれる。一方、ハラの上官である陸軍大尉ヨノイは日本軍の俘虜となった英国陸軍少佐セリアズを預かることになり、その反抗的な態度に悩まされながらも不思議な魅力に惹かれていく。
 今回は、絶妙な人間関係の描き方と、最大の

もっとみる
死んで、生きる。映画『ひまわり』観賞メモ

死んで、生きる。映画『ひまわり』観賞メモ

映画『ひまわり』を見た(ひまわり (1970年の映画) - Wikipedia)。
戦争による、自らの愚かしさによる、悲恋である。
誰でも思いつくような感想をメモ程度に書く。
ネタバレあり。

愚かしさ
アントニオ、ジョバンニの言動には、一定の愚かしさを含む。
浅薄で、考えなしで、誠実とは言えない側面。
これが事態をややこしくする。
映画冒頭、結婚に踏み切るのも、本当に愛していたからかどうか怪しい

もっとみる
人差し指で、下衆を撃つ。映画『グラン・トリノ』観賞メモ

人差し指で、下衆を撃つ。映画『グラン・トリノ』観賞メモ

映画『グラン・トリノ』を見た(グラン・トリノ - Wikipedia)。
構造が素晴らしい映画だった。
しかし、まとまった文章にする労力がないので、適当にメモ書きする。
ネタバレ含む。

キーワード
公権力 警察 宗教 伝統
男性性と女性性(ジェンダー) 人種差別
戦争 生と死
朝鮮戦争 ベトナム戦争

コワルスキー
頑迷・頑固・古臭い・伝統・保守主義 煙草
グラン・トリノという車を大切にしている

もっとみる