#252 優先順位をつけるお助けツール
社会人の多くが、会社や上司から
仕事の効率化を求められている昨今。
効率化の工夫として
「優先順位をつける」ことを
心がけている方は多いのではないでしょうか。
例えば、仕事を効率よく進めるために
「ToDoリスト」を作成して、
日々の仕事を進めているという話を耳にします。
ですが、このToDoリスト、使い方を間違えると
かえって非効率になることをご存じですか。
今回はToDoリストの
効果的な使い方についてお伝えします。
1.ToDoリストとは
ToDoリストとは、
やる事を整理して可視化したリストです。
業務を書き出し、期限を設定することで、
頭の中にある業務を可視化して管理できます。
ToDoリストは、
業務の効率化や生産性向上ために使われることが多く、
業務の抜け漏れを防ぐだけではなく、
メンバーへの情報共有にも適しています。
ToDoリストに必要な項目をまとめると、
✓ 自分が何をやるべきか
✓ チームとして何に取り組むべきか
を整理することができます。
2.メリットとデメリット
ToDoリストは活用しやすいので、
メリットが目立ちますが、
何にでもメリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットを
両方知っておくと効果的に活用できますので、
ぜひ両面を知っておいてください。
◎ メリット
✓ 可視化できる
✓ 意識を共有しやすい
ToDoリストのメリットは、
何と言っても「誰でも目で見れること」です。
特に、複数の業務が重なると、
情報の整理に時間がかかったり、
混乱してしまうことがありますよね。
ですが、ToDoリストがあると頭が整理されて、
冷静に考え判断することができます。
一方で、ToDoリストには
このようなデメリットもあります。
▲ デメリット
✓ 管理しすぎて逆に生産性自体が下がっている
✓ 難しいタスクが長期間残りやすい
ToDoリストでスケジュールを管理すると、
「終了」と項目を消すことに快感を覚えます。
項目が消えると嬉しいので、
「電話する」「メールを送る」のような、
着手しやすいものから対応するようになります。
その結果、
「調査する」「施策を考える」のような、
時間がかかったり、抽象的な仕事は後手に回る
傾向があります。
「いつかやろう」という気持ちのまま、
何カ月も残り続ける業務がある、
なんてことも実際によくあります。
また、ToDoリストに優先順位をつける時にも
少し注意が必要です。
急ぎ・重要な順に対応しようとしても、
他の仕事が入ってきますよね。
そうすると、優先順位を低くした業務は
いつまでたっても対応できませんから、
意識的に順番を見直す必要も出てきます。
このように、ToDoリストは使い勝手がいいですが、
落とし穴があることを知っておくといいですよ。
3.ToDoリストの書き方
ここからは、
ToDoリストを作成する時のポイントを紹介します。
業務改善や生産性の向上につなげるために、
特にこの2点を意識してリストを書いてみてください。
✓ 作業を分解して書く
✓ 簡潔に書く/具体的な内容を書く
時間がかかる業務は、
仕事の内容が曖昧になります。
ですので、その分仕事を分解して
リストに書くようにしてみてください。
業務が具体的にイメージできるまで分解すると、
作業内容や期間を考えながら仕事ができるので
おすすめです。
必要に応じて、早めに業務を割りあてることもできるので、
業務の効率化をはかることができます。
また、ToDoリストを作成するときは、
簡潔かつ具体的に記載することが大切です。
内容が長いと、要点がわかりづらく
情報の整理がしにくくなります。
一方で、簡潔に書きすぎて、
何をすればいいのか分からないリストでも
意味が半減してしまいます。
後日見ても何をすべきか分かるように、
要点を簡潔に書くようにしましょう。
※私のリストの使い方
私はToDoリストを「メモ書き」として使っています。
例えば、数分で終わるような予定(メールを送る/電話をする)
などはスケジュールに入れると煩雑になりますよね。
ですので、ToDoリストに記載して、
スキマ時間に対応するようにしています。
また、急ぎではないけど取り組んだほうがいい仕事
もメモ書きに残すようにしています。
ToDoリストに書くことで、その仕事を
「意識」できるようになります。
人は意識すると、それをやろうという気持ちに
なれるので、意識をするきっかけにしています。
4.まとめ
いかがですか。
効率的に仕事をすることは、
私たち社会人に求められ続けられるでしょう。
そのため、私たちは様々な工夫をしながら
仕事に取り組む必要があります。
その工夫の1つとして活用できるToDoリストについて、
今回はお伝えしてきました。
このような便利ツールは簡単に活用できますが、
頼りすぎるとかえって非効率になる場合もあります。
「いつまでに」「どこまで仕上げるか」
を考えてリストを作れていますか。
「この仕事をどこまでやるか」を決めながら、
少しずつ仕事を効率化しましょう。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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