ルックバックを観終えて詠んだ13首「京本に」
映画「ルックバック」を観たあとの感情のままに詠んだ13首です。若干ネタバレもあるので、よかったら観た後で読んで頂けたら。
京本に
学校に天才がいる 読むほどに溢れ続けるこの感情よ
そんな目で見るんじゃないよ負けたんだ だけど信じていいと思えた
君と手をつないで街を駆け抜けるこの瞬間を光と呼ぼう
どこまでも走っていけると思ってたあの雪道で告げられるまで
もう二度と負けたくなくて勝つために限界を超え走らせるペン
止まった 時間が止まった感情がすべて凍ったすべてが散った
今までの記憶も時間も消すように大学に立つ雪の墓碑銘
運命を変えてしまったあのドアの前に勇気をかき集め立つ
IFという無限の時空で出会えたらあなたはいまも幸せだった?
天才になるために生きた道程のノートブックは部屋に積まれて
あの人の生は私の生だったあなたと生きた万の一瞬
振り返ればあなたが愛してくれたことその証明がまた歩ませる
描くこと描き続けて生きること窓には君の記憶を貼って