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【入社エントリ】難病経験の私が七転び八起きで辿り着いた「医療ベンチャー」という場所

はじめまして!コントレアでマーケター、セールスを担当している堀内ゆめみと申します。(社内ではゆめさんと呼ばれています。)
入社して早半年が経ちました。タイトルにもある通り、私は難病を経験して今は医療ベンチャーにいます。

「身体は大丈夫なの?」「なんで敢えて大変なベンチャーにいるの?」
とよく聞かれるので、何故私が医療ITベンチャーを選んだのか、何を成し遂げたいのかをお伝えできればと思います。

この記事を読んでいただけているということは、何かしらコントレアに興味を持っていただいている方、転職を考えているもしくは私と同じような境遇の方なのではないのかなと思うので、少しでも背中を押せるようなものにできたら嬉しいです!

コントレアお馴染み。代々木公園の映えスポット

何故、ベンチャーを選んだのか?実際どうなの?


私の学生の頃の就職活動の軸は”どこでも働けるスキルを身につけること”、”自分や周りの人たちのためになる仕事”でした。
学生の頃の自分は何も強みがなかったのと、周りと同じように髪を黒く染めて、黒いスーツを身に纏って、拙い敬語でありきたりな面接をして、ただ名前だけで会社を決めるというのは私には合っていませんでした。それよりも自分の好きな服を着て、会社に染められず、自分らしく頑張れる場所で働きたい。大手に内定を貰いつつも違和感を感じていたので、大学卒業2ヶ月前にも関わらず、全て内定を辞退してからベンチャー企業へインターンとして飛び込みました。
「死ぬ気で頑張るので、4月までに見定めて正社員として働かせてください!」と人事の方を説得し、「君には突破力がある。既に私は突破されたから、それを強みとして活かして欲しい」と、初めて自分の強みに気づかせてくれた場所で、新卒採用第一号としてのスタートを切ることになりました。

研修がない分、独学と実戦で学んだ新卒期


入社してからの仕事は想像よりも大変で、色んな業務を並行していたので、常に3つのディスプレイを見ながら仕事をしていました。
自社サービスの質を保つため、秒毎に監視の作業をしたり、報道関連のサービスなのでミスも許されないというプレッシャーが大きいものでした。
加えて、広告運用もツールがまだなかったので、感覚で手動で微調整をしたり(笑)。学生の頃はほぼPCを触ったことがなく、新卒で初めてMacデビューだったので、まずはトラックパッドとIT関連のツールを覚える事との闘いでした。

家に帰る頃はクタクタで、ソファで寝落ちして朝飛び起きて急いでシャワーを浴びて出社というのが日常。新卒の頃の体力と気力だからこそ、乗り切れたんじゃないかなと思います(笑)。
あとは会社のメンバーが全員先輩だったので、社長含めて私の成長を見守ってくれていました。初めて転職をして会社を離れる際に先輩が言ってくれた「助けてくれる人を大切に、自分の心がキラキラする瞬間を大切に」という言葉がずっと、仕事における座右の銘になっています。


初任給で飼ったうさぎ。うさぎを眺めながら朝まで寝落ちしたこともしばしば。

自分で道を切り拓きたい、0→1がやりたかった


”ベンチャー企業”と聞くと、仕事が大変・不安定・色んな制度が整っていない、とマイナスな要素が多く浮かぶかもしれません。
私は新卒からベンチャー企業に飛び込み、今まで転職も何度か経験して中小企業も見てきましたが、たしかに大きな会社に比べれば福利厚生に関して整っていない部分は多いです。
中小企業においては福利厚生面は整っているものの、働き方がほぼマニュアル通りというのとルーティンワークの連続で、自分には0→1の方が合っていると思い、ベンチャー企業へ戻りました。
でも、どこの会社でも共通して言えたのは、大変な時や踏ん張り時はどの会社でもあるという事。その時に大切なのは、”誰と一緒に働くか”だと思います。

何故、医療ITなのか?


私は医療家系で生まれ育ったので、元々医療に興味がないわけではありませんでした。逆に、小さい頃から両親には「医者になりなさい」、周りの人からは「医者の子どもだ」というレッテルを貼られてあまり良い思いをしなかったので、逆に医療の道を避けるようになりました。結局、今は医療関連にいるのですが(笑)。
冒頭でもお伝えした通り、私は難病を経験して今も定期的に通院をしています。

病気が見つかったのは、新卒のベンチャーから初めて転職をした直後でした。憧れだったコスメIT企業への転職が決まり、試用期間が終わりついに明日から独り立ち!という前日に、MRIの検査結果で脳腫瘍が判明し手術が必要であることを主治医から伝えられました。
ちょうど1年程前から原因不明の体調不良を繰り返していたので、ショックな気持ち8割と原因が分かって安心した気持ちが2割。ただ、職場に病気が判明したことを伝えると、「病気の子をカバーできるほど、うちの部署は余裕がないから」と、泣く泣く退職をすることに。これから治療費もかかるのに、仕事も失ってしまってどうしたら良いのだろう。ここが人生で一番の挫折、とはいえ不可抗力の挫折でした。

手術前最後のご飯。お米に対しておかずが少なすぎた。

”病気のせいで”という思考を変えたかった


術後も順風満帆というわけではなく、再入院の繰り返し。
友達や家族が励ましてくれても、”難病になったことないから分からないじゃん”と、気持ちに余裕がなくなり、そんな自分に対しても嫌悪感が募っていきました。あの時病気になっていなければ…としばらくはタラレバ思考に陥りましたが、病気を経験したからこそ伝えられるものがある、こんなに辛い思いをしたんだからこれを糧にすれば何かを変えられるんじゃないかと、克服して社会復帰すれば、いつか同じ辛い経験をした人の背中を押せるのではないかと前を向くようにしました。

当時、私は毎日闘病日記をつけていたのですが、ただでさえ身体が辛いのに病院での待ち時間が長いこと、先生や看護師さん毎で説明内容や方法が違うこと、主治医や看護師さんが常に忙しそうで、なかなか相談がしづらく本音を言えない環境であることに課題を感じていました。
私自身が今までの仕事の中で得意なことが、オペレーションの設計や効率化だったので、ITで医療を効率化したい=医療ITで働くことを目標に、入院生活を患者経験としての勉強として乗り越えました。
とはいえ、患者としての経験だけではなく医療現場も知りたい思ったので、医療IT企業の面接を受ける前に、ドクタークラークの道を選びました。

何故、Contreaを選んだのか?


ドクタークラークを経て、コントレアの前にも他の医療ITを経験したのですが、なかなか患者さん・医療従事者双方に直接届けるサービスがなく、とはいえ自分に開発スキルがあるわけでもないので、不甲斐なさを感じていました。

そんな時に、前職で医療DXに関するセッションの企画を担当させていただいたのですが、登壇者の選定をしていた時にコントレアとMediOS(メディオス)を見つけて、”このサービスこそ、私が患者として欲しいと思ったものだ!”と、ドクタークラークの経験を踏まえても、MediOSは現場の効率化に繋がると思いました。
何よりも共感したのが、会社のミッション”医療に関わるすべての人に安心を”で、最初に見た時は、やっと同じ思いを持っている会社を見つけた!と感動しました。
セッション本番当日も、川端さんと河瀬さんのチームワークの良さだったり、川端さんのMediOSのプレゼンを聞いて完全にノックアウトでした(笑)。
お二人とお話をする時間もあったので、その時に医療現場の課題を熱く語らせてもらって、”この方たちと働いたら楽しいだろうな”とふと思い、その後もなかなかコントレアが頭から離れず、他のメンバーのnote(まさに入社エントリ記事)などを見て、気づいたらどんどん惹かれていて(笑)。思い切って河瀬さんに連絡をして、面談へ繋いでいただいて今に至るという感じです。

プレゼンを聴きながら完全にノックアウトされていた時。

働いているメンバー・サービス、全てに温かさを感じた


最初にMediOSを見つけた時に思ったのが、”サービスの温かさ”でした。
病院ってそもそも資金が潤沢ではないので、ビジネスに不向きなのにもかかわらず、ここにSaaSとして介入しようと思える労力が凄いなと。患者さん・医療従事者どちらかだけのサービスなら沢山ありますが、会社のミッションをそのまま反映している通り、”医療に関わるすべての人”が使えるサービスを思いつくという優しさがあるなと思い、医療は誰もが一生身近にあるものなので、これからの可能性も感じました。

コントレアで内定をいただいた時に”オファーレター”という、ただの内定通知ではなく、面談に対してのお礼やコントレアを選んだことに対する感謝、入社後の私に期待することや伸び代が書かれているお手紙をいただきました。初めて読んだ時は、たった数回の面談でこんなに自分のことを分かってくれる会社があるんだ...!と、中途採用は即戦力が求められるというのが当たり前と思っていたので、まだ成長させてもらえる環境をもらえるのだと、しっかりとサポートいただける環境があるということに感動しました。入社後の今でも、仕事に悩んだ時や自信を失いかけた時には読み返すようにしています。

入社半年間で得たこと

仕事量で言うと、常に更新されている状態ではありますが(笑)。振り返ると、”1年前にはできなかったこと(仕事量の面でも)ができるようになった”、というのと”やったことがない初めてのことや苦手なことでも、周りを巻き込んで相談しながら進められるようになった”ということが大きな成長ポイントかなと思っています。
社会人8年目でも、まだまだ成長できることがあるのだなと、むしろ社会人人生の中でも新卒期間の次に濃厚だった半年間でした。

組織の強さを実感した大きなイベント


印象的なイベントで言うと、コントレアは毎年「Startup Aquarium」という日本最大級のスタートアップフェアに参加していて、全社員で参加をする程、一年の中でも一番力を入れている大事なイベントなのですが、まさかの副リーダーを任されることに。(入社2週間後の出来事です笑。)
このイベントでは面談数・集客数などを競い、イベントの最後に表彰式もあって、1位を獲ると箔がつくため、なかなか手強い相手もいます。コントレアは昨年、集客数・個別面談数で1位を獲ったので、今年は連覇が目標になっていました。
最初お話をいただいた時は、”セールスの業務も覚えないといけないのにどうしよう”、と連覇を途絶えさせないために不安な気持ちとプレッシャーでいっぱいで、入社して一番最初の試練でした。

まずは目的と目標を明確にして、タスクや必要なものを洗い出して、イベント専用のnotionページを作成してまとめたのが始まりです。
社外のイベント主催者の方からの情報を社内へ連携したり、初めて参加するイベントだったので、自分の中で解像度を上げながら進めることが大変だったのですが、コントレアのメンバーは、相談すると一緒に巻き込まれてくれたり、一人で負担を抱え込ませないように一緒にオーナーシップをとってくれるので、一人で抱え込んだ時はありませんでした。

イベントの前日には決起会をして、イベント当日も1日中立ちっぱなしで色んな方と話をして、メンバーがお互いに休憩を取るよう気を遣ったり、士気を上げるように声を掛け合ったり。全員が当事者意識を持ちながら動いている姿を見て、入社前の面談で”コントレアは全員がリーダーになれるから”と言われていた言葉の意味が分かり、こんな素晴らしい組織がいるとは...と感動していました。自分が今いる会社のことをベタ褒めですが(笑)。
その結果、総面談数は83名とぶっちぎりの優勝で、発表された瞬間はみんなで歓喜。青春が取り戻されたような感じで、疲れも何もかもが吹き飛んだ最高の瞬間でした。ステージにみんなで上がる時、周りからは「良い組織だね〜」「素敵なチームだね」という嬉しい言葉がちらほら聞こえて、”でしょでしょ?”と思いながら、幸せに浸っていました(笑)。

きっと3連覇もいける。

これから実現したいこと


きっと、他の会社だったら乗り切れなかったことが、コントレアにいるからこそ乗り切れたことが沢山あります。
ベンチャーだからこそ色んな波がありますが、そんな時でもコントレアのメンバーは逆境にこそ強いメンバーが集まっているので、お互いの士気を高め合いながらみんなで進んでいます。
まさに、会社のロゴ(渡り鳥)をそのまま現したメンバーが集まっていて、”人”の強さはどこにも負けていないです。
ただ、私含めて誰もが最初から完璧というわけではなくて、一人だと少し力不足でも、みんながいるから強くなれていて、強くなろうと一人一人が努力を重ねて、結果最強の組織になっているのかもしれません。

そんなコントレアで私が何を実現したいのか。
”ITで医療を効率化したい”という軸は変わらず、医療というのは一生誰もが身近にあるものです。そしていつ、誰が病気になるかも分かりません。それが自分自身だった時、周りにいる大切な人がなった時、どんな状況でも諦めずに、安心して患者さんは治療を受けられる・医療者は安心して治療を届けられる医療インフラを整えたい。
今の私個人の目標として、まずは医療者に”医療DXの必要性”に気づいてもらうことを目的に、セミナーの運営とチームの立ち上げを行っています。

まだまだ医療現場はアナログの世界なので、一気に変えていくのは難しいかもしれませんが、変えられる可能性を秘めているのがMediOSであり、コントレアのメンバーだと思っています。
MediOSを通して、いずれはMediOSから広がった新しいサービスで、そしてコントレアのみんなのチーム力で、医療インフラに少しでも変革を起こしていきたいです。

と、とっても長い文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
少しでも何かを伝えられたでしょうか...?笑。

コントレアでは、一緒に医療インフラを変えていく仲間を探しています。
少しでも”良い組織だな〜”と感じていただいたり、ミッションに共感いただいた方はぜひ一度お話し聞かせていただけると嬉しいです!

それでは!コントレアでお会いできるのを楽しみにしています!

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