ジーコ:親子オンラインスクール『cocowith』共同代表

世界をもっとあたたかく。教育をもっとやわらかく。 親子オンラインスクール『cocowith』共同代表. フォロワー1万4000人の「先生、学校は行かなきゃいけないの?」を運営. フリースクールで先生やっていました. ラオスで青年海外協力隊として活動しながら出家をしました.

ジーコ:親子オンラインスクール『cocowith』共同代表

世界をもっとあたたかく。教育をもっとやわらかく。 親子オンラインスクール『cocowith』共同代表. フォロワー1万4000人の「先生、学校は行かなきゃいけないの?」を運営. フリースクールで先生やっていました. ラオスで青年海外協力隊として活動しながら出家をしました.

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最近の記事

「不登校からの逆転」を逆転させたい

「不登校からの逆転」というタイトルの記事を時々目にすることがある。 不登校から東大へ 不登校から社長へ 不登校から芸能人へ と、不登校から一転、人生の勝ち組になりました。 という内容の記事だ。 たしかに東大に行ったこと、社長になったこと、芸能人になったこと自体は個人のやりたいこと突き詰めたこと、努力したこととして素晴らしいことだと思う。 しかし、「不登校からの」という枕詞は必要なのか? ぼくは「不登校からの逆転」と言われない社会にしてこそ、本当の意味で『逆転』と言え

    • 自立のために「学校を休む練習」を取り入れる。

      近年不登校の数は増加し、今やその数は約20万人近くになっている。 そして、ここ数年で「不登校問題」がメディアでも多く取り上げられ始めた。 しかし、ぼくは不登校が増えていることを問題だとは思ってはいない。 むしろ、もっと増えていいとさえ思っている。 なぜなら、本来、学校は最終的には学校に行かなくても大丈夫になるためにあるはずだから。 自分でやるべきことを考え、自分で計画し、自分で調べたり、自分で学ぶことができたなら、わざわざ毎日学校に行く必要はない。 不登校が問題と

      • 正解のない時代に旅するように学ぶ。

        激動の時代、正解が分からない昨今、僕らはどうこの先を選んでいけばいいのか? 将来が見えなくて「不安」「怖い」と思っている人も少なくないだろう。 しかし、ただその場で何もせずに悶々と考えていても不安は解決されない。それどころか、ますます不安感は増していく。 だからこそ、この将来の見えない時代を乗りこなしていく姿勢を身に着けることが大切になってくる。 その姿勢を身に着ける1番の方法が「旅」をすることだ。 旅は「未知」との出会いの連続。 知らない景色、知らない地名、知らな

        • 学校がセカンドプレイスとは言われなくなる。

          今は時代の転換期。 そして、教育の在り方の転換期でもある。 2012年度では約11万人だった不登校数この10年で急激に増加し現在は約20万人となっている。 10年前の2012年は、i Phone5の時代でYou Tube もまだまだ流行っているとは言えず、ネットフリックスに関してはまだ日本でサービスすら始まっていない時代。 ちなみに人気ゲームのフォートナイトに関しては2017年から始まったそうだ。 今日では、1人1台スマホやタブレットを持つような時代になり、You tu

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        • 世界を学び場に!【コノミチnote】
          6本

        記事

          選択肢を増やすとは日常で多様性を増やすこと。

          近年、世界の多様性が謳われているけれど、一体どれくらい日常の中に多様性を感じているだろうか? 実際のところ、外国人の友達はいる?身体障がい者の友達はいる?不登校の友達はいる?県外の友達はいる?大家族で暮らしている? そう、多様性の時代と言いつつ、実は日常の中で多様性と触れることは少なかったりする。 それどころか、個人主義、個別化、核家族化、都市化による地域との繋がりの希薄化が進み、日常の中では限定的な関わりしかなくなっている。 もちろん、個別化が進んだからこそ多様化が

          選択肢を増やすとは日常で多様性を増やすこと。

          オンラインとオフラインの狭間のcocoで

          近年、メタバースやDAO(分散型自律組織)など、オンライン✖オフライン関連で色々と盛り上がっているみたいだけど、何もそれは仮想通貨やVR仮想現実の話だけではない。 僕らが運営している親子オンラインスクールcocowithもある種のDAO(分散型自律組織)であるし、オンラインとオフラインが入り混じったコミュニティとなっている。 cocowithでは、zoomでの授業やSlackやoViceなどのオンラインツールでの交流は日常(オフライン)の延長線上にある。 そして、オフ会な

          オンラインとオフラインの狭間のcocoで

          逃げるべきものと逃げちゃいけないものとの見分け方

          結論から言うと、 他者(環境)から与えられる苦しみは逃げるべき。 自分から与えられる苦しみは逃げちゃいけない。 パワハラやいじめ、ブラックな環境など、環境を変えればすぐに解決できる苦しみは逃げるべき。 さっさと逃げることが一番の得策だ。 しかし、失敗への恐れや劣等感や自分の心のモヤモヤなど、そういった環境を変えても解決されないものや環境を変えても繰り返し起こる苦しみからは逃げてはいけない。 そういった自分によって作られる苦しみはいくら逃げようとしても逃げきることはできな

          逃げるべきものと逃げちゃいけないものとの見分け方

          子育ての卒業はいつなのか?

          一般的に『卒業』とは、その学校の全課程を学び終えることを言う。 しかし、その一方で学校に関係のないようなことでも、ものごとの終わりを意味して『卒業』という言葉を使うことがある。 例えば、 「子育てを卒業する」といったように。 しかし、「子育ての卒業」とは一体何なのか? 何をもって子育ての卒業とするのだろうか? それは、いつやってくるのだろうか? それを考えるためにもう少し卒業という言葉を改めて考えてみたいと思う。 『卒業』は英語で『graduation』なのだが、こ

          親子オンラインスクールcocowithを運営する上で大切にしていること④「日常生活の延長線上に」

          どうも、親子オンラインスクールcocowithの共同代表をしているジーコです。 今回から、親子オンラインスクールcocowithを運営する上で私が大切にしていることについてシリーズで書いていきたいと思います。 cocowithは一言で説明するのがめちゃくちゃ難しいので、こうやって言語化することによって自分自身も含めcocowith参加者及び、入会を考えている人の理解が深まればと思います。 (※ちなみにこの記事は完全に個人的見解です。「ジーコの考え=cocowithそのもの」

          親子オンラインスクールcocowithを運営する上で大切にしていること④「日常生活の延長線上に」

          親子オンラインスクールcocowithを運営する上で大切にしていること③「教育・子育て・家族など、様々な境界線をなくす」

          どうも、親子オンラインスクールcocowithの共同代表をしているジーコです。 今回から、親子オンラインスクールcocowithを運営する上で私が大切にしていることについてシリーズで書いていきたいと思います。 cocowithは一言で説明するのがめちゃくちゃ難しいので、こうやって言語化することによって自分自身も含めcocowith参加者及び、入会を考えている人の理解が深まればと思います。 (※ちなみにこの記事は完全に個人的見解です。「ジーコの考え=cocowithそのもの」

          親子オンラインスクールcocowithを運営する上で大切にしていること③「教育・子育て・家族など、様々な境界線をなくす」

          親子オンラインスクールcocowithを運営する上で大切にしていること②「依存先ではなく、居場所とする」

          どうも、親子オンラインスクールcocowithの共同代表をしているジーコです。 今回から、親子オンラインスクールcocowithを運営する上で私が大切にしていることについてシリーズで書いていきたいと思います。 cocowithは一言で説明するのがめちゃくちゃ難しいので、こうやって言語化することによって自分自身も含めcocowith参加者及び、入会を考えている人の理解が深まればと思います。 (※ちなみにこの記事は完全に個人的見解です。「ジーコの考え=cocowithそのもの」

          親子オンラインスクールcocowithを運営する上で大切にしていること②「依存先ではなく、居場所とする」

          親子オンラインスクールcocowithを運営する上で大切にしていること①「任せる」

          どうも、親子オンラインスクールcocowithの共同代表をしているジーコです。 今回から、親子オンラインスクールcocowithを運営する上で私が大切にしていることについてシリーズで書いていきたいと思います。 cocowithは一言で説明するのがめちゃくちゃ難しいので、こうやって言語化することによって自分自身も含めcocowith参加者及び、入会を考えている人の理解が深まればと思います。 (※ちなみにこの記事は完全に個人的見解です。「ジーコの考え=cocowithそのもの」

          親子オンラインスクールcocowithを運営する上で大切にしていること①「任せる」

          持続可能な開発のための教育のよりも先に持続可能な教育のための開発を。

          近年SDGs(持続可能な開発目標)というものを目にする機会が多いと思う。 このSDGsに関連して、ESD(Education for Sustainable Development)という考え方がある。 日本語では「持続可能な開発のための教育」と言われる。 今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことによ

          持続可能な開発のための教育のよりも先に持続可能な教育のための開発を。

          なりたいものがないから「プロ野球選手になりたい」と答える小学生。

          大人たちはすぐに子どもに「将来、何になりたいの?」と聞く。 ぼくは知っていた。大人たちがどんな答えを返してほしいかを。 だから小学生の頃のぼくはとりあえず「プロ野球選手」と答えていた。 当時少年野球をしていたから、そう答えておけば大人たちは喜ぶと知っていた。そして、そう答えた方が楽なのを知っていた。 もし、ここで「まだ決まってない」とか「公務員」とか答えれば、つまんない子だと思われ、「やりたいこととかないの?」と問い詰められていただろう。そんなのはめんどくさい。 特に

          なりたいものがないから「プロ野球選手になりたい」と答える小学生。

          学校を『諦めた』から『明らかに見える』

          不登校になって、「学校を諦めた…」と思っている人がいるかもしれません。 けど、それで良いんです。 それが正しいんです。 なぜなら、『諦める』という言葉は仏教に由来していて、もともとは『明らかに見る』という意味だからです。 つまり、「学校を諦める」ということは「学校を明らかに見る」ということなのです。 学校を明らかに見て、自分(の子)には学校は合わないと思ったからこそ学校に行くことを止めて、異なる道に進んだのです。 なので、学校を諦めたことをネガティブに思う必要は全くな

          学校を『諦めた』から『明らかに見える』

          不登校経験者の話にヒントはあっても『答え』はありません。

          「先生、学校は行かなきゃいけないの??」のTwitterアカウントを運営していると、よくこんな声をいただく。 「不登校経験者の進路や就職先を知りたい」と。 不登校の進路についてはぼくも知りたいと思っていたので、過去にもアンケートを取って調べたことがあります。⇩ ただ、ぼくとしてはこの調査は不登校の子の現状を知りたかっただけであって、この結果は、今、現在進行中で不登校の子の将来とは関係がないと思っています。 もちろん、将来を考えるときのヒントにはなるかもしれませんが、ほん

          不登校経験者の話にヒントはあっても『答え』はありません。