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菊花賞(GⅠ) レース考察と期待の穴馬

1.三冠最終戦!

秋の京都開催も3週目!牡馬クラシック三冠の菊花賞を控える週末。
これで、今年の3歳世代だけの戦いは一区切り。
この戦いの後は古馬混合の重賞戦線で戦っていくお馬さん、一旦は、自己条件に戻っての戦いとなるお馬さんが最後の一冠を目指す戦い。
つまりは上位と下位の差が大きいうえにすべての馬が初距離での一戦。
基本的には春の2冠の戦いと前哨戦2戦との比較に、そのいずれにも出走していないお馬さんを上手に比較するのが、馬券を考えるのには大切なところ。

2.菊花賞 レース考察と期待の穴馬3頭

展開的には、実績的にメイショウタバルが先頭に立つ可能性が高く、その他にも逃げた経験があるのが、ノーブルスカイ・ウエストナウ・エコロヴァルツ・ピースワンデュックと複数揃っているので、ドスローの菊花賞にはならなさそう。そして、有力馬の中にマクりの競馬で実績を残してきたコスモキュランダがいるのであれば、最後の直線の瞬発力勝負というより、2週目の3コーナーから徐々にペースが上がっていって最後は持久戦になる可能性が高いのかなと見ているにゃ。
となると、ラスト1000mからずっと速いペースを好走した実績があるお馬さんに有利となりそう。そういったラップが出ていたのが今年のダービーやセントライト記念。

ダービーは残り1000mまでのペースがかなり緩かったので、上がりの5Fが56.8秒という瞬発力に持久力が必要な展開。優勝したダノンデサイルは絶好の位置から恐らく最後の5F56.5秒を切るペース、最後の600mは33.5秒で走り切って優勝。最期の600m33.5秒は11着のアーバンシックも同タイム。これを上回ったのは6着レガレイラの33.2秒、3着のシンエンペラーが33.4秒で、位置取りも大きく影響したけど、ここで最後まで脚を伸ばせたお馬さんは低い評価はできないにゃ。

セントライト記念はダービーほどでは無いにせよ、最後の1000mが58.9秒の後傾ラップ、最後だけ11.4→11.5秒と失速したけど、後半1000mが早いのはダービーと同じ。

このため、ダービー・セントライト記念で結果を残しているダノンデサイル・アーバンシック・コスモキュランダの3頭はかなり有力で、ここに付け入る可能性があるお馬さんは多くないと思うけど、そういう展開になったときに、穴をあけそうと思うのが今から紹介する3頭にゃ。
想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

(1)ヘデントール(想定オッズ4番人気 9.4倍)
想定オッズ的に穴馬と言い難いところではあるけど、上で挙げた3頭に割って入る可能性がある筆頭なのがヘデントール。
前走が新潟の3勝クラス日本海Sを勝ち上がっての参戦は去年の菊花賞馬ドゥレッツァと同じでそれだけでも期待感が出てくるけれど、今までの戦績を見てみると、穴がち去年に続いての2匹目の何とやらになれそう。
まず、2着に負けた新馬戦の相手が皐月賞馬ジャスティンミラノで0.3秒差、このレース自体もレベルが高くて3,4,6着はその後勝ち上がり済み。
その後の勝ち上がった未勝利戦では芝とは言えダートで活躍しているサトノエピックを破っていたり、1勝クラスではセントライト記念0.8秒差4着のヤマニンアドホックに0.5秒差をつけての圧勝。セントライト記念でヤマニンアドホックより0.5秒前でゴールしたのは2着コスモキュランダになるので、この比較だけでセントライト記念で3着内に入るだけの実力が垣間見えるところ。
青葉賞はスタートで出負けして道中最後方から直線差を詰めただけのレースで度外視可能。ダービー出走が敵わずその後出走した古馬混合戦の2勝クラスを0.3秒差をつけて勝ち上がった相手が、次走2勝クラス勝ち上がり&昇級戦でさっそく2着と負かした相手のレベルの担保もあり、そして前走日本海Sがまた圧巻の内容!
展開予想で示したダービー・セントライト記念と同じようなラスト1000mがずっと速い後傾ラップを差し切る競馬。日本海Sのラストは57.5秒-34.6秒のペースをラスト600mを33.6秒とレース上がりを1秒上回る時計。
ここまでの文章で十分すぎるくらい上位人気3頭と伍した評価ができると思うにゃ。

(2)ビザンチンドリーム(想定オッズ14番人気 43.2倍)
正直、ヘデントールほどかける材料は無いのだけれど、想定オッズと照らした時に買いたいのがビザンチンドリーム。
鮮やかな末脚で勝利したきさらぎ賞のあと、皐月賞・ダービーはスタートの出遅れで殆ど勝負にならず、前走の神戸新聞杯は前有利の流れの中、上がり3位の脚、というか直線だけで追い込んでの6着とほとんど競馬になっていないようなこの3戦。
新馬戦ときさらぎ賞で見せたパフォーマンスが出せればもっとやれても良いはずで、その、きさらぎ賞以来の京都コースに替わることと、そのきさらぎ賞が展開予想で出した後傾ラップを差し切ってのもの。後半1000m59.0秒は目立たないけれど、レースのラスト2ハロンが22.4秒だったので、位置取りを考えるとラスト2ハロンのどっちかは10秒台まで入る脚を見せたはず。
この末脚を見せることができれば一発あってもおかしくないので、猫は3連系の3列目には必ず入れて勝負するつもりにゃ。

(3)ピースワンデュック(想定オッズ9番人気 21.6倍)
ヨシトミさんの最高齢GⅠ勝ちという若干ロマン的に期待したい要素も含めてピースワンデュックを指名するにゃ。
デビューが3月と新馬戦が終わった後となり、初戦2着の後、前走の阿賀野川特別まで3連勝、2勝目の古馬混合の1勝クラスは若葉賞と青葉賞で3着とクラシック戦線で好走していたティムールに0.3秒差をつけての完勝。
前走阿賀野川特別は、ペースの差はあれど、勝ち時計自体はヘデントールの日本海Sより0.5秒早く、倒した2着バッデレイトがその後神戸新聞杯7着、3着サトノシュトラーゼは、この世代屈指のハイレベルの一戦、京都2歳Sで3着の実績を持っていたお馬さんなので、レースレベルのもそれなりに高いところを勝ち上がってきたとみているにゃ。
なので、ヘデントールほどでは無いのだけれど、ビザンチンと同じく3連系の3列目には必ず入れておきたいと考えているにゃ。

3.まとめと予告

正直、馬券内はダノンデサイルとセントライト記念1・2着馬のうち2頭が入る可能性が高いと思っているけど、ヘデントールは正直、勝ち切るまでの可能性を感じているにゃ。それと、長距離の武豊で想定より人気しそうなアドマイヤテラは期待馬に挙げなかったけど、先週のボンドガール同様、GⅠでの武豊は本当に怖いし、長距離戦ならなおのこと。
そして、週末の京都に出ている雨予報から、荒れる要素が多少あるかもしれないにゃ。
ただ、雨になると実力差が大きく出るだけに、よほど道悪が苦手と確信がなければ、今の想定上位人気は信用できると思うにゃ。

日曜日当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてほしいにゃ。。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
今年のクラシック最終戦、みんなで楽しみに待とうにゃ。

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