本当の正しさとは?
日々寒さが身体に堪えますね。
それでも、少しずつ日が長くなってきています。
二十四節気、20日は「大寒」でした。
大寒(だいかん)1月20日〜2月3日頃
字のごとく、一年で最も寒さが厳しい時季です。
昔から日本ではこの寒気を利用して、様々な食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌等)を仕込みます。
一方で「三寒四温」という言葉のように、厳しい寒さが3日続くと、その後の4日は暖かくなることも。寒い中にも少しだけ春の気配を感じられます。
この時期の花は、梅や椿。
旬の食べ物は、菜の花や百合根です。
こんにちは、大野です。
最近、人材育成に纏わる中長期的なサポートのご相談やご依頼を受けることが多くなりました。
目まぐるしく状況が変化する時代だからこそしっかり人材を育てたいと、本格的に取り組む企業様が増えてきていると感じます。
人材育成は、腰を据えて長期的な視点で取り組む必要があると私も考えます。
人材育成に関するご相談等ございましたら、どんなことでも構いません。
いつでもご相談ください。
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本当の正しさとは?
私たちが日常遣っている「言葉」。
自分の発信する言葉を意識するようになったのは、やはり帝国ホテルのフロント時代での経験があったからこそです。
帝国ホテルの一員として相応しい接客をしなければと、新人として意気込んではいたものの、そんなすぐにうまくいくはずもなく・・・。
沢山失敗して、いろいろな方にご迷惑をおかけしながら、今の私があります。
今回は、そんな失敗から学んだ「言葉の選び方」についてふれてみます。
ある日夜勤中にカウンターで立っていると、ほろ酔いの男性のお客さまから声をかけられました。
「トイレってどこ?」
私はすかさず
「化粧室でございますね。あちらの階段を上がって進んだ右手にございます」
と笑顔でご案内しました。
ところが、お客さまはとても不快な顔をされて、カウンターを離れて行かれました。
この時はなぜお客さまが不快な顔をされたのか分からなかったのですが、あとで気づきました。
丁寧にお伝えすることを優先してしまい、お客様がおっしゃった単語を言い換え、「お客様の表現が間違っている」と思わせてしまっていたのです。
そんなつもりはなかったのですが、この場合は聞こえていれば復唱する必要もなく、わざわざ言い換える必要もなかったのです。
目の前の階段を指しながら「階段を上がって右手にございます」と速やかに答えれば十分でした。
こうした経験をふまえて、相手に合わせた応対をより心がけるようになり、そして相手が使っている言葉や表現を取り入れる工夫ができるようになりました。
その時の状況、相手によって、適切な表現は異なります。
自分が言いたいことではなく、相手が知りたいことを受け取りやすく伝える。
その実践を今でも心がけています。
今日の問い
・相手が受けとりやすい表現を遣っていますか??
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
笑顔と感謝で溢れた毎日を!
大野加奈