不登校経験者の話にヒントはあっても『答え』はありません。
「先生、学校は行かなきゃいけないの??」のTwitterアカウントを運営していると、よくこんな声をいただく。
「不登校経験者の進路や就職先を知りたい」と。
不登校の進路についてはぼくも知りたいと思っていたので、過去にもアンケートを取って調べたことがあります。⇩
ただ、ぼくとしてはこの調査は不登校の子の現状を知りたかっただけであって、この結果は、今、現在進行中で不登校の子の将来とは関係がないと思っています。
もちろん、将来を考えるときのヒントにはなるかもしれませんが、ほんの参考程度にしておいた方が良いという考えです。
その理由の1つは、これからもっと社会は急激に変化していくので、過去の情報がほとんど役に立たなくなるからです。むしろ、これから色々な学び方や働き方が一般化していくのに、過去のやり方にとらわれていると視野が狭くなってしまい新しい情報を見過ごしてしまいます。
そして、もう1つの理由は、結局、結果をどう受け取るか(解釈するか)は、その人次第だからです。
ある人は「不登校になっても色んな選択肢があるんだ」とポジティブに思うかもしれませんし、
ある人は「不登校になったらやっぱり色々と苦労するんだ」とネガティブに思うかもしれないからです。
だからこそ、忘れないでほしいのが、
『答え』はここにはないけど、個々にあるということです。
ぼくはこの他にもブログ「コノミチ」で色々な不登校経験者の声をまとめていますが、すべては『答え』ではなく『ヒント』だと思ってほしいと考えています。
なぜなら、この世に全く同じ人なんて1人もいないからです。
みんな異なった個性を持っていて、みんな異なった背景を持っていて、みんな異なった未来が待っています。
他者の人生は、他者の人生でしかありません。
1人1人に「個の道」があります。
だからこそ、
ぼくらにできることは、目の前のその子(個)を認め、その子(個)を信じることです。
周り見渡して「正解」を探しているうちは『答え』は見つかりません。
『答え』は常に子(個)の中にあります。
【プロフィール】
ラオスのジーコ
・親子オンラインスクール『cocowith』共同代表
・フォロワー1万4千人の「先生、学校は行かなきゃいけないの??」運営
・ブログ「コノミチ」運営
・元フリースクールの先生
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