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時にはダークヒーローを演じるのも悪くない:Abyss×YUNGBLUD

らむです。今日は昼の合間に走ってきました。昨日は、風が強すぎて走ることを阻まれました。だけど、勢いではねのけて、ランニングを決行したという内容を綴りました。

今日も変わらず、風は絶好調に吹いていました。流石に今日は海沿いの道をあきらめ、砂防林を挟んで、一本隣の国道沿いを走りました。海が砂防林の合間からしか見れない。それは残念ですが、代わりに様々な車を眺めたり、砂防林の隙間から見える木漏れ日を感じながら走るのも、これはこれでたまには良いなと感じました。新しいMyランニングコースを開拓していくのも楽しそうだなあと考えながら、気持ちのいい走りができました。

少し海から離れた国道沿いから。
砂防林の合間から、
時より海が顔を覗かせてくれました。

昨日に引き続き、今日も好きな音楽の紹介へ。YUNGBLUDさんの「Abyss」について、自分の観点なども織り交ぜ、綴っていきます。

YUNGBLUDさんのAbyssに対するコメントが記載されているリンク先があったので、以下でも共有させていただきます。

「Abyss」は、アニメ「怪獣8号」のオープニング曲として流れてました。私にとって、怪獣8号は、昨年見たアニメの中で、非常に興味を唆られる作品でした。

主人公の日比野カフカが、私と同い年ということもあって、「おじさん」呼ばわりされている、カフカにちょっと感情移入しやすくなっていました。怪獣を倒して平和を守る防衛隊へのラストチャンスに思いを馳せる姿、せっかくチャンスを手に入れたのに、イレギュラーな形で防衛隊内を立ち回らないといけないポジショニング、優しさゆえにどこか損な役回りをしてしまいそうな人柄など。

根幹のストーリーの運びも今後どうなるかとても気になりますが、上記のようにカフカという主人公に焦点を当てて、この作品を味わって見ていたのを覚えています。

「Abyss」はそんな主人公、日比野カフカのことを表現しているように感じます。ギター音のイントロから始まる不穏な雰囲気、日比野カフカの悲痛な叫びのように感じられるサビ、オープニングの映像も相まって、最高にクールです。少し古い映画ですが、ファイトクラブという映画のオープニングを思い出させるような、ミクロの視点から徐々に全体像がわかってくるような表現にも見えて、これまたかっこいいです。

私は、この曲を聴くと、自分自身もまるでダークヒーローになったかのような気分に浸れて、大好きです。人には言えないような暗い闇や重荷を背負っていて、心の中では叫びをあげているけど、それでも平静を装いながら日常に溶け込んでいたり、何かを成し遂げようとする。そんな情景をイメージさせられます。

今日のランニングでもこの曲を聴いて、「走ること」を、私に課せられた重大な使命、一人の人間を大きく変えうる尊い行いであり、誰にも頼ることはできず、失敗が許されないミッション。そんな風に捉えて走ってみました。

本当は辛い、痛い、苦しい。今すぐにでも叫びをあげて、歩みを止めたい。それでも、私は為さねばならないのだ。一人の人間の運命がかかっているのだ。

妄想の力はすごいものです。走っていながら、胸が少し締め付けられ、目頭が少し熱くなりながらも、力がグッと湧いてきます。国道で走る無数の車が、勢いよく私を追い抜いていく。これまた私を置いてけぼりにし、孤高な感じを演出してくれて、気分が最高潮にまで達しました。そんな私とは別の世界にいる車を横目にしながら、私は自分のペースを堅守し、今日も力強く走りきることができました。

頭の中でどんなことを考えても、今のところではありますが、誰にも迷惑をかけることもありませんし、ましてや犯罪にもなりません。自由自在な想像で、時にはダークヒーローになってみたりして、自分の底力を何とか引き出している、32歳のおっさんでした。

「Abyss」は、まるでダークヒーローになった気分にさせてくれ、底力を引き出してくれる、私にとって大切な一曲です。


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