
形が違えば味もいろいろ。パスタって楽しい!
500種類以上もあるというパスタ。その中から、クオルス・リストランテでよく使っているパスタを紹介します。ユニークな形をしているのも、ちゃんと理由があるんです。美味しく茹でるポイントもお伝えします!
1. スパゲッティ SPAGHETTI
長さ25cm前後にカットした棒状のロングパスタで、もっともポピュラーな種類。直径は1.4mm〜1.9mmで、太いほど濃厚なソースに細いほど軽いソースに合う。
2. タリアテッレ TAGLIATELLE
手打ちのロングパスタの代表。幅5mmから10mmの平麺で、イタリア中部や南部では「フェットチーネ」と呼ばれる。ラグー(煮込んだ)ソースやクリームソースとの相性がいい。
3. タリオリーニ TAGLIOLINI
タリアテッレの幅が2~3mmになったものを「タリオリーニ」と呼ぶ。タリアテッレと同じく、食通の土地、エミリア=ロマーニャ州で生まれた。
4. ブカティーニ BUCATINI
一見、スパゲッティだが、よく見ると麺の中心に小さな穴。シチリア生まれのこのパスタは、空洞のおかげでちょっと違った食感が楽しめる。パスタを断面から見ると、真ん中に小さな穴が空いている。
5.リガトーニ RIGATONI
縦に筋の入った管状のショートパスタ。穴の直径は1cmと太く肉厚で、ソースののりが良く、濃厚なソースを組み合わせるほか、オーブン焼きにも使われる。
6. ニョッキ GNOCCHI
ショートパスタの元祖ともいわれる。昔はパンと卵、あるいは小麦粉と水で作られていたが、今はジャガイモと小麦粉で作るのが主流。ふわふわ、もちっとした食感が魅力。
7. ラビオリ RAVIOLI
パスタの生地に、肉や野菜、チーズなどの具を入れて包んだ、中華でいうワンタンのようなパスタ。濃いソースに合わせるほかスープの具材として使われることも。
8. アニョロッティ AGNO LOTTI
ラビオリの一種で、ピエモンテ州固有のパスタ。日曜や祝日、クリスマスなどのごちそうに欠かせない。
パスタを美味しく茹でるポイント
1|ゆでる時は大きな鍋で
小さな鍋だと、麺同士がくっついてしまうことも。ゆでている間は、一本一本が湯に触れ、踊ることが大切。家にある一番大きな鍋でゆでよう。
2|塩はどのくらい入れるといいの?
一般には水の1%と言われているが、クオルス・リストランテ各店舗では1.2%の塩を使用。麺に下味をつけるというより、料理の味に輪郭をつけるため。素材やソースを際立たせるのが目的なので、塩味が際立ってしまうようではNG。
3|ゆでる時は油を入れるの?
クオルス・リストランテ各店舗では入れない。本来は混じり合わない水と油をくっつけるのは、茹で上がったパスタをソースと合わせる時。水と油が混ざり合って「乳化」という状態になり、パスタとソースが絡み合って美味しくなる。
クオルス・リストランテで使っているパスタはこちら
【関連記事】