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自立のために「学校を休む練習」を取り入れる。

近年不登校の数は増加し、今やその数は約20万人近くになっている。


そして、ここ数年で「不登校問題」がメディアでも多く取り上げられ始めた。


しかし、ぼくは不登校が増えていることを問題だとは思ってはいない。

むしろ、もっと増えていいとさえ思っている。


なぜなら、本来、学校は最終的には学校に行かなくても大丈夫になるためにあるはずだから。

自分でやるべきことを考え、自分で計画し、自分で調べたり、自分で学ぶことができたなら、わざわざ毎日学校に行く必要はない。

不登校が問題となってしまうのは、学校を休んだら何もできなくなってしまうという状況にある子が多いからでもある。

もし、本当に学校が自立を促すものだったのであれば、学年が上がるにつれ自立の力が身に着き、学校に行く必要はなくなっていくはずだ。

しかし、実際は全く逆となっている。

毎日学校に通うことによって、自立ではなく、むしろ学校に依存するようになってしまっている。


学校を休む練習をする

そこで、自立の力を育むために、ぼくが提案したいのが「学校を休む練習をする」ということ。

学校に行かなかったら、その日1日は何をして過ごすのか考え、計画的に学校を休んで過ごす練習を取り入れるというものだ。

計画の内容は、勉強をするでも、料理をするでも、絵を描くでも、出かけるでも、ゲームをするでも、ずっと寝るでも何でもいい。

大切なことは、自分で計画し、実践してみて、振り返り、次はどうするかを考えること。

「1日中ゲームするのも案外疲れるな」でも、
「学校で勉強する方が楽しい」でも、
「1人の方が集中できた」でも、
「1日中寝てたら夜寝れなくなった」でも、
そこに発見があれば何でもいい。

「計画」「実践」「振り返り」「次の計画」をやってみる。

これを繰り返すことで、段々と自分で計画して1日を過ごせるようになっていく。
これは練習しないとなかなかできるようにはならない。

ちなみに学校では基本的には「実践」しかしていない。
自分で考えなくても、時間割という「計画」があり、「振り返り」も「次の計画」もしなくても、毎日、やることが決まっている。

しかし、「実践」だけを学校で繰り返しても自立には繋がらない


なので、不登校になって何もできないのは当然の結果でもある。

だからこそ、ぼくは例え今は学校が大好きであったとしても「学校を休む練習」は積極的にしておいた方が良いと考えている。


現在、不登校でない方もコロナで突然休校になった時のことを覚えていますか??

どれだけの子が計画的に毎日を過ごすことができていましたか??

今後も不登校に関係なく、突然学校に行けなくなることもあり得ます。


毎日学校に通うだけの日々で本当に大丈夫??

何のために学校に行くのか改めて考えてみてください。

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