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#239 環境に「慣れる」理由

人間は住む場所や職場などの環境と
その中での人間関係に大きく影響をうけます。

環境と人間関係が良ければ
日々過ごす時間は充実するでしょうし、
そうでなければ悶々とした日々を過ごすかもしれません。

しかし、
最初はどれだけ幸せでも、
違和感や不満があっても、

時間が経つにつれて
それを自然と受け入れていませんか。

今回は、人が自然と環境に慣れていく理由と、
環境に染まる前にやるべきことをお伝えします。

1.環境に染まる理由

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なぜ私たちが今いる環境に自然と慣れていくかというと、
人間の脳が、今いる場所に順応することによって、
安心感を得られると認識するからです。

例えば、私の知り合いにこんな人がいました。

「LINEに自分の子供の写真を設定するのはありえない!」
数年前にこう話をしていた人がいます。

その人は当時不妊治療中で、少しナーバスになっていました。

そんな時に周りの人が子供の話をしたり、
子どもの顔写真をLINEのアイコンに設定しているを見て、
辛そうな顔をしていたんです。

その人は今、LINEのアイコンを自分の子供の写真にしています。

このように、
自分の環境や状況が変わり、
一緒にいる人が変わると

知らず知らずのうちに、環境に染まり、
自分の考え方が変わっていきます。

これは人の本能ともいえることなので、
自然と環境に順応するのは
仕方がないことかもしれません。

2.「順応する」とはどういうことか

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ただし、脳がどのように環境に順応していくか、
私たちはその過程を知っておいた方がいいんです。

なぜなら、あなたは知らず知らずの間に
悪い環境に染まってしまうかもしれないからです。

ここでは脳がどのように順応しているのかについて
もう少しお伝えします。

私たちが想定したことがない状態に陥った場合、
脳はとにかく安心したいし、安全であることを最優先に考えます。

その結果、本能的に
この状況に慣れている「かも知れない」人、または
慣れている「かのように見える」人の真似をします。

あなたから見て普通に見える、
または不安を感じていなさそうに見える人の
行動を真似たり、ヒントを探す
のが人間の本能なのです。

ポイントは、

その人の行動が正しいのかを判断する前に真似してしまう

ということ。

極端な話、今いる場所で犯罪が普通のことだと認識されたら、
近い将来、私たちもそれが普通のことだと認識してしまう
かもしれないんです。

このように、いい悪いに関わらず、
私たちは環境に慣れていく生き物であることを
知っておく必要があります。

3.環境に染まる前にすること

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繰り返しですが、
今いる環境に順応することは自然なことです。

ですので、これに抗い続けるのは難しいですし、
ストレスが溜まりやすい状態にもなります。

例えば、1人だけ違う行動をとって、
明らかに浮いてしまったら嫌ですよね。

ですので、あれ?ちょっと違うな、と感じたら

自分で環境を変えましょう

環境に染まりきる前に変えることが大切です。

例えば、敢えて人間関係で言うと、
誰と付き合うかはある程度、考えた方がいいでしょう。

悲観的な人と一緒にいる時間を減らして
楽観的な人と一緒にいる時間を増やす。

これだけでもあなたの考え方は楽観的に変わっていくからです。

学んでいるつもりでなくても、
目にしたり耳にしたことは
知らず知らずあなたの意識に残ります。

他にも、環境を変えたければ、
転職、引越しなどもいいでしょう。

もちろん、あなたの考え方を変える方法もあります。

でも、あなたに貫きたい信念や挑戦したいことがあって、
今の環境ではうまくいきそうにないと感じるのであれば、
環境を変えることが一番の近道
になりますよ。

4.まとめ

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いかがですか。

今回は、人が環境に慣れる理由と、慣れきる前に
考えるといいことについてお伝えしてきました。

人間は、遅かれ早かれ環境に慣れていきます。

今いる場所の常識があなたの常識、
ひいては世界の常識になります。

普通に考えたら、非効率なこと、
間違っていると思われるようなことでも、
正しいことのように錯覚してしまうことがあるでしょう。

そして錯覚し続けると、
いつしか、本当に達成したかったこと、
大事なことを見失ってしまうこともあります。

ですので、あなたの目指すものがあるなら、
環境に染まる前に環境を変えてみてください。

環境を変えるのは簡単なことではありません。

生活が変わることになるので、悩むこともあるでしょう。

でも、あなたが決めたら、
環境を変える方法はある
んです。

少しずつ準備を始めて、
あなたが本当にやりたいことに
挑戦できる環境に変えてみませんか。

一生に一度の人生、
せっかくですから後悔なく生きていきましょう。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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