フィットネスクラブが自粛される中であらためて思う、運動の価値と心の平静さ
私、大森の活動拠点であるフィットネスクラブは、自粛ムードの中で『一部休止』になっています。
一部休止しているサービスはグループレッスンで、それ以外の施設(ジム、プール、お風呂、サウナ、ラウンジなど)のフリー利用は可能となっています。
サービス提供側の我々としても、
施設スタッフさん達は対応に追われ、
グループレッスンをするインストラクターは休業、
パーソナルトレーナーも世間の流れを受けてトレーニングを自粛するお客様が多く、半休業状態になっている方が多いです。
小さい規模で営業されているパーソナルジムさんなどは影響が少ないと聞いています。
たしかに不特定でないとはいえ多数の集団か個人利用なのかで印象はだいぶ異なりますね。
みなさまの中での印象はどうでしょうか?
そう、まずは『印象』の話なのです。
インフォデミック(情報の感染爆発)という言葉を知り、注意しよう
ウィルスは目には見えませんし、感染しても発症しなければ体感もできない状態です。
トイレットペーパーが無くなるのもデマと言われてますが、しかし実際に店頭から無くなっているので不安しかないですよね。
目に見えないもの/聞こえないもの/体感できないものに対しては、想像力が働いてしまいます。
ここが重要なポイントですが、
想像力は情報に多大に影響を受けます。
しかし肝心の情報が多すぎて、しかも誤情報や悪意のあるデマも含まれていては、
一体何を信じていいのか分からなくなりますね。
こういうのを『インフォデミック(情報の感染爆発)』というそうです。
・フェイクニュースをきっかけに、一部地域でトイレットペーパーが品薄になっている
・WHOはこうしたデマをインフォデミック(infodemic: information pandemicの略)=情報の感染爆発と呼び、ウイルスより速く拡散していると警告している
・インフォデミックは社会を無駄に疲弊させるため、その抑制には情報の送り手だけでなく受け手にも、これまで以上に注意が必要になっている
− 引用: デマはウィルスより速く世界に拡散する――情報の感染爆発とは何か
認知力は消耗品
インフォデミックの問題点は、単純に情報が多いことだけではなく、
人間の認知力は消耗品なので、多くのしかも正誤が入り混じった玉石混淆な情報を入れ続けると疲労し、やがて思考能力が著しく低下していきます。
やがて判断力も失い、見たこと聞いたことを鵜呑みにしてしまう性質になってしまいます。
こうやって人の印象は簡単に操作されてしまいます。
では、それを防ぐには?
ここでメンタルの話になり、そしてようやく運動と関連付きます。
あらためて運動の効果をおさらい
運動の効果を挙げると、
・筋肉組織の発達(筋力アップや筋肥大など)
・脂肪燃焼
・心肺機能の向上
・骨密度の増加
・自己効力感と精神的な健康に対する効果
などがありますが、その最後の『自己効力感と精神的な健康に対する効果』が
すなわちメンタルを強くすることです。
筋トレがメンタルと強くする?
その理論と実践ならば大森が語るよりも、
【筋トレメンタル強化系Twitter】で有名な Testosteroneさん(@badassceo)のツイートがオススメです。
熱い言葉がたくさんありますね!
ここから少し話を飛躍させます。(タイトルから離れます)
国の対応も問題点が多くあると思います。
例えば下記の厚労省が学童などに通知したという「子供同士1メートル以上離して」というオーダーは、現場を知る人や、学校がない状態での学童クラスを想像すれば、その非現実さは容易に想像できるレベルではないでしょうか?
一方で、当の厚労省の職員さんも相当なストレスを受けているというニュースもあります。
どれも人が行なっていることなんですよね。
ほとんど全員ががんばっていることには間違いないんです。
しかし、歯車が噛み合わない。
多くの人が悔しい思いをしているのではないでしょうか。
当たり前が当たり前になってはいけない
この観点をみんなが忘れてはいけないと思います。
もし厚労省に家族や友人がいたとすれば、簡単に責められるものではないはずです。
しかし小中高校生のお子さんがいる家族の方にとっては重要な問題なわけです。
サービスを受けて当たり前では、もはやありません。
システムで言えば、国民は国に税金という国政サービスを受ける権利があるわけですが、しかし先にも書いた通り、先方も同じ人間です。
そしてみなさんがんばっています。
がんばればいいのか?という議論もありますが、認知力は消耗品なのです。
心身が疲れている相手を責めてもモノゴトは改善しないでしょう。
事態は複雑です。
絶え間なく連続した問題集ですね。
しかも制限時間まである。。。(どこかで聞いたような…)
その中で、必要以上に求めない。
必要不可欠なものは求める。
真っ当な生活をしていきたいものです。
重要なことは、何をもって生まれたかではなく、
与えられたものをどう使いこなすかである。
- アルフレッド・アドラー
ここでタイトルに戻ります!笑
生まれ持ったその身体、活かしていますか?
大森がヨガや筋トレを推奨する理由は、
人間は生まれ持った身体機能を、自らの意志で高めることができるからです。
勉強によって知識を高めることができる。
人と向き合い対話することでコミュニケーション力を高めることができる。
筋肉も柔軟性もバランス力も運動パフォーマンスも高めることができる。
何もしないと、あるいは何かしたくても忙殺されて何もできないと、人間は退化します。
語弊を恐れず強い言葉を使えば、意志を持たなければ人間は劣化してしまうのです。
それを避けるために、意志を持って身体機能を意図的に使う必要があり、
その身体機能を高めるには運動が不可欠です。
その環境としてのフィットネスクラブ、グループレッスン、パーソナルトレーニングをオススメしていますし、私、大森はその職業についています。
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長文ご覧頂きありがとうございました。
大森 剛/OMORI TAKESHI
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